父の病名は肝臓癌。








かかりつけ医から、

腎臓の数値がよくないとの事で、

大きな病院で診てもらう事になったのがきっかけでした。

(かかりつけ医の先生との会話などは、直接聞いている訳ではなく、父や母からの又聞きとなるので誤った情報もあるかもしれません)







総合病院で診てもらい、

検査結果が出るのに、

そんなに時間はかかりませんでした。








そして、

その結果を受け、






母も、

兄も、

私も。







誰一人驚く事もなく、

心配する事もなく、

動揺する訳でもなく。







次は肝臓か。






そういった感じの気持ちでした。







私が物心ついた頃。

父が糖尿病と診断され、

そのあたりから色々な病気にかかっていったような気がします。








それからは、

何かしらの病気で5年おきほどのペースで入院を繰り返していました。









大腸癌になった時も、

手術の次の日には腸が裂けて、

再手術となり、

腹部に1リットルほどの血が溜まり、

生死の境を彷徨い、

治療室から出るまでに3ヶ月かかりましたが、

最終的には完治。









脳管出血の時も、

たまたま兄が有給をとっていたため、

発見が早く、

すぐに救急車で運ばれ治療を受けましたが、

生活に大きな支障は無いが、

左側面には麻痺が残るだろうと言われました。







ですが、

結果的には3週間ほどで、

ほとんどの麻痺は無くなりました。







小さい病気(命に関わるものではない)を含めれば、

もう思い出せないものもあります。

父の内臓で唯一丈夫な箇所は胃のみでした。







ただ、

どれだけの大病をしたとしても、

普通の人だったら死んでいるような事でも、







父は死ぬ事はない。






そう思えてなりませんでした。

願っていたわけではなく、

本当にそう思っていたんです。








肝臓癌。






そう医師から伝えられ、

普通の人なら何を感じ、

どう思うでしょうか。






父がどう思ったのか、

私にはわかりません。





聞く事もありませんでしたから。







自分の不摂生からきたものと思い、

仕方がないと受け入れたのか。






それともまた、

長い入院生活になる事が嫌だと思ったのか。







もしかしたら、

普通の人のように何かしらのショックがあったかもしれません。







どちらにせよ、

本人から気持ちが聞ける事はもう出来ませんが、






もし今生きていたとしても、




私が父に気持ちを聞く事はなかったと思います。









その関係性は、

やはり歪んだ親子関係からきたものだったのでしょう。








小さい頃、

私が病気をしても、







大丈夫か?









そんな言葉一つ。


私はかけてもらった事がないのですから。










コメント、いいねありがとうございます!


コメントは一つ一つ読ませて頂いてます。

返信出来なくてすいません。



父とのこと。

書き終えたらお返事させてもらいますので、

よろしくお願いします。




ちなみに、

殿はすこぶる元気です!

中学生になりました!

たまごを英語でタメェイゴォ!《ポティト!の発音》

と言うくらい、いろんな意味で変わっておりません!




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