今日は、出張の合間にほんの少しだけ特別な時間を味わえた日だった。![]()
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電車がゆっくりと停まり、ドアが開いた瞬間、ふわっと入り込んできた潮風。
その空気を吸い込んだだけで、「ああ、ここはただの通過点じゃないんだな」って。
島原鉄道の大三東駅。日本一海に近い駅だともちろん知ってはいたけれど、
実際にその風景を目にすると、写真や言葉だけでは伝わらないものが確かにあるよね~。![]()
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ホームはとてもシンプルで、飾り気のない佇まいなのに、なぜか強く印象に残る。
古びたベンチや小さな待合スペース、壁に貼られた掲示物。
そのどれもが「ここで流れてきた時間」を静かに語っているようだった。
誰もいないのに、誰かの気配が残っているような、不思議な安心感がある。![]()
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そして何より、海の近さ。こんなにも線路と海が近い場所があるんだと、改めて驚いた。![]()
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潮が引いた砂浜が広がっていて、その向こうには穏やかな海。![]()
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波の音が聞こえてきそうで、というか、実際にほんのかすかに耳に届いていた気がする。
電車の中にいるはずなのに、もう半分くらい外の世界に引き込まれていた。![]()
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黄色いハンカチがずらりと並んで風に揺れている光景も、やっぱり印象的だった。![]()
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幸せ祈願のスポットとして有名だけれど、あの数のハンカチが一斉に揺れる様子は、想像以上に心に響く。
ひとつひとつに、誰かの願いが込められていると思うと、ただの布切れじゃなくて、
小さな祈りの集合体みたいに見えてくる。
風に乗って、その願いがどこか遠くまで運ばれていくような気がした。![]()
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ああ、ドリンクのCMで見たことあるな、なんてことも思い出した。おいしかったね~。![]()
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画面越しに見ていたあの風景が、今こうして目の前にあるのが少し不思議で、でも妙にしっくりくる。
きっとあのCMも、この場所の「何もないのに満たされる感じ」を伝えたかったんだろうな。
本当はここで降りて、あのベンチに座って、もう少しゆっくり過ごしてみたかった。
でも現実は出張の途中。![]()
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時間は限られていて、電車はすぐにまた動き出してしまう。![]()
発車の合図とともに、少しだけ名残惜しい気持ちが胸に広がった。![]()
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それでも、ほんの数分でもこの景色に触れられたことが、今日の大きな救いだった気がする。
忙しさの中で、
こういう「立ち止まれないけど、心だけは立ち止まる瞬間」って、すごく大事だなと思う。
次にここを通るときは、ちゃんと時間を作って降りてみたい。
そしてあの黄色いハンカチのひとつに、自分のささやかな願いも結びつけた~い。![]()
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そんなことを思いながら、遠ざかっていくホームと海を、しばらくぼんやりと見つめていたのでした。
そうするうちに、島原に到着。島原城をみながら。
さて、がんばらんば~。



