うつ病という名目を手に入れた旦那はますますおかしくなっていった。


鬱病の薬の影響なのか、
アルコールのせいなのかわからない。

記憶が無くなるという事が多くなった。


長男の卒園式も入学式も出席しなかった。

そもそも、出席するという考えすらなかったと思う。

ランドセルもうちの両親が買いに行く話をすると、義理の母からランドセルはもうこれでいいでしょと言って、通販の型落ち品の広告を置かれた。


19800円の半額
となっていた。


特にこだわりはなかったが、安く済まそうとしている感が出ている事が嫌だった。


今のようにラン活というものが当時あったかわからないが、それでもランドセルくらいは一緒に選んでやりたかった気もする。


だけど長男は嬉しそうにしていた。
それだけが救いだった。



私が我慢すれば、丸く収まるのかもとだんだんと思うようになった。


初めての運動会も何もかもが一人だった。

弁当の準備
子供の準備
荷物運び
場所取り

小学校についた頃には子供が見える場所はなく、校舎裏にシートを広げて、順番がくれば校庭に行くを繰り返した。


初めての運動会は、PM2.5の問題があり、当日の10時過ぎに午後までの短縮と決まった。


第二子を連れて荷物を運ぶの大変だなと思っていると、両親がきた。


両親は交通機関を使って見に来てくれたが、旦那の両親は姿を現さなかった。

両親から

旦那は?

と聞かれたが、

後でくると思うと言葉を濁した。

あいつは寝てる

とは言えなかった。


両親も昼までで終わる事はもちろん知らずに来たから、荷物重たいまんまで大変だから手伝うよと言ってくれた。


旦那が来るから大丈夫。

と、また嘘をついた。


長男の頑張っているシーンよりも、嘘がバレるのではないかとヒヤヒヤしている事の方が思い出としては強かった。

周りの人達はみんな家族で子供の応援をしている中、自分が惨めだったのを覚えている。


トイレに行くフリをして、何度も電話を掛けたがやはり寝ていて出なかった。



自宅に電話をかけると義理の母が出た。



運動会昼までになったから、あいつ起こして荷物取りにこさせて。


そう言って電話を切った。


11時半過ぎだったと思う。

携帯が鳴った。

旦那からだった。

学校の前に着いたから荷物持ってきて。


義理の母の運転で門の前にいた。

荷物を渡すと、とっとと帰って行った。



子どもの事は何も気にならないのだろう。

運動会が終わり、両親から言われた。



結局来てないのはどうして?

むこうの両親も何を考えてるの?


最もです。
そう思った。

あー、〇〇は友達と来てるからどっかにいると思う。

何の為の嘘なのか、もうわからなくなっていた。


長男が戻ってくるまで待ち、一緒に帰った。
帰る途中で、コンビニに寄りアイスを買った。
お弁当食べてからね。

好きなものたくさん入れたよ。

ウインナー。
唐揚げ。
ミートボール。

お弁当の話や運動会の話をしながら帰った。

家に戻ると、旦那の友達であろう靴が何足かあった。
持って帰ってもらった荷物は見当たらなかった。




長男と第二子に手を洗うように促し、二階へ上がると、弁当を広げみんなで昼間から酒を飲んでいた。


私の怒りは頂点に達した。


お前らのじゃねぇよ!

シーンとなったのも束の間。



そのくらいで怒る?



旦那の一言で頭が真っ白になった。




階段を降り、子ども二人を連れて、財布が入ったバッグだけを持って家を飛び出した。