今年の三月の初め、認知症の母からの電話

私の家電話は、ほとんどとりません。

丁度、娘が起きていました。

「ちえーちえー」と声がするので、娘が受話器を

とり、私の部屋に持ってきてくれ、

「ばあーちゃんじゃない?」と言われました。

「もしもし、母さん?ちえだよ!どうした?」

「お姉ちゃんの手が変なの!」

「え?どういうこと?」

「太ってて、隠してるの」

何が何だかさっぱりわからず、そしたら、むこうで

お姉ちゃんの声がする

「いいから、迷惑だから」

お姉ちゃんが大変になっている事を、察した。

受話器をおき、実家に行ってみる事に、しました。

実家に着くと、「お姉ちゃんどしたの?」と言いつつ

手を見ると、グローブの様なお姉ちゃんを見て

ビックリしました

「何で、こんななの?」

「おっぱいが・・・息も苦しいの・・・」

「え?どういう事?」

「仕事で、電車で通うのに、ラッシュの時、皆の足のスピードに、ついていけないの・・・」

確かに、お姉ちゃんの呼吸がくるしそうだ。

「おっぱい見せてみ?」

「うん・・・」

何これ?思わず言葉を、失った・・・

お姉ちゃんの右のおっぱいが無い・・・

腐っていた・・

ブラジャーの中にナプキンを入れて、押えているが

緑色と血の色で、ナプキンは、ぐっちょりだ

「どうしちゃったの?」

思い出した。ずっと前に、お姉ちゃんが「胸にしこりがあるんだよ」

って、言われた事がある。

「乳癌検査しなよ」私の軽い気持ち

私は、40歳をすぎて、2年に1回、マンモスと

子宮頸がん検診をしている。異常無し

「一年間で、こんなになっちゃった・・・」

私は、乳癌を甘くみていた。おっぱいが腐るなんて、

考えもしなかったからだ。

仕事中も袖を伸ばして、会社の方に隠し

パソコンなど、していたようだ。

勿論実家に、残っている三男の弟も、知らなかった。

頭が、パニックになり、整理出来ない

認知症になった母も押し付けて、私は娘と、適当に

生きてきた。

家に、帰り何をすればいいのか、考える