『ようやく父がどういうものをつくっているのか』それがわかった。





板前をやめて、
福井での就職活動をしていたとき
父であり、
マルカワ味噌の社長に
『忙しくなってきたから手伝って』の
一言でマルカワ味噌に関わることになる。



子供の頃は、有機の味噌をつくっているけれど、商売うまくいってないなくらいしか知らなかった。




しかし、一緒に働いていると
『父がどういうものを作っているのか』がようやくわかるようになり、
衝撃をうけ、

〜こんなにいいものを、
世の中に広めていきたい。〜と
思うようになった。河崎紘徳常務

常務のお話に、
胸が熱くなりました。








〜誰もやってないことをやりつづけてきた社長のオモイあってこそ〜

母乳に残留農薬が入っている、
一般の女性が食べているものに
残留農薬が入っていることを知る。

『食』とは、
人に良いと書いて、食べるとなるのに

残留農薬があるものが
はたして食べ物なのかと、
疑問を持ち、食品って何?と。

お客様の血となり肉となり
お客様のカラダをつくる
生命産業じゃないのかと、

食べ物って何なんだと
考えるようになった社長。

味噌をつくるようになり
会長(社長の父)
『無農薬の味噌を作りたい』
と伝えると、

『誰も買わない』と反対される。

一旦やめて味噌作りを続けていると
『つくりたいものと違う』思いから、

会長に再び
『つくりたい』と伝える。

まだ言ってるのか?!
と言われるも、
好きにやってみと言われ、はじめる。

それは
1992年、紘徳常務が6歳の頃。

有機の味噌を作ればつくるほど
売れない。
会社がやせほそっていくのを
感じて、みていた。

有機といえども
社長が納得するものがなかったので
農業部もつくり、二足のワラジでやっていたが、八年間赤字。

農業部は一旦やめることになるが
2000年になるとプロの農家さんが出てきて、任せるようになる。

2010年、
有機のお味噌、自然栽培のお味噌となり

マルカワ味噌は、
1992年から有機のお味噌を作り続け、
お客様の健康に貢献したいという、
すべてにこだわりをもっている。

とお話しくださいました。







2月24日は、
106年の歴史のある
マルカワ味噌さんの厳選素材手作り味噌教室でした。





常務のすべてから
『味噌愛』が溢れてくる理由は、
会長から脈々と培われてきたもの。




学んだ、習った、調べた、知った
という
そんなレベルではないことは
生きている姿から溢れてきていました。 






社長のあの頑固さ、こだわり
あるから、このようなお味噌が作れるんだと人から聞いたことがあり、



頑固さ、こだわりの向こう側には
『人として何が大切なのか』
『人は何を食べる生き物なのか』
『人として、自分は何をつくるのか』
という根本があり、

そこから産み出されてきたものは

ヒトが安心して食べられるもの
ヒトが人として喜ぶもの
ヒトが人として生きる力となるもの

だから、美味しい。
だから、喜ばれる。

イノチは、いのちが喜ぶものを
知っている。
ふれて、食べて、カラダが反応します。








ピタゴラスイーツ作り手山崎友紀の前職は動物性を扱う普通のパテェシェでした。




卵、白砂糖、乳製品を使ったケーキを
ホールで食べるのは、
ご飯の代わりで当たり前、

生クリームは、飲み物くらいの
生活だったそうです。
読んでくださっているその瞬間に
気持ち悪くなりますね、笑。



その当時は、
体調も悪く
疲れやすい、起きれない、
シュガーハイで気持ちも上がったり下がったりしていたそうです。   






そんな普通のケーキを作りながら、
自分はこれを大切な人に
『食べてね』と出せるのかと
自分に聞いた時、
出せないなと答えがでたそうです。



大切な家族に、人に、お客様に
安心して
『これどうぞ』と食べてもらいたい
という気持ちから、
100%植物性のお菓子に切り替えました






先生もいない。お菓子の学校にも行ってない中での試行錯誤の試作。

マルカワ味噌様にも
誰も知らないけれど、
根を練られる時期が
あったように、、、。

そんな時期がありました。






作らせてもらっているものが
どうぞ召し上がってくださいと
謙虚な気持ちで差し出せるか

だけれども
自信をもって
とうぞ召し上がってくださいと
差し出せるか

自分に嘘をついていないか。

そこに正直に
こだわりつづけてきたからこそ
今の
ピタゴラスイーツがあるのだと思います。

一般受けするもの、
映えするものが、一時的に人気になり
儲かるのか、どうなのかに
なりつつあるこのご時世。

〜やはり本物しかのこらないな〜

イノチに響くものこそ、
ヒトが手にとりたくなるもの。

だとかんじました。








マルカワ味噌社長の
自分が感じていることへの
『素直なこだわりと頑固さ』が
この素晴らしいお味噌をつくりだして
くださいました。

【本物はつたわっていく】
【本物しかのこらない】

イノチが喜ぶものは、
いのちがイノチに伝えていくのだなと。





マルカワ味噌さまの歴史に触れさせていただく機会をえたことで、
これまで、
やってきたことの確認ができ、
やっていく確信となり、
天につながる根幹が祝福されているようでした。





常務の
『こんないいもの、
世の中にひろめていきたい。』という
純粋なオモイは、
お味噌を作ってくれる麹菌さんにも
届き、響き渡させていくことでしょう。





ご参加していただいた皆さま
10月ごろのお味噌楽しみですね。

マルカワ味噌紘徳常務
安全運転でお越しくださり、
お味噌教室開催していただき
ありがとうございました。
また来年よろしくお願いします!