彼が帰った後ドキドキした気持ちを落ち着かせるようにタバコに火を付けてソファに座りこんだ。彼と居る時に私は私じゃないみたいで・・・
少し時間がたつと気持ちが随分おちついてお風呂にお湯を溜めながら彼の残したビールを飲み干した。
「電話するって言ってたよね・・・」
私は携帯を持ってお風呂に入る準備をした。いつもの入浴剤にいつもの音楽、ペットボトルの水を持ち込み半身浴で冷えた身体を温めてスクラブ入りのボディソープで全身をつるつるに仕上げる。そして髪にトリートメントをしてお湯につかる。一日の疲れが全部流されていくようでこの時間が大好き。あまりの気持ちよさにうとうとしてるところに携帯が鳴る。
湯船から携帯をとるのに腕を伸ばしてドアをあけ着信を確認する。
「ユノ・・・」
着信の文字を見るだけで胸がバクバクきゅっと痛くなる。
「美夏?」
「うん」
「今帰ってきた」
「うん」
「ユチョンもジュンスも完全に潰れちゃってて運ぶの大変だった~重いし」
「そっか・・・リーダーは大変だね(笑)」
「これもリーダーの仕事だったら・・・大変だな~」
「ふふっ」
「美夏は何してた?」
「ん?今はお風呂に入ってる」
「それでリバーブっていうか・・・声が響いてるんだ」
「あっ・・・ごめん」
「いやっいいよ」
やっぱり美夏は分かってないな・・・今お風呂なんて可愛い美夏に言われたら普通想像しちゃうだろ!!俺以外の男にも同じように言ってたら・・・直させなきゃ・・・狙って言ってない所が良いんだけど・・・悪気がないから性質が悪い・・・
「美夏っていつも何時に起きるの?」
「えっと7時くらいかな」
「結構早いね・・・」
「う~ん。普通じゃないかな・・・でも明日は休みだからゆっくり出来るの」
「えっ?そうなの?」
「うん・・・あれ?言ってなかった?」
「あぁ~今聞いた」
「あっごめん・・・ユノは明日早いの?」
「えっと明日は8時から」
「じゃもう寝なきゃ」
「まだ大丈夫」
「そう?」
「明日は早く帰れるから仕事終わったらそっち行って良い?」
「えっ!?・・・うん・・・ご飯は食べて来る?」
「美夏が作ってくれるの?」
「えっ・・・あんまり料理しないけど・・・頑張ってみる」
「おっ!嬉しい事言うじゃん・・・じゃ明日はお腹空かせていくから」
「迎えに行く?」
「あぁ~良いよ。タクシーで行くから」
「うん」
「行く前に電話するから」
「うん」
「じゃ寝るね・・・おやすみ」
「おやすみ」
電話を切って携帯を握りしめたままボーっとしてると携帯を湯船に落としてしまった。
「あぁ・・・またやっちゃった・・・もう何回目・・・」
何かあるたびに携帯をお風呂に落とす私はもうびっくりすることもない・・・明日買いに行かないと・・・防水携帯に変えた方が良いのはわかってるんだけど・・・デザインが好きじゃないから仕方ない・・・
続く・・・
