先日観た映画「LUCY ルーシー」の感想。


新種のある物質の影響で脳が覚醒し、驚異的な力を発揮するようになるヒロインが巻き起こす騒動を描く、スカーレット・ヨハンソン主演のサスペンス・アクション。普段は10%しか使われていないという脳が覚醒し、驚異的なスピードで言語をマスターしたり、目に見えない電波をコントロールできたりといった驚愕の出来事が繰り広げられる。

良くも悪くも、脳の覚醒という未知のテーマに挑んだ意欲作です。アクション映画といえるかは微妙なので、純粋にアクションを楽しみたい人には、全く向かない映画のような気がします。ただ、途中のカーアクションのシーンは、通常のカーチェイスなんかとは違い、脳の覚醒であらゆるものを予測し制御できるため、ノンストップで突っ込んで対向車をかわしていくのが凄かったです。なんだか難しい生物の進化の理論の説明が多いので、興味がないと頭が痛くなるかと思います。

イルカは20%の能力で超音波を操れるのだから、人間の能力もどんどん上がっていけば、色んなことが出来そう!脳を使いすぎると人間らしさが失われていく…。人間の脳は10%しか覚醒しておらず使用することが出来ない。脳が100%機能されたらどうなるのか…。この途方もない疑問に対してリュック・ベッソンがあらゆる想像を巡らし、考えうる限りの映像表現を駆使してその世界を表現してみせた作品でした。独創的で面白いテーマだと思ったのでちょっと残念。

映像の雰囲気や世界観は今までのリュック・ベッソン監督にはないような感じのもので新鮮でした。