あの電話から彼から電話が掛ってくることは無かった・・・来るのはメールのみ・・・メールでの彼はいつもと変わらず絵文字いっぱいの彼らしいメールだったから私は逢いたい気持ちを抑えて・・・逢いたいなんて言ったらダメだな・・・と思いつつ何とか仕事に無理やり目を向けてた。
そう・・・マネージャーから電話が来るまでは・・・
彼が韓国へ帰った数日後に彼たちのマネージャーから電話があった。
「果穂さんですか?」
「はい」
「東方神起のマネージャーの○○です」
「あっどうも・・・」
ん?なんでマネージャーさんから電話があるんだろう・・・
「果穂さん・・・今お時間ありますか?」
「はい・・・」
「マンションの駐車場まで降りてきてもらえますか?」
「はい・・・」
私は何だろうと思いつつ急いで駐車場に向かった。駐車場に着くと彼らがいつも乗っている真っ黒なワンボックスが止まっていたのでそこに向かうと
「乗って下さい」
「・・・はぁ」
助手席に乗ると
「・・・何でしょう?」
「果穂さん・・・ジェジュンから聞いてますか?」
「何をですか?」
「・・・聞いてないんですね・・・」
「・・・?何をですか?・・・」
「ジェジュンとこの前一緒にご飯食べに行きましたよね?」
「・・・」
なんでマネージャーさんは知ってるの?付き合ってる事は内緒だって・・・彼が言ったのなら・・・私にも言うはず・・・一気に私の頭が混乱を起こしはじめる・・・
「実は・・・その時ファンに見られちゃったようで・・・運よく写真は撮られて無いんですけど・・・ネットで少し騒ぎになってましてね・・・」
「・・・」
「先月から付き合ってたのはジェジュンに聞きました」
「・・・」
「だからジェジュンには少し距離を置いて騒ぎが収まるまで逢わない様に言ってるんです・・・やっぱり聞いてないですか?・・・」
「・・・」
「果穂さんも今は逢うのを我慢して下さい・・・」
「・・・」
「社長は別れさせろって言ってるんですけど・・・僕は正直そこまでしたくないし・・・させたくない・・・彼らも男だから恋の一つや二つしたって良い・・・そう思うんです・・・でも社長はスキャンダルは許しません・・・だから社長には別れたと報告してあるんですよ」
「・・・」
「言ってる事分かりますか?」
「・・・」
「分かりやすく説明すると社長はもう別れたと思ってる・・・不信を抱かせない為にジェジュンにはしばらく逢うのを我慢しろって言ってあるんです・・・だけど・・・ジェジュンはあなたに気を遣ってたぶん本当の事は言わない・・・そんな気がしてたから・・・」
「・・・」
「社長は相手が誰だかは分かっていない・・・だけどジェジュンの相手が果穂さんだと分かると今のアクセの仕事もどうなるか・・・だから今は騒ぎが収まるまで逢わないで欲しいんです」
「・・・」
「それから・・・この仕事が終わるまでは・・・普通に仕事上の付き合いって事にしてジェジュンに接して欲しいんです・・・」
「・・・」
「分かって頂けますよね?」
「・・・」
「話はそれだけです・・・お願いしますね果穂さん」
「・・・」
私は頷くだけで精一杯だった・・・突然の事に何が何だか分からない・・・何?どういう事?ジェジュンの口から聞きたい・・・ジェジュンと話がしたい・・・ジェジュンの声が聞きたい・・・
続く・・・