凄く良かった

 

私には子供がいないし

 

実際にいたら

 

考え方もまた違かったかも知れない

 

ネタバレになってしまうので

 

余り書けないけど

 

多分、私は薫子に近い

 

多分、現実を受け入れらない

 

この世には本当に不思議な

 

説明出来ない事がいっぱいあって

 

夜中に挨拶に来た件を読み

 

あの事を、あの日の夜の事を思い出す

 

うちの父がどうしょもない人だったから

 

父親同様に可愛がってくれた伯父がいました。

 

伯父にも子供がいて、私からすれば従妹

 

2個上で姉妹のようにとても仲が良かった。

 

私が22の時、その伯父と突然の別れ

 

夜中心筋梗塞で、横で寝ていた伯母も気付かず眠るように静かに旅立ってしまった

 

朝、冷たくなっていたんです。

 

変死扱いになり、うーん行政解剖という事でしょうか

 

それで死因が心筋梗塞と。

 

本当に突然、前触れもなく

 

旅立った日

 

私は、その前の日一睡もしていないのに

 

何故か全然眠れず。

 

ちょっとさっぱりしようと洗面所で顔を洗っていました。

 

すると後ろに人の気配を感じ、振り返ると誰もいない

 

それを何度か繰り返したと思います。

 

誰かが立ってる気配を強く感じたんです。

 

なんだろ?と思いましたが、

 

自分の部屋に戻り、うとうとしつつ朝になり。

 

親は仕事に出かけ、学校に行く支度をしていたら電話が。

 

親戚からの電話で

 

「かんちゃんじいちゃん死んじゃったよ」

 

その後の事は余りよく覚えていません

 

ただ、あとで思った事は、きっとお別れの挨拶に来てくれたんじゃないかと。

 

私の事は特別可愛がってくれたので。

 

「ちゃんと腐らず生きれよ」

 

そう言ってくれてたのかも知れない。

 

 

伯父の訃報を受けた後

ぼんやりと遠くの方で親戚の叔母が「お父さんとお母さんに連絡して」と。

 

弟もまだ部屋にいたので弟にその事を伝えました。

 

そして、父と母に連絡

 

当時は携帯もないので会社に連絡し

 

父に伯父が亡くなった事伝えると

 

「嘘だろ?」

 

母の勤め先にも連絡しましたがまだ会社に着いてなく

着いたら大至急連絡欲しい事を伝えました。

 

ほどなくして母から連絡がきて伯父が亡くなった事を伝えると

 

「嘘でしょ」

 

両親の伯父の知らせを受けた最初の言葉は未だ忘れられません。

 

二人とも自宅にとんぼ返りする道中、どんな事を考えていたんだろう

 

あの時はそんな事考えもしなかったけど

 

今この年になり両親が感じた事を考えます。

 

それほど伯父は私たち家族の救世主だったんです。

 

49歳の若さでなくった伯父

 

それからほどなくして従妹は結婚し子供が出来た。

 

あと数年生きていれば孫の顔も見れたのに。

 

あんなにも子供が大好きだった伯父

 

人生は時に残酷

 

 

今、私は49

 

来月50になります。

 

伯父より年を取る

 

心臓に穴が空いていて、当時は短命と言われた命

 

持病も忘れ、多少無理してしまうところもあるけど

 

それでも伯父の亡くなった年齢を超えようとしている。

 

 

あなたがいたから弟が生まれ、今の私があります。

 

あの時入れた手紙に書いたけど

 

いつか逢えたらいい天国で。

 

あの時書き忘れた事

 

あなたに出逢えて幸せでした。

 

本当にありがとう