日本に戻ってから数日たったある日偶々仕事が早く終わった・・・俺はジェジュンと共に彼女のマンションへ向
かった・・・
「ユノ?大丈夫?」
「ははっ・・・大丈夫」
心配そうな顔で覗き込むジェジュンの顔見てたらつい笑っちゃって・・・そしたら
「何で笑うんだよ~」
「ごめん!ついね!つい!」
「もう・・・心配してるのにぃ~」
「だからごめんってば」
頬を少し膨らませ拗ねるジェジュンは女の子みたいでまた笑いそうになるのを必死で堪えた・・・
「着いた・・・」
「ここ?・・・ってか近くない?僕らの家と・・・」
「そうだな・・・行くぞ?」
「うん」
俺らは合鍵で中に入りエレベーターで8階まで上がった・・・彼女の部屋に着き合鍵で開けて中に入ると暗くて何も見えなかった・・・
玄関の電気をつけて部屋に上がった・・・
「おじゃましまーす」
ジェジュンが誰も居ない部屋に言ってるのを聞いて笑ってしまう・・・律儀な奴・・・
リビングに入ると久しぶりの彼女の部屋は前と何も変わっていなかった・・・変わったとするなら・・・部屋の隅や家具に埃がたまっている程度だった・・・ん?ちょっと待てよ・・・俺は床に這いつくばって廊下の方を見た・・・
「電気付けようか?」
「バカッ!外から見えるだろ?」
「あ・・・そっか・・・でもユノ何してんの?」
「美夏が居なくなって2か月以上たつだろう?」
「うん」
「なのにさ・・・埃がたまってないんだ」
「え?埃?・・・そういえばそうかも」
「でもな部屋の隅には溜まってる家具にも」
「本当だ・・・どういう事?」
「誰かがこの部屋に出入りしてるのかもな・・・」
「あいつら?」
「かもな」
俺はパーカーの袖を引っ張り指紋がつかないようにバスルームや寝室を見た・・・
「やっぱり誰か出入りしてる・・・」
「え?」
「洗面台が濡れてる・・・」
「・・・美夏さんじゃないよね?」
「違うだろうな・・・」
「・・・誰だろ?」
「・・・行くか?」
「うん」
俺らは部屋を出て歩きながら宿舎に戻った・・・途中で
「引っ越ししてないって事は帰って来るってことだよね?」
「どうだろうな・・・」
ジェジュンがそう言ってたけど・・・言われてみればそうかもしれない・・・帰ってくるつもりがないのなら放置しないはず・・・それとも何かがあるのか・・・全く分からない・・・
たぶん部屋に出入りしてるのはあいつらの関係だろう・・・それは間違いないはず・・・だけど美夏は何の為に?部屋をそのまま残して居なくなったんだ?
この日からずっと俺の頭の中は美夏が居なくなったわけ・・・部屋を放置している理由・・・そればっかりを考える日々が続いた・・・彼女が何をしようとしてるのか・・・
続く・・・




