夕方になり、第二子を義理の母に預け長男のお迎えに行った。


嬉しそうに駆け寄って飛び込んできた。

今日の出来事を嬉しそうに話す長男を見て思わず笑顔になった。


お母さん?

振り返ると先生達だった。

おめでとうございます〜‼︎
でも体調大丈夫なの?
一瞬わからなくて‼︎

あ〜
大丈夫ですよ〜
出産後少しバタバタしてたもので

先生達はとても心配そうに私を見ていた。

私、そういえば痩せたのかな?
食べてないし、そうなのかもな。

最近、長男はどうですか?
何か変わった事ないですか?

毎日〇〇ちゃん(第二子)の事を一生懸命話してくれてますよ!
そう先生達は微笑んだ。

ほっとした。

何か変わった事があれば連絡して下さい。

2人だけで過ごすのは久しぶりだった。
帰りにコンビニに行き、食玩を買った。

ガムあげるね。

そんな他愛もないやりとりだったが、私は今でも覚えている。

家に帰ると第二子が泣いていた。
義理の母がミルクを作ってくれていて、それを見た長男が僕があげたいと言った。

一人でやるにはまだ早いので、二人で哺乳瓶を支えて飲ませた。

一見幸せな家庭なように思えた。

六時をまわり、旦那から電話がきた。

迎えに来て。

うん。

電話を切って、迎えに行くと、門の前で女と二人で立っていた。
笑顔で女に手を振り車に乗り込んできた。

離婚っていつするん?

こいつの脳内かち割ってやりたいと思った。

私に聞かないで。
あんたが先に家を決めて出て行く日が決まってから言って

そっか。
ちょっとコンビニ寄って。

コンビニに寄って、旦那が買ってきたものは、賃貸の雑誌だった。

こいつの脳内は本当にお花畑なんだろうと思った。

家に着くと早速雑誌を開いていた。
おまけに、堂々と私の目の前で女に電話をし相談していた。

ここまでいくともう好きにすれば良いと思った。

電話を切り、私に向いて言った言葉は〇〇(相手の女)がお嫁さん良い人だねって言ってた‼︎


もう何の言葉も出なかった