服に手をかけた手を止めるように
「自分で・・・」
「見ないから大丈夫だよ」
優しく微笑む彼は新しいパジャマに手を伸ばして私の後ろに回り込んで服を脱がせて身体を拭いてパジャマを着せてくれた・・・恥ずかしいのに身体中の節々が痛くてどうにも出来ずに朦朧とする頭では何も考えられなかった・・・
またそのまま横になり深い眠りに就いて・・・次に目が覚めた時はどれくらい時間がたったのかも分からなかった・・・
目が覚めた時には彼がベッドに頭を乗せてそのまま寝てしまったようで毛布をそっと彼にかけた・・・起こしてしまったようで頭が起き上がって目が合うと彼はすぐに飛び起きて
「ごめん寝ちゃって・・・どう?」
そう言いながらおでこに手を当てて自分のおでこと比べて難しい顔をして結局体温計で熱を測ると37.5℃まで下がってて
「もう少しだね?」
「ごめんなさい・・・迷惑かけて」
「気にしないで?何かお腹に入れないとね(笑)おかゆ作ってくるね?ちゃんと寝ててよ?」
「あ・・・トイレ借りても」
「気付かずにごめん・・・こっち」
案内してもらってトイレを済ませてまたベッドに寝かされてキッチンへ向かう彼の背中を見て・・・さっきのは何だったんだろう・・・夢なんだけど・・・引っ張ったあの腕は貴方なの?・・・あの温もりは貴方?・・・そんな事を考えながらぼーっとしてると
「お待たせ~」
何故か嬉しそうにおかゆを運ぶ彼に起こされてベッドにもたれて作ってくれたおかゆを笑顔で口に運んで息を吹きかけて冷ますと
「あ~ん」
「・・・」
凄い笑顔で嬉しそうにあ~んって言う彼が可愛くて可笑しくて思わず笑っちゃって・・
「ふふっ(笑)」
「え?なんで笑うの?」
「・・・嬉しそうだから・・・」
「そう?はい・・あ~ん」
彼につられて一緒に口を開くと暖かいおかゆが口の中に拡がり・・・そう言えば暖かいご飯を食べたのはこの前ここで一緒に食べた時だったなぁ・・・
おかゆを半分食べ薬を飲むとまた寝かされた・・・
「もう大丈夫だと・・・」
「ダメ!ぶり返したらどうするつもり?」
「・・・でも・・・」
「あんな寒い部屋に寝てたら七海さんじゃなくたって風邪ひくよ!ちゃんと治るまでここから帰さないから」
「・・・」
トレーを持ったまま強く言い放つ彼が逞しく思えて何も言わずそのまま甘える事にしたんだ・・・
続く・・・







