彼の腕の中で・・・久しぶりのこの感じを味わうように・・・一人じゃないこの感じ・・・愛されてるって幸せな事なんだね・・・すっかり忘れてたよ・・・だから余計に恥ずかしい・・・
彼が身体を起こして
「ちょっと待ってて」
ベッドから何も見に着けず部屋を出て行く後ろ姿を見ながら・・・逞しく引き締まった身体・・・背中と腰に刻まれたタトゥーが白肌に映えて・・・見てるだけでゾクゾクしちゃうよ・・・
少ししたら彼が戻って来て・・・さすがに正面をまじまじと見れる訳も無く・・・シーツで顔を覆うと
「どうした?」
「・・・ううん・・・何でもない」
彼が横に寝転んで腕を回してくるから彼の胸に抱きつくようになると恥ずかしさでまた顔が熱くなってくる・・・顔に触れる彼の肌の冷たさが心地よかった・・・
彼は何も言わず私の髪を撫でてるだけで・・・不思議に思って下から見上げると私を見てて・・・
「・・・」
視線が痛い・・・どうしてそんなに見るの?・・・そう聞きたかったけど・・・それも言えないような・・・なんか自分がライオンに睨まれてるインパラみたいに思えて・・・可笑しくなってきて・・・
「ふふっ(笑)」
「ん?何?」
「ううん・・・」
「何?何かした?」
「ううん・・・ちょっとね(笑)」
訳を言うと彼は一気に笑顔になって・・・
「あっは~(笑)・・・獲物を見る目って事でしょ?」
「獲物・・・そうだね(笑)」
「そうかもね・・・ふっ(笑)・・・そろそろ行こうか」
「え・・・どこに?」
「・・・」
彼は何も言わずベッドから降りて私を抱き上げた・・・
「きゃっ・・・何?」
恥ずかしさで身体を隠すように・・・彼に抱きつくと耳元で囁く少し擦れた声が鼓膜を刺激してドキドキする・・・
「お風呂」
そう言って彼はお風呂のドアを開けそのままバスタブに入ってお湯の中でやっと解放される・・・お風呂場は明るくて恥ずかしさと眩しさで目を閉じると・・・
「目開けて?」
「・・・」
ゆっくり目を開けると笑顔の彼が飛び込んでくる・・・
「恥ずかしい?」
「うん・・・眩しい」
「そっか・・・」
微笑む彼が眩しい・・・そして目に飛び込んでくるのは胸元の文字・・・自然と指で文字を撫でると・・・
「・・・七海・・・エッチ(笑)」
「・・・」
慌てて手を引こうとすると彼が腕を握って話してくれない・・・彼の胸や背中腰に彫られてる文字・・・きっと彼の想いが詰まってるんだよね・・・身体に刻む強い信念が彼にあるのだろう・・・そう感じた・・・
続く・・・







