を買って、一番最初に読んだのは、やっぱり大島さんの感想文と、大島さんと作者田中慎弥さんの対談。
私が「共喰い」を読んでいないので、感想文を読んでも正直ピンとこないというか、共感するもなにもないというか。
そこは仕方ないとして、ただ、感想文としては上手いんじゃないかって思いました。
偉そうな言い方をすれば、ちゃんと感想文になっている、ねって。
だって。
実は他の人の感想文もいくつか読みましたけど、文章のうまさとか、面白さを抜きにして、「感想文」として考えると、これは感想文じゃないwって人もいたので。
高橋総監督とか。
小嶋さんとか。
上手く書いてるけど。
「感想文」じゃないよね。
感想は?って突っ込みたくなるw
それはともかく、大島さんの感想文と対談は、実に興味深かったです。
おそらく、すごーく読みづらい小説だと思うんです「共喰い」は。
そんな小説を書かれた田中さんが、何気にAKB48を結構ご存じでいらっしゃる。
田中さんがすごいのか、AKB48がすごいのか。
私は、大島さんの感想文を読んだ時、すぐに最後の一文は
「RIVER」の引用じゃないかw
て、気付きましたけど、田中さんもわかってしまうとは、驚きましたよ。
知ってるんだ~、って。
芥川賞をとった時から「共喰い」の存在は知っていましたが、こんなきっかけでもなかったら、一生「読んでみようかな」って気にはならなかったと思いますね。
今回この対談を読んで、ぜひ「共喰い」を自分で読んでみて、それからもう一度大島さんの感想文を読んでみたい、そう思いました。
それと、私は当時知らなかったんですが、ナツイチのキャンペーンが始まったとき、田中さんは
「恋愛禁止のAKB48のメンバーがこれを読むのは、大問題だ」
ってコメントを出されていたようなんですね。
その、真意を知るためにも、読んでみたくなりました。
私みたいな人が、他にもいるんだろうな。
上手いことやってるなあ、この企画(笑)

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