気が付けば真っ白な天井が視界に入り心配そうに覗き込む美夏の顔があった。
「気が付いた?」
「・・・美夏・・・私」
「立ちあがった時に倒れちゃって救急車で運ばれて今病院だよ」
「あ・・・救急車?」
「大丈夫・・・音切ってもらって運んでもらったから彼らは気付いてないと思うよ」
「・・・良かった・・・」
「貧血だろうって・・・」
「貧血?」
「それと・・・果穂・・・」
「ん?」
「・・・赤ちゃん・・・いるって」
「・・・え?・・・」
「赤ちゃん・・・妊娠してるって先生が」
「・・・」
「気付かなかったの?」
「・・・だって・・・」
突然の事でびっくりし過ぎて言葉にならないよ・・・そんなだって・・・
「生理来てなかったのに気付かなかったの?」
「だってもともと不順だから・・・」
「全く気にしてなかったの?」
「・・・うん」
「今さらこんな事言っても仕方ないね・・・もう居るんだからここに」
美夏が私のお腹を優しくさすると私もお腹を撫でて・・・ここに私とジェジュンの赤ちゃんが居る・・・っていきなり言われても・・・信じられないよ・・・
「果穂はどうしたいの?」
「・・・突然過ぎて分かんない・・・ちょっと考えたい・・・」
「そうだよね・・・ごめん興奮しちゃって・・・今日は念のためここで休んで明日迎えに来るから一緒に帰ろう?」
「うん」
「彼にはユノから伝えてもらうから今日はゆっくり休むんだよ?」
「あ・・美夏!ユノには赤ちゃんの事言わないで?」
「分かってる二人の問題だし・・・ジェジュンさんと相談してちゃんと二人で決めなよ?」
「うんありがとう」
美夏が病室を去った後・・・私はお腹に手を当てここに居る赤ちゃんの事を考えてた・・・
打ち上げの真っ最中なのに僕は果穂の事が気になって仕方なかった・・・どこに居るんだ・・・結局あれから楽屋には来なかったし・・・大丈夫なのか・・・
「ジェジュンちょっと」
「連絡来た?」
「あれから倒れて病院に運ばれてたんだって」
「え・・・倒れたの?病院どこ?行かなきゃ」
「落ち着けって・・・ただの貧血だって」
「貧血?大丈夫なんだよね?でも心配だから行ってくるどこ?病院」
「だから落ち着けって」
「だって行かなきゃ」
「大丈夫だから抜けられる訳ないだろ?打ち上げだぞツアーの」
「・・・大丈夫なの?ほんとに?」
「あぁ今日は病院だけど明日は家に帰れるって」
「・・・良かった・・・」
僕は安心して椅子に座り込んでしまった。今日逢わせるのは無理か・・・明日は朝一番の飛行機で帰っちゃうしな・・・まぁ韓国で逢わせれば良いか・・・でも良かった無事で・・・
続く・・・

