彼らのツアーが始まると彼はどんどん痩せていきライブがいかにに過酷なものなのかが良く分かる・・・どんどん締まっていく身体はまるで彫刻のようで・・・見ると恥ずかし過ぎて未だに慣れない・・・
週末は地方でのライブが平日は他の仕事やニューシングルのレコーディングにプロモーション活動と相変わらずの忙しさでこんな生活してるといつか倒れてしまうんじゃないかって心配になるよ・・・
だから彼が居ない間は料理の勉強をする事にした・・・夜は本やネットを見ながら和食と韓国料理で野菜中心の料理ばかりを勉強しては作ってみたり果穂に聞いたりして・・・少し前よりかは随分上達したんじゃないかと思う・・・彼に食べさせてあげたいって思う気持ちが全く料理に興味が無かった私を動かしていた・・・果穂もびっくりしてたけど一番びっくりしたのは自分じゃないかな・・・
「美夏料理上手くなったな」
「ふふっありがとう」
「最初の頃から比べると見違えるほどだな」
「うん・・・実はね夜は料理の勉強してるの」
「そうなの?」
「うん・・・ユノ仕事が大変でしょ?だからせめてご飯くらいきちんとしたの食べて欲しいし」
「確かに・・・弁当とかばかりじゃな」
「でしょ?だから野菜中心の料理を色々覚えてるの」
「そっか・・・ありがとうな」
思いがけない彼女の言葉で俺の心がじーんってして何か俺幸せかも・・・
「いよいよ明日だね」
「うん・・・もうラストかぁ」
「寂しい?」
「うん・・・早いんだよなぁ終わるの」
「ユノもライブ好きなんだね」
「みんな好きだからライブ・・・やっぱ楽しいしファンの皆が幸せそうな顔してるの見るのも好き」
「ユノらしい(笑)東方神起のファンは幸せだよね」
「俺らの方が幸せだよ・・・ファンの皆には幸せになって欲しいと思ってる」
「そうだね」
「あぁ~明日遅れないように来いよ?」
「うん」
「明日も仕事?」
「うん。昼過ぎまで仕事してから果穂を迎えに行ってそれから行くね」
「ライブ終わったら楽屋に来て」
「何かあるの?」
「うーん・・・そのままツアーの打ち上げかな」
「それは出なくて良いでしょ?」
「嫌?」
「嫌っていうより・・・それは出ない方が良いような・・・だってそれは仕事関係ないでしょ?」
「そうだな・・・分かった。じゃあ楽屋に寄ってから帰れば?」
「うんそうする」
翌朝彼は元気よくツアーの最終日に出かけて行った・・・私も仕事を済ませて家に寄ってスーツからワンピースに着替えて果穂を迎えに行って差し入れのケーキや花束を買ってから会場に行った・・・
続く・・・


