ちえたまです。


新調した水槽の入れ替え作業についてです。


日記と言いつつ作業計画を兼ねて、この記事は作業の実施前に書いています。この通り順調に進めば記事の内容は現実になるはずですが、果たしてそのまま記事投稿できるでしょうか?(笑)


青字は事後に追記した現実の内容です。




前日)人工海水の準備

うちで一番大きな「角バケツ」と「大バケツ」に新しい人工海水を準備します。いつものようにポンプで一晩撹拌しておきます。


角バケツはレイアウトとサンゴの退避用、大バケツは入れ替え後の水槽に海水を補充する用です。

全体的に水温は空調に委ねてノーケアでいく予定です。念のため作業中は水温計を放り込んでモニターしておこうと思います。

現実:作業日の室温は27度ぐらいでしたが、準備した海水は32度にもなっていました。ポンプを回すとこんなに上がるものなんですね。エアコンと保冷剤で必死になって下げました。



9:00)作業開始

作業開始です。まず水槽周りの器材類を一時撤去します。各器材を電源OFFして、アクアキャノピー風木枠、照明、水流ポンプ、オーバーフロー外管と給水管を取り外して退避しておきます。いつもの水換え作業に毛が生えたレベルです。

続いて「小バケツ」と「プラケース」に飼育水を抜きます。小バケツは魚たちの退避用、プラケースは上段サンゴの退避用です。いつもの水換えと同じ作業で、まだまだ序の口です。


小バケツには魚を退避するので、ここでエアポンプを作動させておきます。

現実:予定より少し早く8:45作業開始です。準備万端で臨んだので5分と掛からず次に進みました。



9:30)生体の退避

さて、ここから入れ替えに向けた退避の本番です。まず気中に曝された上段のサンゴをプラケースへ。続いて残りのサンゴもろともレイアウトを角バケツへ退避します。



さらに飼育水を「灰色バケツ」に抜いて、ヒタヒタになった水槽で魚たちを捕まえて小バケツに退避します。小バケツはエアレーションによる塩ダレと魚たちが暴れるのを防ぐため、タオルで覆って暗くしておきます。


住人の居なくなった水槽から底砂を取り出します。底砂は排水に用いた灰色バケツへ移動して、飼育水で軽く洗っておきます。

ここまではプチリセットでも通った道です。まだまだこれからです。

現実:ここで大きな想定外が発生しました。レイアウトを取り出した後のガランとした水槽にはマンジュウイシモチしかいません。どうやらレイアウトと一緒にハナゴンベ&アケボノハゼも取り出しちゃったみたいです(汗)

どこに居るか確認できず、移動の際にレイアウトの下敷きになっていないかも気になって、半ばパニック状態になりながらとにかく作業を急ぎました。



10:00)水槽の入れ替え

ようやく本題の水槽の入れ替えです。水槽はほぼ空っぽですが、給排水の配管(ピストル管)があるのでまだ移動できません。

ストレートピストル管を抜くためには、給水管を切り離し(ユニオン継手あり)、ウールボックスを撤去する必要があります。


これらすべてを取り外して、晴れて旧水槽を撤去です。


新しい水槽を設置して配管類を元通りに組んでいきます。「水槽だけ入れ替え」をしたいがために、同じ水槽にこだわって入手が遅れました。


水槽の位置や配管類の接続をしっかり確認して、入れ替え作業は完了です。折り返し地点を過ぎましたので、後は鼻唄を歌いながら(嘘)逆の作業を行うのみです。

現実:ここは特に躓くことなく進みました。3重管の径や位置もまったく同じで、そのまま水槽を入れ替えるだけで済みました。

とにかく魚たちの安否が気になって鼻唄どころではありませんでした。



11:00)レイアウトの復帰

新しい水槽に濯いだ底砂を戻し、底砂を捲き上げて濁らせないよう、大バケツにスタンバっていた海水をそーっと注ぎます。

そして最大の山場、レイアウトを戻してサンゴを配置し直します。ウスコモンのトリミングも行って、一旦のレイアウトは完了です。

一時撤去していた器材類も設置し直して再始動です。魚たちを戻すときに出来るだけショックがないよう、しっかり循環して旧飼育水と馴染むまで少し時間をおきます。


もうゴール目前です。後は魚たちをポチャンするだけです。少し間をおくので、ここでお昼ご飯休憩です。

現実:上述の通りレイアウトと一緒にハナゴンベ&アケボノハゼを取り出してしまったはずなので、とにかく早くレイアウトを戻して魚の存在と様子を確認したかったです。

レイアウトを水槽に戻すと・・


ハナゴンベとアケボノハゼの両方が居ました!見る限り傷などもなさそうです ε-(´∀`*)ホッ

安否確認のため急いで作業を進めたこともあり、ここで9:45、ちょうど1時間ぐらいでした。角バケツにはエアレーションをしてないので、魚たちも早々に移動を済ませてしまいます。



12:30)作業完了

小バケツに退避していた魚たちを水槽に戻して作業完了です。水温だけ確認してポチャンです。各種器材の正常動作と生体の様子を確認して一段落です。



後は散らかりまくった道具と旧水槽をお片付けするのみです。この辺りで精根尽き果てて、ヨギボーにダイブしている未来が見えます(笑)

現実:間をおかずに魚たちを移動しました。結局、魚たちを捕獲する手間が省けた形となり、予定よりも随分前倒しの10:00ぐらいには作業を終えました。

予想通りお片付けに時間が掛かり、ヨギボーにダイブできたのはお昼過ぎでした。まだ旧水槽の解体作業も残っていますので、後はぼちぼちと進めていこうと思います。



夕方になって照明が点きました。サンゴも咲いてくれて一安心です。照明が点いてもスタポがなかなか咲かず、やきもきしました。


フランジも思ったより気にならず、自分的には上出来じゃないかなと思っています。何より傷のない新しい水槽が気持ちいいです。

3匹の魚たちの無事も確認できました。様子も普段と変わらないように見えます。


挟み潰してなくてホントよかったです。

入れ替えを終えて、懸念していた「フランジがつっかえてレイアウトが収まらない」ということはありませんでしたが、落ち着いてウスコモンをトリミングできなかったのが心残りです。

雑に手でポキポキと割るのが精一杯で、上段のウスコモンに至っては再度収めることも難しく廃棄しました。

ひとまず水槽入れ替えの大仕事は終えられたので、細部の調整や改善はじっくり腰を据えて取り組みたいと思います。