それから僕らは2週間ほど韓国に戻って活動していた・・・僕の頭の中はどんどん笑美さんの事で頭の中がいっぱいになっていった・・・
過去にとらわれて「好きだ」たったこの言葉が言えないなんて・・・僕ってこんなに憶病だったっけ・・・いつからこんなんになってしまったんだろう・・・
鞄の中にあるサインしたアルバムを手に持ってはため息が出る・・・これを渡せる時が来るのだろうか・・・
「はぁ・・・」
アルバムを鞄に戻すと
「最近ため息ばっかりだね?なんかあった?」
「・・・」
「恋の悩み?相談乗るけど?」
「・・・ユチョン・・・あのさ・・・」
「お!やっと話す気になった?」
「え?」
「前から俺ずっと言ってたじゃん?何かあった?って」
「あ・・・」
「いつになったら話してくれんのかと思ってたよ」
「・・・ごめん」
「それで?悩みは何?」
「うん・・・好きな子が出来た・・・」
「あのお店の子?」
「え?」
「やっぱり?」
「なんで?」
「ジュンス見てたら分かるよ(笑)それで?」
「ミニョンにさ・・・振られた時に言われた事があってさ・・・」
「ミニョン・・・って随分前の事だね」
「そうなんだけど」
「ミニョンになんか言われたの?」
僕はミニョンに言われた事は誰にも言ってなかったんだ・・・あの時はそれぞれ彼女がいて皆それぞれ不安を抱えてたから・・・
「うん・・・逢いたい時に逢えないって・・・待つのが辛いって言われたんだ・・・」
「・・・あぁ・・・俺も言われた事あるなぁ・・・」
「ユチョンも?」
「・・・うん・・・それで?また言わせるかも知れないって?」
「そうなんだ・・・そう思ったらさ・・・なんか」
「確かに・・・俺たちには厳しい言葉だよね・・・」
「うん・・・」
「だけどさジュンス?気持ちを伝えなきゃ何も始まらないじゃん」
「そうなんだけど・・・」
「そんな事言わないかも知れないよ?分かんないじゃん」
「うん・・・」
「ジュンスはそれで平気なの?気持ち伝えないで平気?もしその子に彼氏が出来ちゃっても平気?」
「え・・・彼氏?・・・」
「そう」
「あ・・・っていうか僕聞いてない!」
「え?そうなの?」
「あぁ~そうだ・・・彼氏がいるかもしれないじゃん・・・僕のファンだって言ってたからそんな事考えもしなかった・・・」
「ファンなの?」
「うんそう言ってた・・・」
「そっか・・・ファンだからって彼氏がいないとは限らないよね?」
「ユチョン・・・どうしよう・・・僕」
「だったら尚更ジュンスの気持ち伝えなきゃダメなんじゃないの?」
「え・・・どういう事・・・」
「だってその子に彼氏がいてもいなくても・・・ジュンスは好きなんでしょ?」
「・・・うん」
「だったら言わなきゃ・・・そうやってずっと悩んでるつもり?ひょっとしたらその子もジュンスと同じような事思ってるかも知れないよ?」
「・・・」
「言わなきゃ後悔する事もあるんじゃないの?」
「・・・」
「まぁ・・・後はジュンスがどうるかだけだから・・・ゆっくり考えなよ?」
「・・・うん」
「じゃあ作曲の続きがあるから・・・もう行くよ?」
「・・・あ・・・ありがとうユチョン」
「うん」
そう言ってユチョンは自分の部屋に戻って行った・・・
続く・・・






