とある本より引用
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「やる気だけは誰にも負けません」・・・と、抽象的に虚勢を張る人はずるい人。
抽象的に言っておけば責任が発生しないから、一生成長する事が出来ない。
「気持ちはあります」
「努力します」
・・と言ったような抽象的な表現は、現実逃避をしている人が使う学生言葉だ。
そういう言葉さえ使っておけば、周囲が測定不可能だから、結果を出せなくても
「これが今の私の努力の限界です」と、開き直ることが出来る。
そこで損をするのは自分だという事に気付かなくてはいけない。
20代のうちから、抽象的な言葉で逃げれば逃げるほど、30代以降でより拍車がかかり、
死ぬまで逃げ続ける人生になる。
やる気が本当にあると言うなら、目標は数値で示そう。
「一日500件電話します」など。
以上。
これは、先日のミニゼロについて書いた私のブログ記事を、自ら戒める為に書きました。
「お店に不備があってお客さまにご迷惑はおかけすると思いますが、この子ら気持ちだけはありますから許してやってください」
・・・と、過保護な親が、バカな言い訳しているように思えて、反省してしまいました。
「全てはお客様の笑顔の為に」
「私達が世の中に元気・パワーを発信する」
・・・と言ってきた事が、矛盾しますよね。
それ以前に、よく部下は「気持ちだけはあります」という抽象的な言葉ばかり使ってる事に気付かされました。
それに対して私自身も「気持ちだけは伝わったよ」と、許している事が多い事も。
勿論、役職幹部に関しては毎月具体的で明確な目標をきっちり立てさせます。
しかし、そこでお店自体の目標は達成したとしても、個々の目標に対しては、達成する者が減ってきている原因は、まさに私のこういう在り方に原因があるんだと思いました。
しかし、ゼロワンに、いわゆる「お水の子っぽい子がいない」「皆イイ子ばかりだね」とよくお客さまから言って頂けるのは、
こういう「気持ち」を大切にしてきたからに他なりません。
私は「どんなに下手でもいい、真っ直ぐ相手に気持ちを伝えろ」と今まで言ってきました。
もしも私が女の子達に強制で
「営業電話を一日30件しろ」「一日10人は指名をとれ」「一日○万円売り上げをあげる為にボトルを○本あけさせろ」
みたいな具体的な事を言い続けてきていたなら・・・。
きっと今のゼロワンはありません。
勿論、そんな言葉は一度も言った事はありません。
遠回りしてでも、お客さまや周りに感謝が持てる心、そして自発性をやしなう事こそ、心のこもったご接待が出来るお店になるんだと信じ続けてきました。
本日、いよいよミニゼロがオープンします。
実は、私はミニゼロメンバーの事を「2軍」呼ばわりしていました。
その理由をここに書きます。
ミニゼロメンバーは、3回に渡る本人たちのプレゼンで決まりました。
・一度目のプレゼン。
一ヶ月ほど前。れなに、ミニゼロへ行く候補者のプレゼンを聞く為の時間をとってほしいと言われ、私は博多入りしました。
その前日に、ミニゼロ候補者全員から「お時間下さい」「私の気持ちを聞いてください」と私の元にメールがきて、
そこで初めて候補者を知りました。
3分の1くらいの子は、まだ顔と名前が一致しない新人さんでした。
プレゼン当日、ずらっと集まった候補者達。
あおいを筆頭に、一人ずつ「ミニゼロに行って頑張りたい」という気持ちを伝えてきました。
こういう事が慣れていないアルバイトさんばかりだったので、声が小さかったり、緊張で声が震えている子も何人もいました。
私は黙って全員の気持ちを聞いた後、こう言いました。
「あなた達はミニゼロに行かない方がいい。
そんな半端な気持ちでは苦労するだけだし、そこで嫌になって変な辞め方されても困る。
だったら、ある程度環境の整った今のゼロガールに留まる方がラクでいいじゃないか。
ミニゼロに行ったら、松山のキャスたまのように全員が看板となって責任を持ってもらわないといけなくなる。
しかしゼロガールに残れば、今まで通り先輩達がこれからもあなた達をフォローしてくれる。
今なら立候補を取り下げても誰も何も思わないから。
悪い事言わないからやめておきなさい。」
なぜ、そういう事を言ったかの理由も言いました。
ほぼ全員、「今はまだ結果も出せていないけど、新たな環境に行った暁には頑張りますから」と言った内容だったからです。
これこそが学生レベル。私の一番嫌いな類のプレゼンです。
私は今まで散々スタッフには「今の環境で出来ない奴は、どこに行っても同じ事の繰り返しで、一生迷走する」と言ってきました。
今のゼロガールのいい環境でも頑張れない奴が、個々の負担が大きくなる新店舗に行って今以上に頑張れる訳ないじゃないか、と。
今まで似たような事例で何人も仲間が投げ出したり逃げ出しています。
今回も何人か潰れるのが目に見えています。
ゼロワンは「ガンガン頑張るコース」と「マイペースコース」が選べます。
今回プレゼンしてきたアルバイトさん達は、「マイペースコース」にいた子だったから、いつも誰かに守られ、今まで一度もこんな風に厳しい言い方をした事はありませんでした。
この私の言葉で気持ちが揺らぐくらいなら、ずっと「マイペースコース」でゼロガールに残ってくれた方がむしろいいんです。
そういった理由で、なるべくプレゼンしてきた全員がミニゼロに行きたくなくなるように。
私は冷たい態度のまま、その場を後にしました。
れなとあおいが、彼女たちに何とかチャンスを下さい、と食い下がるので。
今のゼロガールの為に、個々が自分発信で何が出来るか考えて、一つでもいいから「具体的に動いたエピソード」を持ってこれる奴がいたなら、また時間を取って聞いてやってもいい、と。
気持ちがあるというなら、とにかく行動で示してこい、と。
その後、私はれなを個別に呼んでこう言いました。
「このメンバーでは弱いと思う。
蘭館のもえや、キャスたまのありすくらい、今後引っ張っていく女の子が一人でもいるのか?
それなら一旦リセットして、2~3人もっと活躍しているメンバーを入れ、後は新人さんをばかりを新たに雇いいれたくらいの方がいいんじゃないか」と。
そこからまた10日近く経ち。
私は再びそれぞれのお願いメールでゼロガールに呼び出されました。
・2度目のプレゼン
私は、一回目のプレゼンのメンバーが、ここで少しふるいにかけられると思っていました。
しかし・・・いい意味で裏切られ。
一人の脱落者もなく、前回プレゼンしてきたミニゼロ候補者全員がそこにはいました。
一人一人。
自分が店の為にこの短い期間にこんな風に動いてきたんだ、という内容と、ミニゼロに行きたい気持ちが変わっていない事を伝えてきました。
そうやって自分で初めてお店目線で動いた事で気持ちの変化があったのか・・・
心なしか、前回よりも自分の言葉で堂々と伝えてくるメンバーが増えていました。
私はやっと気持ちが伝わってきたので、空気をオーディション風に切り替え、
それぞれに「特技」か「これだけは誰にも負けない」「過去の栄光」など、今から一人ずつ私にアピールをしろ、と言いました。
言われたとおり、それぞれが一生懸命アピールをしてきました。
「私、実はこんな事していたんです!」
「私はこういうところなら自信があります!」
その顔は、今まで見た事がないくらい、イキイキとしていました。
前回のプレゼンの時は、きっとそれぞれが自信がなかったので、私には女性としての輝きやオーラがほとんど見えませんでした。
しかし・・・。
2回目のプレゼンにして、私はすっかり彼女たちの魅力にじわじわハマっていました。
だけどこの時点で既にオープンまで一ヶ月きっていました。
接客、ショー・・・どれをとってもこのメンバーだけではやはり弱い。
今から鍛えても間に合わないペースです。
ゼロガールから姉妹店を出す・・・なのに、ゼロガールよりはるかに未熟すぎるお店をオープンするのはいかがなものか。
お客さまのご期待を完全に裏切る事になるのは目に見えています。
私はやはり、彼女たちをミニゼロの正式メンバーをする事に躊躇していました。
そこで更なる個々の課題と宿題を出しました。
接客、もしくはショー、どちらでもいいから、レベルアップに本気で取り組んだという事を、何か証明しろと。
それから一週間後。
またもや私はゼロガールに呼び出されました。
ミニゼロのショーメンバーオーディションと、最後のプレゼンをしたい、という事でした。
・3度目のプレゼン
ミニゼロのショーメンバーオーディションが行われました。
今回なみ・ひな以外は、毎月ゼロガールでやっていたショーメンバーオーディションにも殆ど出た事がない子ばかり。
きっと、出たくても自信や度胸がなかったのでしょう。
当然、今までにないくらい緊張に包まれていました。
その結果、本領を発揮できる子はほとんどいなくて。
この日の為に一生懸命練習してきた気持ちは伝わりましたが、
決してお客さまにお見せ出来るようなものじゃありませんでした。
他の審査員は仲良しごっこな優しい発言をしていましたが、私は厳しく言いました。
「こんなので、お客さまからお代をいただける訳がない。
自分がどう見られたいかに必死になるな。見ている人たちにどう伝えたいかに必死になれ」と。
一応順位はつきましたが、全てはその後のプレゼンの内容次第にする事にしました。
その後、一人一人、これが最後のプレゼンだと言う気持ちで、私に向けて想いを伝えてきました。
自分に足りないものは重々承知だけど、この短期間にここまでの事が出来た。
自分は絶対にこうなるし、ミニゼロは私が絶対にこういう風にします!
前回の2回のプレゼンとは比べものにならないくらい・・・。
半数の子は泣きながら、声を張って真っ直ぐに想いを伝えてきました。
全員が発言を終えた後。
私はわざと厳しい口調で、その様子を見守っていたれなとあおいにこう言いました。
「あなた達は、本当にこの子達でやれるの?これでいいと思ってるの?」
2人は「絶対に彼女達しかいません!私が全ての責任を負うから、どうか認めてください!」と。
そして、私はしばらく考えた後・・・こう言いました。
「わかりました。あなた達を、正式なミニゼロオープンスタッフとして認めます。」と。
その瞬間、「わぁー!!」と歓声をあげ、涙ながらに喜ぶ女の子達。
私はそこで迷いが消え、確信に変わりました。
どんなに未熟だろうが、ここまで、泣きながらでもお店の事を考えてくれるメンバーがいるなら、それが一番だと。
私は一度目のプレゼンの後にれなに言った事を皆に伝え、
その考えが間違っていた、と。皆に詫びました。
しかし、私は絶対に調子に乗らせません・・。
あくまで、今の現状やまだまだ力不足な部分をしっかり認識させた上で、
「あなた達は今のゼロガールではいわゆる2軍だ。だからミニゼロは2軍のお店だというレッテルを貼ってやる。
せいぜい自分達でどこまでやれるのかやってみなさい」
それを聞き、少し前はあんなにか細い声で私に絶対意見なんか出来なかった女の子達は
「今はそう言われても仕方ないかもしれないけど、2軍なんて悔しいです」
「絶対に2軍なんて言わせないように、私たちやりますから」
「ゼロガール本店にも負けないように、上を目指します」
そんな風に最後にこれからの決意を語ってくれました。
最後のプレゼンを無事会えた後・・・。
ミニゼロのメンバーが抱き合って喜んでいるのを見ました。
それを見て、今回のメンバーがまさに「ミニゼロ」を今後引っ張っていってくれるだろう、選ばれし者に違いない、と。
彼女たちを選び、彼女たちの気持ちをここまで持っていったれなとあおい、何より素直で真っ直ぐなゼロワン魂を持ったスタッフを育ててくれている幹部と先輩たちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
しかし、やはり綺麗ごとではなく、ゼロガールの2軍のお店を出す事には違いありません。
これから未来はあるにしても・・・
やはり、他店も全てオープン当初から順風満帆にいったお店はありません。
回り道してでもいい、時間かかってもいい、本物のお店を作っていってほしい。
しかし、その間にもご迷惑をかけてしまうお客さまがいる・・・そんな事は決して許されない
という事に強い危機感を持っています。
お店の準備をしている役職幹部には、抜けの多さに連日怒鳴り散らした結果「もう知らん!」と今は見放している状態です。
分担と時間配分が悪く、その都度しっかり仕切る人間がいなくて、全員「寝てない」と、時々眠たそうにしているのも腹が立って仕方がありません。
しかしどんなに追い詰めても、誰一人心折れません。
むしろ私は、準備をしている役職幹部や選ばれたミニゼロメンバーが今まで以上にイキイキして見えています。
この瞬間も、しっかり、お店をオープンさせる為に最後の最後まで気を抜かず動いています。
この内部事情の記事・・・
何度もアップするかどうかで悩んでいました。
最初に書いたように、
「お店に不備があってお客さまにご迷惑はおかけすると思いますが、この子ら気持ちだけはありますから許してやってください」
・・・と、過保護な親が、バカな言い訳しているような内容なのは重々承知です。
しかし、ゼロワンでは、「仕事は出来るけど、どこか傲慢で気持ちがない人間」はいりません。
「仕事は出来ないけど、気持ちが本気である人間」「感謝の気持ちをしっかり持っている人間」を尊重しています。
勿論どんなスタッフでも、しっかり教育し、
「プロ意識も気持ちもある、愛されるべき人間」となってもらえるよう取り組んでいます。
言い訳に聞こえてもいい。
本日、ミニゼロオープンです。
お客様に本気で楽しんでもらいたいというスタッフを揃えることが出来ました!!
しかし、何もかも未熟で、2軍のお店には変わりありません。
これから沢山叱ってやってください。
私達も全力で取り組んでいきます。
育てる気持ちで見守って頂けるなら、こんなに嬉しい事はありません。
ここからがまたゼロからのスタートです。
ゼロガール。松山店共々、ゼロワングループは新たな気持ちでお客さまと向き合っていくことをお約束致します。
今まで支えてきてくださったお客さまの為。
これからもスタッフ一同、最善を尽くします!!