ほどける仏教
當麻曼荼羅の絵解きの感想です。
どんなお話なのか、
素人の私が説明するとなんかたぶん違うことになっちゃうと思うので、
ざっくりと説明させてもらうと、
頻婆娑羅王とイダイケはなかなか子どもができなくて、いつ授かれるのか占い師にたずねる。
占い師は「山で修行してるお坊さんが生まれかわってあなた達の子になります」と。
山で修行してる坊さんが死んで転生するまで待てなかった2人は坊さんを殺してしまう。
するとすぐに懐妊。また占い師にみてもらうと
「あ~やっちゃいかんことしたでしょ。この子産まれてきたらあなた達に刃を向けるよ。
「もし殺さないで育てると言うなら城の7階から子ども落としてください。それで死なないのであれば立派な子に育つでしょう」
生まれて7階から落とされ、小指を失うだけで死ななかった子。それが阿闍世。
大きくなった王子阿闍世は、当時教団の後継になろうと画策してた提婆達多から自分の誕生の秘密を聞いて激怒。
父頻婆娑羅王を軟禁、父にこっそり食事を運んだ母イダイケにも逆上。母も軟禁。その後父餓死。
夫を息子に殺され自分も閉じ込められ嘆く母イダイケを釈尊がどう救うか?というようなお話(ざっくりざっくり)
私このお話を聞いてて、父提婆達多と母イダイケは息子にひどいことをされたととにかく嘆いてるんですけど、
なんか全然同情できなくて、むしろ阿闍世の怒りや悲しみに共感してて、
特に母イダイケに対しては、そもそもお前がやらかしたことでお前の子どもがこんなに傷ついてるのに、私だって晴子に申し訳なかったと一生償いの気持ちで過ごさねばと思ってるのにお前はなんだ自分可哀想可哀想って泣きついて、少しは殺した坊さんと呪われた出自を与えたわが子に申し訳ないとは思わんのかと
イダイケが後悔や自責を感じたという描写はありますか?と質問したくらいで(またとんちんかんな質問をしました…)
帰りの電車内でも
ずっとイダイケのことを考えてて
ふと。
いやいやいや、
こりゃ完全なる私じゃないか(°д°)
なんとしても子供が欲しいイダイケに、不妊治療中の自分の姿が見え、
出来たら出来たでその子の品質が気になり、7階から落としてふるいにかけたのは、障害があるかもしれない晴子を受け入れられなかった自分や、その後の妊娠で出生前診断を受けた自分と重なり、
子どもに裏切られたと嘆くイダイケに、子どもを自分の思うように育てたい私がありありと映し出されてるじゃないか。
自分可哀想可哀想と嘆いてる、自分から抜け出せない愚かな母親、私はあの愚かな女と同じだ
そして、
可哀想な息子の心を救いたいというイダイケの愛も嘘じゃない
私が、受け入れられず死なせたくせに晴子を思うこの気持ちも、愚かだけど嘘じゃない。
ああ、一緒だ。この馬鹿な母親は私だなぁ、私なんだー。
そんなふうに電車の中で思った絵解きでした(受け止め方が重いっ)
めっちゃ楽しい話で、笑って引き込まれて、
そしたらちょっと遅れて致命的に尖った刃で気持ちいいくらいぶっ刺してきたww
あんまり自分の核心を突かれるとそりゃ痛いけどむしろ清々しいというか。
あー、コレ私でした…あははー。
みたいな感じ?(謎
んで今度は、私に激似のイダイケがどう救われたか、抑えきれない怒りと悲しみの中で苦しむ阿闍世が、そのあとどう救われるのか、
現時点で完全に悪モンな提婆達多がその後どうなるのか?
俄然興味が湧いてきて、今に至ります。
瓜生さんに7階から落としたってのは提婆達多のでっちあげな可能性大と聞いて、
いやでも確かに、そういう可能性もあるのに阿闍世が提婆達多の言うことをそんなに鵜呑みにしたのはなんでだろう?って不思議に思ったんだけど、
またまた瓜生さんに紹介してもらった本を読んで、なるほどと納得できました。
絵解きは、面白いです。
私は漫画脳なので、たぶんとても合っています!
言語で理解が難しいところが、ストレートに入ってくる。
今後しばらくのテーマは
「イダイケとわたし」で決定です!
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=825982524441778&id=100010901139208

