体調不良で入院していた時、耳が良くなった。
たまにある。
耳が良くなる時が。
しかし入院中、耳が良くなり、私は困った。
うるさい。。
いろんな音が、耳障りなのだ。
普段の私は静かな世界にいる。
補聴器をしているけど、うるさいと感じればオフにできる。
寝る時は無音。
なのに、寝たいのに音が聞こえてくるのは、私には不快。
そして祈った。
「神さま。私の耳を良くしないでください!悪いままにしてください。
確かに私は以前、耳が良くなりたいと祈りました。
人とのコミュニケーションを円滑に楽しみたかったから。
しかしあなたは、逆に耳が悪いことを人に伝えることで人と繋がらせてくれたり、人の気持ちが穏やかになり、私を助けたいと思ってくれる人に出会わせてくれたりと、難聴から大いなる祝福をくださいました。
しかし、難聴で静かな世界でずっと生きてきて、
もう聞こえやすい世界は私には耐えられない。
私は悪い耳が良いです。
それがあなたからもらった祝福の耳です。
私の耳に戻してください」
しばらくしてまた悪い耳に戻してもらい、「快適」。
聞こえにくくて困ることはあるけど、人が優しくしてくれるし、何よりこの静かな世界。
私はこれを手放したくない。
















