マネージャーさんの車を降り自分の部屋に帰ってきたのも覚えてない・・・気が付いたらもう朝になってて・・・手には携帯を握りしめてソファに座ったまま・・・
ずっと考えてた・・・彼が部屋に来なかった訳・・・今までの彼ならどんなに遅くてもどんなに忙しくても絶対に来てた・・・泊らなくても顔だけは見に来てた・・・韓国に行くって言った時も・・・今考えればおかしかった・・・
ジェジュンはなんで言ってくれなかったの?心配かけさせたくなかったから?だから電話じゃなくてメールだったの?美夏も知ってたの?なんで?
そんな事ばかり考えてると頭が痛くなって痛み止の薬を飲んだ・・・そしたら睡魔が襲ってベッドに潜り込んだ・・・
目が覚めると頭痛は治まりたっぷり寝たせいかスッキリしていた。徐々に昨日の事を思いだしながら彼が私に言わなかったのはおそらく心配かけたくなかったんだろう・・・だけど・・・私は言って欲しかったよ・・・
ベッドを出て冷たい水で顔を洗いリビングに行くと携帯が光ってた。時計を見ると夜の8時だった。携帯を見ると彼からのメールと着信があった。
「果穂?」
「うん・・・ごめん・・・ずっと寝てて気付かなかった・・・」
「どっか具合悪いの?」
「ううん・・・ちょっと頭が痛かっただけだから・・・」
「そっか・・・」
「マネージャーさんに聞いた・・・ネットで騒ぎになってるって」
「・・・そっか・・・ごめん・・・」
「ううん・・・でもジェジュンの口から聞きたかったよ・・・」
「うん・・・ごめん」
「曲作りも嘘だったの?」
「それは本当・・・でも果穂のところに行けないから曲作りしてた・・・」
「韓国に来るなって行ったのは?」
「あれは・・・今来ても逢えないから・・・逢える時に韓国に来てほしいって思ったし・・・僕の家族にも逢って欲しいし・・・案内したいのに・・・今は逢えないから・・・」
「そっか・・・電話じゃなくメールだったのは?」
「声聞いたら逢いたくて逢いたくてたまらなくて逢いに行っちゃいそうだから・・・メールで我慢してた・・・」
「そうだったんだ・・・ごめんね・・・気付かなくて」
「ごめん・・・心配かけたくなくて・・・言えなかったんだ・・・ごめんね・・・こんな事になるなら言っておけば良かった・・・」
「うん・・・いつまで我慢すればいいの?マネージャーさんは騒ぎが収まるまでって言ってたけど・・・逢いたいよ」
「分からないんだ・・・だけどマネージャーが社長にばれないようにしてくれてるんだ・・・だから今だけは我慢しろって・・・社長にばれると本当に別れさせられるから・・・」
「うん・・・美夏とユノは大丈夫なのかな・・・」
「ユノたちは大丈夫・・・だけど気を付けるって言ってた・・・」
「そっか・・・良かった・・・ジェジュンごめんね・・・私何も知らずに・・・」
「僕が悪いんだ・・・あの時見られてるって気付いてなかったから・・・逢えるようになっても・・・デート行けないかも知れないけど・・・良い?」
「逢えるだけで幸せだから・・・」
「うん・・・ありがとう・・・これからは毎日電話するから・・・」
「うん・・・待ってる・・・大好きだよジェジュン」
「僕も大好きだよ」
彼は一人で抱えて済まそうとしてたなんて・・・思ってもみなかった・・・芸能人と付き合うってことはこういう事なんだ・・・分かってたつもりだけど・・・実際にこういう事が起きると彼とは世界が違う事を思い知らされる・・・
続く・・・

