ブラジル蝶の謎 | 感想文

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作家アリスシリーズ短編集。

表題「ブラジル蝶の謎」は、
探偵火村の推理によって
追い詰められたことに対して、
犯人が「警察でも無いのに、犯罪者駆り立てて喜ぶなんて化け物だと知り合いが言ってた!」と火村を非難するのがラストシーン。
それは何か火村のトラウマを刺激したようだが、
私に言わせると、ただの逆ギレ。
探偵は事実を明らかにしただけで、
追い詰められたくなかったら
罪をおかさなければいいだけの話。

そんなに火村に落ち込まないで欲しい。

探偵のキャラクター背景に
単純な正義感でないものがあるのが
このシリーズの魅力だと思うけど、
ここでトラウマ刺激されて欲しくなかった。

収録されている他の短編は
なんとなくホラー臭を感じた。

特に「鍵」のオチは薄ら寒い。

アリスの人間的暖かさにいつもは緩和される人の悪意があんまり緩和されなかった。

ドラマ版窪田アリスはもっと天真爛漫な印象があるので、
どう演じるのか見てみたい。
ドラマで「鍵」やって欲しい。

20160722 読了