俺は車を飛ばして気がつけば漢江の川べりに座ってた・・・キラキラ光るネオンが涙で霞んで歪んで見えた・・・
自然と涙が零れてた・・・迷惑かけるから・・・彼女らしい考え方だな・・・それでも俺に甘えて欲しかったよ・・・きっと俺を守る為になんだろう・・・バカだよ・・・お前が居なくなったら俺には守るべきものなんて何もないのに・・・
まさか俺の為にあの男と結婚するっていうのか・・・あいつらの言いなりになるっていうのか・・・一人でいるとしょうもない事ばっかり考えてしまう・・・
どれくらいそうしてただろう・・・今・・・俺の名前を呼んだ?・・・幻聴まで聞こえてしまうほどなのか・・・
「ユノ?」
「・・・」
「なんでこんなとこに居るの?」
「・・・ジェジュン」
振り返れば両手に大きな袋を持ったジェジュンが不思議そうな顔して立ってた・・・ジェジュンの顔を見た瞬間何故か涙が溢れて・・・止めようにも止められなかった・・・
「ど!どうしたの!」
「・・・っくっ」
「ユノぉ~~」
俺の泣き顔を見たジェジュンはまるでマンガのように動揺して抱きしめてくれた・・・ジェジュンは俺が泣きやむまで黙って背中をさすってくれた・・・
「大丈夫?」
「・・・あぁ」
「ユノが泣くなんて・・・こんなとこで・・・何があった?」
「・・・」
「もう話してくれても良いんじゃない?」
「・・・」
「俺には話せない?俺じゃユノの力にはなれない?」
「・・・そうじゃない・・・だけどなんでここに?」
「ん~社長とまたやり合っちゃって(笑)むしゃくしゃして酒でも飲もうかな~って来たらユノがいた」
「・・・そっか・・・お前も大変だな」
「まぁ頑張るよ・・・ユノ?今日は飲むか?」
「おぉ」
俺たちはその場で座りジェジュンが買ってきたビールや焼酎を飲み始めた。
「それで?何があった?」
「・・・美夏がいなくなった」
「は?・・・どういう事?今日電話で話したけど?」
「え?いつだ?」
「昼過ぎ」
「・・・そっか・・・あいつ韓国に来てたんだ」
「え?そうなの?出張って言ってたけど・・・え?何?分かんない・・・」
俺は完成披露パーティーの時の事をジェジュンに話した・・・
「・・・なんだそれ・・・ムカつくな・・・」
「あぁ」
それから美夏が韓国に来てから昨日までの事を話した・・・
「よく言った!さすがユノ」
「でも・・・美夏は・・・メールだけ残して居なくなったんだ・・・」
そう言ってジェジュンにメールを見せた・・・
「・・・美夏さんらしい・・・」
「・・・だろ?・・・正直・・・俺もそんな気がしてた・・・俺んとこ来いって言ったけど・・・なんとなくな・・・」
「ちょっと待ってユノ・・・今日お昼に喋った時はそんな感じじゃなかったんだ・・・果穂のとこにも電話あったって言ってたし・・・」
「・・・」
「絶対にそいつらのとこへ帰ったんじゃないと思う」
「・・・なんで分かるんだよ」
「勘だけど!絶対違う気がする!だってユノ良く考えてよ!美夏さんが果穂の事放って行くと思う?現に部下の人に果穂の事お願いしてくれてるじゃん!」
「・・・」
「きっと美夏さんの考えがあるんだよ!だってそんな卑怯な奴らだったら絶対にユノの事マスコミに流すでしょ?」
「・・・そうだな」
「間違いないよ!絶対美夏さんは帰って来る絶対に・・・もし・・・」
「もし?」
「もし帰って来なかったら・・・俺達で見つければ良いじゃん!」
「・・・え?・・・どうやって・・・見つけるって言うんだよ・・・」
「見つけられるよ必ず!運命なら必ず見つけられる!っていうか俺も果穂も協力する!」
「・・・ジェジュン・・・」
「なっ!だって愛してるって永遠にってメール来てたじゃん!いつもそんな事言う人じゃないじゃん!」
「・・・」
「なっ!だから探そう!」
「・・・っ・・ジェ・・ジュ・・・ンっ」
俺はジェジュンに励まされてまた涙を流した・・・ジェジュンが居てくれて良かった・・・ありがとうジェジュン・・・
続く・・・






