不倫温泉ヒトリタビ | Chieko・愛の無料恋愛相談室

不倫温泉ヒトリタビ



訳あって千枝子、ひとりで青梅の旅館に来ています。
千枝子だってもうオトナだもの、物思いにふけって一人旅なんかしちゃったりするのよ…
しかもここ、お部屋はすべてはなれになっていて、景色は抜群。下を流れる多摩川のせせらぎも心地良い。
なんかあれだね、不倫旅行にぴったりって感じ。
秋の青梅いとをかし…

そんなしっとりした気分で温泉につかっていた昨日、おもいがけないところでバトルが発生!!
あたしの後から大浴場に入って来たおばさん、その名はみどり。
だいぶ遅い時間帯だったから、千代子てっきりこの旅館の従業員かと思ったわよ。
そんな中、私に話し掛けてくる彼女。
「ここはどんなお湯なんですか?」
おぃおぃ、あんたも私を従業員と思ってたのかぃ!
しかもこんなピチピチプチプチのうら若き乙女を!!
ムカつきながらも
「さぁ…私泊まってるだけなので」
と答えるとみどり、すかさず質問をなげかけてくる。
「どちらからおいでですか?」
「銀座です」←正確には千代子の住まいは銀座じゃなくてその近所なんだけどね、なんか見栄をはっちゃった(-.-;)
「あらぁ、銀座!すごいわね!住むとこあるの?」
「ありますよ、たくさん。みどりさんお住まいは?」
と聞こうとして最後まで喋らないうち、お住ま…まで言ったところで
「ラス・ベガスです」
なにぃ?!
千枝子が見栄をはった銀座よりもなんだかスゴイ響きじゃないか!!
「へぇーカッコイイなぁ」
なんてテキトーに言ってる自分が悔しい千枝子を無視してみどりは喋る。
「久しぶりに日本に帰って電車に乗ったらスイカなんてできちゃってびっくりしましたわぁ」
「そーですねぇ、でも私もあんまり電車乗らないのでスイカとかよくわからないです。」←事実。千枝子はいまだにスイカの実態をよく知らない。バカでごめん。
「移動はどうなさってるの?」
「もっぱらタクシーですよ」
「あらぁ、千代子さんリッチねぇ!お仕事は何を?」
デタ━━━━(´Д`)━━━━ッ!!
千枝子が一番困る質問。
まぁいいや、ここは正直にいこう。
「タレントだけど全然売れないから銀座でホステスやってます」
と、くびれたウェストを何気なくお湯から出すという小芝居つきで千枝子カミングアウト。
心の中で、この裸体を見やがれ!と叫ぶ。
そしたらみどりさん
「あら奇遇ね!私も昔モデルだったのよ」
うっそぉー?
と思いながらみどりのカラダに目を向けると、そこには垂れた爆乳がドロンとぶら下がっているではあーりませんかぁ!!
すげー。
モデルの話、あながち嘘じゃないかもな…
ここらで二人、ほぼ汗だく(笑)
「ぁ、上がりましょうか(汗)」
というみどりの発言でやっと湯舟から出る事に。
脱衣所でもみどりは何か喋りたそうだったが、おねむの千代子は瞬速で浴衣を着る。
「千枝子さん、明日の朝食でお会いできるかしらね?話してると楽しいわ」
と挑戦状をたたきつけられる。
「ええ、楽しみにしてます」
受けて立つわよ!

そして今朝、朝日に照らされ、川のせせらぎを聞きながらここちよく目覚めた千枝子。
さぁー、朝食!みどりちゃんに会うかぁ♪
って!!!!!
とっくに時間過ぎてるじゃん!
朝食は8時からお座敷よね?今は何時よ?
10時じゃん!!!!!
これは…
千枝子まさかの不戦敗?
ゥワァァァン(泣)
せめてみどりのアドレス聞いとけば良かった!!
なにげに彼女に心奪われてるあたし…
しばらく方針状態。
それから、美しい山あいを背に銀座の近所に帰る敗者千枝子…
この一人旅、景色、人共に深い緑に圧倒された。
いつかまたどこかで会いたいわ…
人との出会い、無駄な事なんか一つもないわね…
今更ながら再確認!