スカッと晴れた空が、とても綺麗だった。
「とにかく大きい台風がくる!!」
って聞いても、ピンとこなくて、
テレビで酷かったときの映像が流れてきても、
体験したことがないことだと、
想像できなくて、備えることもできなかった。
ちょうどもらった懐中電灯に電池をいれて、
スーパーでおやつとラーメンを買った。
いつもと違う雰囲気に子供達がソワソワする。
備えるために買ったけど、
もう、家にある時点で、
「おやつ食べたい!!」
「ラーメン食べたい!!」
ってなる。
備えにならない。
なにもできなくて、
なにがあってもいいように、
いろんなことをさっさとすませたら、
寝るしかできなかった。
寝るのもこわかったけど、
寝るしかなかった。
真っ暗だった夜が、
晴れた朝になった。
私たちの家の周りは、とくになにもなく、
いつもの毎日になっていた。
すぐ近くで川が氾濫していた。
愕然とした。
けど、なにもできなかった。
当たり前に電気がついて、
お湯が沸かせて、
朝ごはんを作れて、
少しもうわけない気持ちになりながら、
いつもと同じ朝を迎えられた。
あたりまえがありがたい。
生きてるって生かされてる。
大事に生きよう。
保育園も野球もスイミングもお休みで、
何もなくて、
ただいることをかみしめて、
おやつをつくったり、パズルをしたり、
楽しかった。
大事に生きよう。
ありがとう。

