一言で言うなら作者のネタ帳だろう。
後書きで作者自身、人物選は好みによると明言している。
小説的書き方をされていないので、
漢詩で人物の人となりを表現したりしているが、
口語訳がついていないものもあるので難しい。
最初は自分なりに訳そうと努力したが、
直ぐに放棄。
雰囲気で読む。
どんな人物なのかは解説を読む方が分かりやすい。
作者がその人物の何に注目して選んだのか、
端的に分かる人物紹介で、
素晴らしい文章力だと思う。
この本自体はネタ帳でも、
作者がその人物の何に魅力を感じたのか明確なので、
それが別の長編小説になって読めるのはとても幸せだと思う。
私は、宰相の立場の人に惹かれるのが分かった。
確かにジャンプ系漫画でも
好きになるのは主人公の親友ポジションのキャラばかり。
張良、耶律楚材、フウトウ、鄭和。
この人達の物語が読みたい。
耶律楚材はあったかな。
本棚掘り返したら出てくるかも。
20160802 読了