経済学者ではない自分が言うのも何だが、
最近、日本経済の将来にかなりの不安を感じている。
特に、黒田日銀総裁の第2弾金融緩和により
急激な円安と株価上昇が起こったことだ。
株価は本来、少し先の実態経済を反映して上がっていくものだが、
金融
政策による大幅上昇はバブルとしかいいようがない。
特にこの2年間の大幅な円高で空洞化してしまった日本産業に、
今さら円安になっても効果がない。
むし
ろ、原料コストアップでマイナスの面が多いとの指摘が優勢のようだ。
ここに来て、消費税アップの先送りの可能性が言われるようになったが、
そもそも消費税の上げ方に問題がある。
まず、5%から8%に上げるのは急激すぎる。
このインパクトは、8から10に上げるより大きい。
単純に60%アップさせたからだ。
アメリカでは、消費税は州政府に決定権がある。
1年留学したオレゴンには消費税がなかった。
その後、6年住んだカリフォルニアでは、
これも地域ごとに少
しずつ違うのだが、大体7~8%ぐらいだったと思う。
大体というのは、記憶力が悪いせいもあるが、
財政難と大地震などの災害などで、
1年に0.25%ず
つぐらい上がるのが当たり前になっていたからだ。
こう書くと、毎年大変と思われるかもしれないが、
消費税は小売価格表示に含まない制度と上げ幅が小さいの
で、
大きな混乱はなかった。
日本の問題は、消費税込みと別の表記を両方認めていることに問題がある。
これは、消費社会全体にとって非常にマイナスだ。
小
売店でも、内税と外税で売れ行きの差が4月の増税以来、顕著に出ている。
サプライヤーの当社も両方に対応する為に、
いろいろ知恵を働かせなくてはならな
い。
来週あたりに、消費税を上げるかどうかの判断が出てくる。
上げないと決まった場合、日銀と政府との経済政策に一貫性がないことになり、ますます心配になってくる。
とにかく、政府が最良の政策を進めてくれることを祈っている。