秋になるとスーパーやコンビニには
続々と「和栗」を使ったお菓子が並びます
モンブラン
プリン
ケーキ
ラテまで。
パッケージを見れば
「和栗の芳醇な香り」
「贅沢な秋の味覚」といったキャッチコピーが並び
ついつい手を伸ばしてしまいます
私もそのひとり。
先日「和栗使用」と大きく書かれたスイーツを見つけて
ワクワクしながら原材料表示をチェックしたところ
思わず目を疑いました。
「和栗ペースト(和栗1.4%使用)」
……え、1.4%!?
栗のイラストパッケージ見たら
100%和栗の雰囲気してるのに!?
和栗1.4%で“栗の味”がする理由
ここには食品業界ならではの“工夫”があります。
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香料の力
食品香料は「匂いの記憶」を再現するプロ。ほんの微量加えるだけで「まるで栗を食べているような気分」にさせてくれます。
特に「モンブラン風味」「焼き栗風味」など、既存の栗の香りを再現した香料が多く存在します。つまり私たちが「栗の味」と思っているものの多くは、実際には“香り”に左右されているのです。 -
砂糖と油脂でリッチに感じさせる
人は甘さやコクを感じると「濃厚」と錯覚します。栗ペーストをほんの少し入れ、砂糖やクリームを組み合わせるだけで「贅沢な栗スイーツ」と錯覚してしまうのです。 -
視覚の効果
パッケージの栗の写真や「和栗」という文字。脳は視覚情報と味覚を結びつけやすく、「これは栗だ」と思い込みながら食べると、本当に“栗らしさ”を強く感じるようになります。心理学的に“プラセボ効果”に近い働きです。
ここで疑問がわきます。
「どうしてもっと栗を入れないの?」
理由はシンプルで、和栗は高価だから。
国産の栗は手間がかかり、輸入物に比べてコストが跳ね上がります。もし本当に和栗をたっぷり使ったスイーツを作ったら、1個あたり数百円どころか数千円になってしまうことも…。
だからメーカーは「和栗をほんの少しだけ加え、あとは香料と砂糖で補う」という方法を取るのです。
消費者は“だまされている”のか?
ここで感じるのは「詐欺じゃない?」という思い。
でも、実際には法律的に問題はありません。
日本の食品表示法では
使っている原料を正しく書けばOK。
たとえ1%しか入っていなくても「和栗使用」と表示できるのです。
ただし、「和栗たっぷり」や「和栗だけで作った」といった誤解を与える表現はアウト。しかし「和栗使用(1.4%)」と正直に書いてあれば合法。つまり、私たちは“ルールの範囲でうまく演出された商品”を食べているわけです。
本物の栗スイーツを食べたいなら
もし「ちゃんと栗の味を楽しみたい」と思うなら、以下の方法がおすすめです。
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原材料表示をチェックする
最初のほうに「栗」と書いてある商品は、栗の割合が多い証拠。逆に砂糖や油脂、香料が先に来ているものは要注意です。 -
和菓子屋や洋菓子店を選ぶ
チェーン店や大量生産品ではなく、地元の和菓子屋さんや洋菓子店のモンブランは、本物の栗をしっかり使っていることが多いです。 -
自分で作る
少し手間ですが、蒸した栗を裏ごししてペーストにすれば、添加物も香料もなしで“本物の栗の味”を楽しめます。
「和栗使用」と聞くと
私たちは“たっぷり和栗”をイメージしてしまいます。
でも実際には、たったの1.4%しか入っていないことも。
それでも美味しいと感じてしまうのは、香料や甘味、そして視覚効果によるもの。つまり私たちの舌は、知らないうちに“うまく騙されている”のです。
でも、「騙された!」と怒るより、
「へぇ~こうやって味って作られてるんだ」と知ることも大切。
知って選べば、秋のスイーツはもっと楽しめるはずです。
今年の秋は、パッケージの裏側にも目を向けてみませんか?
本当に“栗を味わう”一品に出会えるかもしれません。
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