旦那はあの日以来人が変わったように家事をしだした。
日中は好きな事をしていたのだろうとは思うが、私が家に帰れば、一日中やった家事の報告をしてきた。
風呂掃除しといた。
洗濯は何時頃に干しといた。
長男の連絡帳にサインしといた。
言う事で満足しているようだった。
うん。
私はただ返事を返すだけ。
その毎日が続いた。
酒も完全にはやめてはいないようだったが、量が減りその分食べていたようで、ますます太っているようだった。
うつ病の通院は続けていたようだったが、途中からパタリと請求はされなくなった。
特に私からは聞かなかったが、おそらく義理の父がお金をやっていたのだと思う。
私は家の中でご飯を食べるという事をしなくなった。
夜働く時はそもそも食べていなかったが、他の日も食べなくなった。
お腹が空く事もあったが、リビングに行き義理の両親といる事が苦痛でたまらなかった。
そのせいもあってか、生理は止まっていた。
若い時の考えはとても浅はかで、
妊娠している訳ではないからまぁいっか。
こんな風に思っていた。
この浅はかな考えが後に体をボロボロにしていく事に私は気付いていなかった。
廊下を挟んだ部屋だったから、楽しそうに話す声だけが聞こえてきていた。
私はその間にお風呂を済ませて部屋へと戻った。
寝る時は、旦那は相変わらず二階に上がっていて家庭内別居みたいなものだった。
その時間だけが唯一の私の落ち着ける時間だった。
子ども達も寝る前には今日あった事をずっと話してくれていた。
話を子守唄代わりに私は眠りについていた。
他人から見れば明らかにおかしな状態かもしれないが、私にとっては落ち着いた時期だった。