酒屋に嫁いだヨメの日記 -77ページ目

酒屋に嫁いだヨメの日記

三度の飯と酒がすき。

なんでもない日の、なんでもない青空。

スカッと晴れた空が、とても綺麗だった。



「とにかく大きい台風がくる!!」

って聞いても、ピンとこなくて、

テレビで酷かったときの映像が流れてきても、

体験したことがないことだと、

想像できなくて、備えることもできなかった。











ちょうどもらった懐中電灯に電池をいれて、

スーパーでおやつとラーメンを買った。

いつもと違う雰囲気に子供達がソワソワする。

備えるために買ったけど、

もう、家にある時点で、

「おやつ食べたい!!」

「ラーメン食べたい!!」

ってなる。

備えにならない。











なにもできなくて、

なにがあってもいいように、

いろんなことをさっさとすませたら、

寝るしかできなかった。

寝るのもこわかったけど、

寝るしかなかった。












真っ暗だった夜が、

晴れた朝になった。

私たちの家の周りは、とくになにもなく、

いつもの毎日になっていた。

すぐ近くで川が氾濫していた。

愕然とした。

けど、なにもできなかった。

当たり前に電気がついて、

お湯が沸かせて、

朝ごはんを作れて、

少しもうわけない気持ちになりながら、

いつもと同じ朝を迎えられた。

あたりまえがありがたい。

生きてるって生かされてる。

大事に生きよう。












保育園も野球もスイミングもお休みで、

何もなくて、

ただいることをかみしめて、

おやつをつくったり、パズルをしたり、

楽しかった。












大事に生きよう。












ありがとう。