別荘で過ごした6日間のオフも終わると・・・日本語のレッスンも始まって曲作りとで僕はどんどん忙しくなっていったんだ・・・
それでもどんなに遅く帰って来ても・・・彼女が部屋を暖めて・・・温かいご飯を作って待っててくれると思うとそれだけで仕事にも集中出来たんだ・・・
月日が流れるのは早いものであっという間に誕生日を過ぎ2月なり撮影も始まると地方ロケで数日東京を離れる事もあったけど・・・連続ドラマじゃない事だけが救いで短期の撮影だったおかげで・・・あっという間に撮影は終了したんだ・・・
撮影が終了すると春から始まるツアーの準備に追われてレコーディングと・・・ダンスの練習と・・・身体もクタクタになってた・・・
どんどん痩せていく僕を心配して・・・彼女は前以上にご飯を作って待っててくれたんだ・・・
「今日もいっぱい作ったね」
「だって・・・痩せすぎよ・・・」
「ツアー前後はいつもこうだよ?」
「だけど・・・ちゃんと食べて?」
「食べてるんだけどね?それ以上に動くから痩せていくんだよ」
「でも・・・」
「でも心配?」
「うん・・・心配」
あまりにも心配そうな彼女の顔を笑顔にしたくて・・・どうすれば笑ってくれる?・・・どうすれば良いかなぁ?・・・
「でも見て?」
「うん?」
「身体は締まってきたでしょ?」
「わぁっ・・・凄いかも・・・」
「でしょ?(笑)痩せたというより・・・締まったんだよ?」
「・・・うん・・・」
「体重はそんなに減ってないから大丈夫だよ?」
「ほんと?」
「うん。食欲もあるし。大丈夫だから!食べよっか?」
「うん・・・いっぱい作ったから(笑)」
「あっは(笑)ほんとだね」
そう・・・そうやって笑っててよ・・・じゃなきゃ僕も笑えないじゃん・・・
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「電話だ・・・」
「うん」
「もしもし・・・はい・・・はい・・・分かりました・・・明日・・・はい・・・9時ですね・・はい・・・分かりました」
「明日も早いね?」
「そうだね・・・早く食べて寝ないと」
「うん」
ご飯を食べ終え眠りに就いた時間は既に3時を過ぎていて・・・目が覚めると彼女が朝食を作ろうとしてたんだけど・・・さすがにお腹が減っていなくてシャワーを浴びてそのまま家を出て事務所に向かったんだ・・・
車を運転しながら考えていた・・・昨日のマネージャーからの電話・・・その声がどうしても耳から離れなかったんだ・・・彼女に心配をかけたくなくて・・・何でもない振りしてたけど・・・きっと良くない事が起りそうな胸騒ぎがするのが気の所為であれば良いんだけど・・・
続く・・・





