ごちそうになったお礼に後片付けをする事にした果穂が洗い物をしようとしたら・・・スポンジに手を伸ばしたら横からにゅ~っと大きな手が伸びてきた。
ジェ「キレイな手が荒れちゃうし、袖が濡れちゃうでしょ?果穂はお皿拭いてって」
彼は私の耳元でこっそり誰にも聞こえないように言ってにこっと笑った。
そんな彼の気遣いが優しすぎて・・・胸がドキドキする。
果穂「・・・ありがとう」
ジェ「いいの♪」
彼は照れくさそうに下を向いてお皿を洗い出した。
ジェ「首どうしたの?」
果穂「えっ?」
ジェ「赤くなってるよ?」
果穂「あぁ~昨日お風呂でこすり過ぎちゃって・・・その時は気付かなかったんだけど朝起きたらあちこち痛くて・・・あはは」
ジェ「薬はつけたの?」
果穂「ううん。大したことないから。ほっとけば直るよ。」
急にジェジュンは手を洗ってリビングに行くと、何かを持ってすぐ帰ってきた。
ジェ「ダメだよ。きちんとしないと。ほらっ!」
ジェジュンはそう言いながら近づいて私の髪をやさしい手つきでかきあげ首に薬を塗った。
彼の突然の行動にドキっとした。
果穂「いいよ!自分でするよ!」
ジェ「じーっとしてて。こんなになるまで洗うなんて・・・もうっ血も滲んじゃってんじゃ~ん・・・った
く・・・あっこんなとこもっ!」
果穂「ちょっ・・・と・・・自分でするから」
彼は無視して首から鎖骨の方にかけて薬を塗り始めた。彼の顔が近すぎて・・・またドキっとする・・・
顔が赤くなっていくのが自分でもわかるくらいに私は照れていた。
ジェ「はい。終わり。どうしたの顔真っ赤だよ?」
果穂「・・・そんなっ・・・ありがとう」
彼女の首は折れてしまいそうな程細く白く透き通るような首で・・・
なのに真っ赤になるほど血が滲むほど・・・洗うなんて・・・彼女の行動が心配になってしまうよ・・・
僕はそんな彼女の真っ赤な顔にドキドキしたんだ・・・
それを知られたくなくて茶化すように言ったんだ。
ジェ「あはっ♪照れてるの?」
果穂「・・っちがっ・・」
ジェ「うそうそごめんね。でも果穂は女の子だから大事にしなきゃ!他にも赤いとこあるんでしょ?帰った
らこれつけてね!はいっ!」
ジェジュンは薬を私にくれた。まるで何事もなかったように・・・。
私一人が照れていて何か恥ずかしかったな。
その後は何を話せば良いのかわからなくて黙ってお皿を拭いてるとジェジュンは洗い物の続きをしな
がら・・・突然・・・
ジェ「果穂は彼氏いるの?」
果穂「えっ?いないけど・・・何?」
ジェ「ふーん。じゃ好きな人は?」
果穂「いないよ」
ジェ「ふ~ん。そっか・・・ごにょごにょ」
果穂「・・・何?」
彼氏・・・居る訳ないし必要ない・・・なんでそんな事急に聞くんだろう?
ジェ「あはは。何もないよ。あっ・・・果穂の香りって香水?」
果穂「えっ?」
ジェ「いや・・・昨日から何の香りだろうと思って・・・」
果穂「あっ・・・臭い?」
ジェ「あははははははっ!そうじゃなくて良い香りだと思って・・・何の香り?」
果穂「あはは・・・マニフィークって言う香水」
ジェ「ふーん。良い香りだね。果穂にぴったり♪マニフィークって意味は何だろう?」
果穂「そう言えば何だろうね?考えた事も無かった」
ジェ「そっか。でも良い香り」
僕は昨日から果穂の近くに行くと漂う香りに僕は・・・ドキドキしていた。
果穂「そう?ありがとう♪ねっ・・・ジェジュンっていつもみんなの食事とか作ってるの?」
ジェ「いっつもって訳じゃないけど・・・時間がある時は僕が作ってるよ。なんで?」
果穂「仕事して帰ってきて大変じゃない?って思ってだって作る量も多いでしょ?」
ジェ「そう?いつも作ってるから・・・わっかんない♪でも作るの好きだし楽しいよ♪だってみんな作れな
いし・・・でも最近は忙しくてあんまり作ってないけど・・・」
果穂「そっか・・・」
ジェ「よしっ!終わりぃ~♪果穂はコーヒーで良い?」
果穂「えっ!?」
ジェ「何飲む?コーヒー?紅茶?」
果穂「あぁ~コーヒーで・・・手伝うね」
ジェ「うん!冷蔵庫からミルクとってくれる?」
手際良く彼はメンバーのカップに好みのコーヒーや紅茶を作っていく。それを見て果穂は
果穂「ふふっ(笑)」
ジェ「何?」
果穂「なんか・・・お母さんみたいだなって思って」
ジェ「・・・」
果穂「怒った?」
ジェ「恥ずかしいじゃん・・・果穂砂糖とミルクは?」
果穂「ブラックで」
ジェ「OK!」
果穂は不思議だった・・・
お母さんって言われて怒られると思ったのに恥ずかしいってなんで?普通は怒るよね?
ジェジュンがメンバーの中でも母親的存在だという事を全く知らなかった果穂にはジェジュンが照れている理由が全く分からなかった。
ジェ「行こうか?」
果穂「・・・うん」
そう言ってリビングに二人は戻った。
続く・・・
