今日もありがとうございます。
千恵です。
先日24日に47歳を迎えまして
そして
85歳の義父を送りました。
話したいことは沢山ありますが（笑）
4月の頭からいろいろと経験させてもらっている中で
片がついた話や
シェア出来るなぁと思える話をいくつか綴れたらと思っています。
義父が倒れてから
有難いことに沢山のことを勉強する機会に恵まれました。
昭和14年生まれ、85歳。
勿論、後期高齢者、です。
ただ、義父は自営業者で倒れる前日まで現場で仕事をしており
令和4年度はそこそこの収入で確定申告をしている様子で
（お金に無頓着な職人の義父と、数字の勉強などしたことのない義母が経理の家族経営）
令和6年は
後期高齢者医療保険は
《現役並み所得者Ⅱ》というところに位置し
医療費は3割負担
後期高齢者保険料は
なんと驚きの
毎月81,500円を納める枠におりました。
宮沢りえも私も
ぶっとびー！！！！ですよ。苦笑。
去年まだ元氣な頃
「今年は仕事がない、仕事がない」
とぼやいておりましたが
『そらそうよね、85歳の職人に誰が順位高く仕事振ると思うよ』
と冷静に観ていた私。
令和5年はほぼ無職な状態で令和4年のお金で生きていた様子。
きっと紙の上ではすごく儲けて、すごく余っているようになっていたでしょうが
おそらく現実はそうでもなかったんだと思われます。
そこにきての4月の肝臓がんの発覚、入院。
蓋を開けると
（勿論、それまでは所帯が違うのでどんなふうに生活がまわっていたか、なんて知る由もなく）
医療保険も冬から滞納しておりましたし
あらゆる箇所が既に滞っておりました。
そんな生活の中での
癌発覚と治療・入院。
《現役並み所得者Ⅱ》の医療費の自己負担限度額は
下限が月額167,400円、ということが確認頂けるでしょうか？？
極端に端折って単純に言うと
そもそももう167,400円払う力がない義父は
お金がないのでガンの治療など出来ない、という現実、でした。
もっと言えば、ただただ入院すら出来ない、そんな経済状態。
ただ確定申告上、それくらい払える人でしょ？？
という風になっていた、ということ。
自己責任です。
情報や勉強って本当に大切だなぁって思うわけです。
せっかく85まで一生懸命働いてきたのに
なんでこんなことになってんだろう、って。
ただ現実だったので
（これもいろいろな事情があった上でこれ以上、子供たちは援助できない中）
家族で相談した結果、よし、お義父さんは治療をしない方向で。
と相談して、それを主治医の先生に報告しました。
すると
「いやいや、高額医療費制度があるじゃない」
（普通の人はそれに助けられるはずなんです）
と先生。
「それすら払えない状態なんですよ」
とは我々。
と、先生が
「ちょっと待ってよ。あまり事例はないけど何かいい制度があったはず」
と早速に病院の事務さん電話をしてくれました。
「カクカクシカジカで相談にのってあげて」。
人が人ならここで終わりだと思うんだけど
本当にいいお医者さんとの出会いで
義父は
【無料低額診療事業】
という制度で協議してもらうことになりました。
島根県でこの
【無料低額診療事業】
を実施している医療機関は以下の通りです。
協議会にのせるまで
それなりに家族は言われたものを提出したりということや
数回のヒアリングはありますが
（なぜか三男の嫁の私が諸々の手続きをするわけですが。笑）
手続きは病院の事務の方（この度は相談室という場所の職員さん）が一生懸命してくださいました。
これは
その制度を知り
申請します！！と手を挙げた日から一旦支払いを保留に出来るようです。
（ちなみに今回はそれが可能でした）
なので
義父は倒れてすぐの手術、治療、入院の20万程度の入院治療費は
この制度を知る前でしたので支払いましたが
それ以降の
（まずは一旦退院しましたので）
通院の治療費、お薬代は保留、
そして協議会を通り
10割減免枠を頂いてからは有難いことに
その保留分も含め5月末から6月24日までの入院での治療費を無料にして頂きました。
（おむつや食事代、シーツ代などかかるお金もありますのでそれには支払い義務が生じます）
やっぱり情報って大切で
そして
正直に相手側に話してみる、というのも本当に大切。
お金がないんですわ
と話してみなければ
この制度を知ることもなく
きっと義母などは
『お金がなかったからお父さんに満足な治療をしてあげれなかった』
という氣持ちと一緒に生きていかなければなかなかったかと思えば
遺される方にも大変意味深い制度だと感じています。
もはや末期の肝臓がん、ということを聞いているわけですから
私は最初から
生きていく方、遺される方が
いかにその後後悔薄く生きていけるか、にシフトして義父の命を見ていたように思います。
これは有難いかな、既に実父を送っているという経験と
外側からとにかく離れてモノゴトを観てみる、というここ数年のトレーニングの賜物だと思っています。
そもそもなんでそんな確定申告なぁぁぁあんん！！！！！
と叫びたいところですが
まぁそれもいかに情報そのものや勉強する機会がなかったか、なんでしょうね。
本当に素晴らしいお医者さん、看護師さん、そして事務方の皆さんに恵まれた
２ヶ月でした。
同世代の読者さんも多くいてくれるので
少しでも何かお役に立てる情報であれば嬉しいな、と思っています。
そしてこの制度だけに限らず
私は義父が倒れてから多くの機関（市役所であったり、社会保障協会であったり、法テラス、JAなど）
を渡り歩き、情報をとにかく集めた私。
きっと困っていることは
『困ってるんですけどーーーー！！！おーーしえてくださーーーーーい！！』
と叫んでみたらいいんだと思います。
次回は葬儀について綴れれば、と思っています。
この春はそんなこんなでバタバタでなかなか仕事に集中できませんでしたが
さぁ、働くぞ！！！！！！笑
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②思考が現実化する、の意味
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どこかお稽古事と似ています。
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ゆっくり時間をかけて行ったり来たりしながら
肚に落としていき
実践し、癖を書き換えていく。
ひとりではなかなか出来ないことをどうぞ一緒に歩んで参りましょう。
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大橋千恵
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