それは一本の電話からはじまりました。



いつもお世話になっている素敵社長Tさんの口添えありきで、

出版社の方が私の存在に興味を持って下さっているとの朗報が!!



願ってもないチャンスを掴むべく、東京まで足を運ぶ事2回。



実は出版は前々からの夢だったので、頑張って自分を売り込みに行きました!




一回目は書籍の編集プロダクションのY社長にプレゼン。

長時間緊張しすぎたのか、ホテル戻ってから熱が出て・・・(情けな)



二回目は実際の出版社の方にプレゼン。

出版はしてほしいが、あくまで条件がある・・というお話。

しかも散々な言われようで激ヘコミ・・・。




私は女性にパワーを与えられるような本を出したかったのですが、そんな本はゴロゴロあるし、

私くらいの知名度では絶対に売れないと・・・。



そりゃあ出版社サイドは売れる本じゃないと出したくないって事ですから、言われた内容も最もでした。



一番本を買う世代、20代~40代の男性の方々をターゲットにした本を書いてくれ、と。

特に私の職種目線の本はとても興味深いし、私流の若い女の子を束ねるやり方は、世の悩める男性のお役に立てるという訳で。



ビジネス書というジャンルで、


女性の部下を持つ上司、女性にモテたい男性、年頃の娘を持つ父親に向けた

  「若い女性の取扱説明書」


という方向性で出版する事となりました!!



私はどうせなら、手にとって下さった方に本当に役立つ本を書きたい!とがぜん張り切りました!!!





しかし、いざパソコンに向かうと・・・。



どういう書式で、どんな口調でかけばいいの?


起承転結とかいるの?


っていうか、どれくらいの文章量があれば本って出来るの?


一章って何文字?

いや、何文字とか言われたところで、文字数えるのとか面倒くさいし!




こんな事なら、もっとマニュアル本的な本を沢山読んで勉強しておくんだった。

今更見たら、何か影響されそうで嫌だし。



とにかく悩んでるばかりでとっかかりがわからない・・・。



やっぱりお手上げかも・・。(-"-;A



そこで一度だけまた編集プロダクションの社長に時間をとってもらい、打ち合わせをして頂く事に。


私がそれまでに何となく頭の中で考えてまとめていた概要を適当にしゃべっていると、


ちゃちゃっとそれをパソコンに打ち込んでくれて、短時間で見事に大まかな目次が出来上がりました!!



ようやく、本の全体の流れが見えてきた私はやっと書き始める気になり、チャカチャカとパソコンに打ち込みをはじめました!





6月半ばくらいからやり始め、締め切りは7月末まで。



いきなりゼロガールのリニューアルオープンでバタバタしていた時期だったし、今後のゼロワンの展開に向け現場の強化にますます力を入れていかないといけない時期だった為、単純に仕事量も通常月以上・・・。



何をやるにしても24時間出版のプレッシャーがどーんとのしかかり、勿論寝る時間を削って執筆をしていました。






ただ、度々煮詰まってしまい・・。



男性に向けた本を書くという事は。


私みたいな未熟者が、あーだこうだと教えを説くという事。




さすがにそれは立場を考えてしまう・・・。


うちに来てくださっているお客様に反感をかわれるわけにもいきません・・。


なぜなら風当たりが強くなり直接しんどい想いをするのは、現場にいる部下達だからです。





そもそも・・。


売れる本を書きたい訳ではなくて、私が本を出すという事でゼロワン自体がもう少し認められるようになったら、

部下達の擁護が少しでも出来るのではないかと。


全ての問題は私の至らなさにあるのは分かっているのですが、女性スタッフ達が誤解されたり心ない嫌がらせを受けるのもこの業界にはつきもの。


それに対して思うところや憤りの出来事が続いていて、私にまだ出来ることがあるのではないか・・・というのが出版したかった理由の一つでもあったから。




私が生意気な本を出して反感を買うような事があれば、元も子もない。


かと言って。




無難な本なんて全く面白みがない!!







今まで私は独自の発想と切り口でやってきた。

そこで反感を食らったり叩かれた事も多々あったが、それをバネに結果も出してきたから今がある。


ただ、部下に任せるようになってからは、私の事で直接批判を受けるのは現場の部下なんだというところにいつも葛藤がある。



勿論部下には「すべての原因は自分達の至らなさにあると思え」と強く育ててはいるが・・・。




今は特に大事な時期!!


現場に集中すべき時に他にパワーを吸い取られ・・・

なおかつそれが逆にあだになってしまったなら・・・?


考えれば考えるほど・・・





書けない!!!






とにかく悶々と方向性に悩みながらも。何とか執筆を続けました。



でも、結局は読む男性のお役に立ちたい!という思いに集中し、自分の持っているものややってきた事を惜しげもなく書き記していきました。





7月の月末になると、分刻みで時間との戦い。


ブログや経理で毎日のようにパソコンは触っているけど、正直未だに打ち込む速度も早いほうではない・・。


なんで一日24時間しかないの??


焦るととたんに変な文章になってるし・・・。






そして・・・。


無常にも7月31日はやってきた・・・。



やはり締め切り守れず・・・。



恐る恐る編集プロダクションのY社長に連絡。



厳しくお叱りを受けながら何とか10日ほど猶予をもらう・・・。





命拾い・・?


いや、そうでもない。


月末月初はお給料日ややる事がいっぱいだし・・・なんかプチパニック!





それでも何とか書き上げ、締め切り間近は食事すらまともにとらず、8月10日、ぎりぎり深夜0時前にメールで原稿を送信!!




その瞬間はなぜだかわからないけど涙が出てしまいました・・・。




ただし目次にそって出来てない部分も沢山あったし、章の前後が噛み合ってない箇所もあったので、いつでも書き直しや書き足しが出来る態勢で編集プロダクションからの指示を待っていました。






なのに・・。



その日からいくらメールで指示をあおいでも返事ナシ・・・。




出版は工程の段取りがきちんと決められているから、そこで原稿の遅れがあるといかに迷惑がかかるか・・・


これ以上遅れるとこの話自体がなくなるかもしれない。


今回の話を持ってきてくれて励ましてくれていた素敵社長さんからもそうやって一度お叱りをうけていたので・・・。






もしかして、内容に失望した??

それともやはり原稿の遅れで話し自体が流れそうになっているとか??




不安になりながらも普段の仕事をこなしつつ、連絡待ち受け状態。




新店に向けても本格的に動き始めていたし、仕事もかなり溜まっていたのですが、なんかこのままだと余裕がなくなって悪循環になりそうだったので途中無理矢理二日ほどお盆休みを取りました・・・。


その時もいつ呼び出しがあるか、いつもビビリながら携帯やパソコンのメールをチェックしていました。





今までの仕事なら、常にこっちが主体で段取りしたり交渉したり・・・。

でもこんなに勝手が分からない世界でどうしたらよいのか・・・。






それにしても、無視って何やねんっっ!!

ダメならダメで書き直すっつってんじゃんっ!!ヽ(`Д´)ノ




そしてお盆あけて新店の事、合同イベントに向けて本格的に準備が忙しくなった頃・・・


今までやり取りしていたY社長ではなく、出版社の担当の方から連絡が。






なんと、半分以上も書き直し!!!


そしてダメ出しの嵐!!!




私が書いたのは、本気で女性の部下を育てたり、男女問わず部下をまとめたい人、本気で人生の流れを変えたい人に向けてのリアルな内容になっていて。


それさえ出来たら、プライベートでもここまでモテるようになる!といったものでした。





担当者いわく・・・



・全国的に知名度がない人の言う事は聞きたくない。


・水商売での成功論なんてそこまで求められていない。


・私自身のエピソードを書きすぎ。マスターベーションじゃないんだから・・。





確かに・・・


そう言われるのも仕方ないですが。





今まで明かした事のない自分のエピソードはきっと説得力のあるものだと思うし・・

自信のあった成功体験のノウハウを惜しげもなく出しつくしていたのに・・・



それをバッサリと削られ。


完全なる「モテ本」へと内容がシフトしていったのでした・・・。(ノ_-。)


その時点で、与えられたタイムリミットもわずか・・・。



でもここまできたらやるしかない!!




一章ごとに書き上げるそばからどんどん出版社にメールで送り、仕事に行って、また帰ってすぐパソコンに向かい・・・。


パソコンをお腹に乗せたままウトウトしかけ・・・家にいる時は片時もパソコンの画面のそばから離れませんでした。


集中力を高めるために、口の中に甘いものを入れたり、変な時間にいきなり過食したり、ブラックコーヒー依存症になったり・・・。

あぁ、肌荒れおブス&おデブまっしぐら・・・。


担当者からは、私が一通返事を返す間に三通くらい催促のメールが入っているし・・・。


最初親身になって相談に乗ってくれてた編集プロダクションのY社長はずっと無視だし・・・。





大人になってこんなに叱られたり、最近はここまでけちょんけちょんに言われる事も少なかったので、自信までなくしそうになって。


そりゃあ、出版社はもっと大成功している社長さんや有名人の本ばかり扱っているわけですから、私なんてひよっ子なんだろうし。


そういう人達はきっと自分の仕事が忙しいのを言い訳にしたりせず、締め切りも守るんだろうなぁ。


私・・・ここまで未熟者だったとは・・・!!!




初めて「仕事を投げ出したい!!もう嫌だ!!!」と完全に気持ちが滅入ってしまいました。





ただ、そんな時に踏ん張れたのはまさに周りの人たちの支え。




お店に出た時に沢山のお客様にあたたかい言葉をかけていただけた事。


役職陣が私の負担を減らそうと、「任せて下さい!」と出来る限りで色々頑張ってくれた事。


スタッフ達が私の出版をいかに心待ちにしてるか声をかけてくれた事。


家族がいつも以上に私を気遣ってくれた事。




私にチャンスを与えてくれた素敵社長Tさんの顔をつぶす訳にも絶対にいかなかった!


もはやこれは私だけの問題ではない!!絶対にやりきってみせる!!!




そして抽象的な指示だけされて、方向性もわからないまま書き続けていましたが・・・。





一個くらい、何か褒めてくれてもいいやんっ!!(>_<)
全否定かよ!!!
なんでそんなに上目線なんだ!?


なんか腹立ってきた!!!
Y社長と担当者を見返してやるっっ!!!ヾ(。`Д´。)ノ




最後は私も意地になっていました。


担当者にも反撃したり、譲れないところは譲らなかったり。




合同イベントの時にも鬼のような催促があり・・・。


逆ギレしたら「男の著者なら、全然寝かさずに一時間おきにもっと電話してますよ!!」だって。




ですよねー・・・。(-。-;)





そして時間との戦いで、最終的な締め切りまでに何とか書き上げ。



担当者には「まぁ、このくらいで何とかなるでしょう。」みたいな言い方でとりあえず一段落・・・。




そこで2回目の涙が・・・。


それは悔し涙。


全国区で挑戦しようとした私は、こんなにもまだまだ小さい人間だったのか・・・。


張り詰めていたものが一気に解け・・・一時間くらいワンワン泣いてスッキリ!!





またここから頑張ればいい!!


その瞬間から気持ちを100%切り替え、ひとまず新店の準備に集中しました。






しばらくして。



担当者とY社長によって手直しして頂いた原稿が手元に届きました。


文章の前後がつながっていなかった箇所や誤字脱字が見事に訂正され、目次もしっかりついていました。



いざ印刷された原稿を見て、初めて実感がわきました!!


更にカバーデザインの打ち合わせをし、見本の画像がパソコンに送られてきた時はそれはもう感動でした!!




そんなこんなで見事全工程が一段落し、やっと担当者の方から「お疲れ様でした!」と言ってもらえた時。




やっと三度目には嬉し涙を流す事が出来ました。



ウチのショーメンバーが過酷なレッスンに耐え、ショー本番前に最後のミーティングを取る時、よく涙を流しています。

大人になって達成感で泣く事ってなかなかないですよね。


こんな想いが出来た事や周りの人々に心から感謝の気持ちでいっぱいになりました!!



ただし・・・。


一定量以上売れなかったら、ある程度買取りしてもらう場合もありますから・・・とキツーイお達しが。


コワーーーイ!!o(;△;)oここからがまたプレッシャーだわ・・・。


そういう罰則だけは免れる程度に売れますように・・・。(。-人-。)




とにかく頑張ったものに無駄なものはないはず!!


今回こういう想いが出来て本当に勉強になった。


日々にかまけず、もっとこういう辛い思いをして修行しなければいけないな・・。



この想いをバネにまた日々精進していきます!!!三 (/ ^^)/


少しでも応援の方、よろしくお願いします!!!(T_T)