今回読んだのは
これ

白石一文さんの作品は
以前にも読んだことがあり
なかなか面白かった
単純アプローチでなくて
力のある作家さんだな
(どうしてこう
上から目線になってしまうんだろう?
作家さんや作品について書こうとすると)
この作品を読んで
ん?
もう少し、白石一文さんの作品
読んでもいいかも
と思った。
この作品自体は
登場人物が複雑多岐に渡っていて
時の経過やその絡み具合がまたちょっとあって
人物が実はあの人はこの人で、と相互の
関係が分かりにくいという感じで、
「記憶」がゴチャゴチャになりそうでしたが、
ミステリー、謎解き要素もあるから読めちゃった
みたいな感じです。
作者は
たぶんいくつかのメッセージを伝えているのですが、
私としては、
記憶というものの捉え方が
ヘェ〜、と面白かった。
今まで、記憶ってごく個人的なもので、
その人がどう受け止めたか
ということくらいにしか認識していなかったんだけど
記憶を
「現代のクラウドコンピューティングと似たようなやり方で、我々は自分のコンピュータ(脳)に蓄えた情報(記憶)を外部のホストコンピュータ(記憶の海)に絶えず送信しているのではないだろうか。
また、ホストコンピュータから自分や自分の祖先が蓄えてきた記憶を必要に応じて受信しているのではないだろうか」p530
のところが特に、
そう捉えたら
記憶にしても
え、何で?
などと思えることなんかも
新しい見地から解釈できるような
気がしたわけです。
あくまでも、
かも
ですが。
お話の内容的には
好き嫌いがありそうですが、
図書館の予約リストに
追加していこうかな、
と思っているところ
