もう14年も経ったんだね。  阪神大震災から。。


当時。 千は大阪へ行って初めての冬を迎えていました。


今でも覚えてる不思議な事。 地震の前夜。 千はものすごい寒気に襲われてなかなか眠れなかった。


服を何枚も何枚も着込んで、電気毛布つけて、毛布とお布団かぶって。 それでも寒かった。


親に電話しようかと思うぐらい。 でも、気が付いたら寝てしまったんだと思う。






翌朝。 どんな大きな雷雨や地震でも起きない千が、一瞬で目覚めた。


ベッドの下からものすごく大きな力で突き上げられるような衝撃。


何が起きたのかも分からないまま始まった大きな横揺れ。 建物のきしむ音。


布団の中にもぐって揺れがおさまるのをただただ待つだけ。 本当に怖かった。。


揺れが落ち着いて布団から出た。 炊飯器が床に転がってた。 サラダ油も倒れてこぼれてた。


お風呂場のシャンプーとかも全部床に落ちてた。


お昼過ぎから。  TVには信じられないような映像が流れてた。  ショックだった。


それから3日間。 千は外に出れらなかった。 お腹が空いても、怖くて出れらなかった。


千がいたのは大阪市内。 10階建てハイツの5階。 被害はない地域。 それでも怖かった。。





千が通ってた学校のある先生。  兵庫の人だった。


震災後も学校来てた。 先生が涙ながらに私たちに話してくれた事。


寝てた所にタンスが倒れてきたって。 とっさに隣で寝てる娘さんに覆いかぶさった。


タンスが先生の背中の上に落ちてきて。  でも先生は両腕を付いて娘さんをかばった。


先生は娘さんに言った。 「早く逃げなさい!!」


娘さんは泣きながら言った。 「お母さんと一緒じゃなきゃ嫌だ!!」


先生は必死に娘さんを説得した。 「お母さんも絶対後で行くから先に行きなさい!!」


娘さんは空きスペースに移動して。。  その時、先生の腕はもう限界だったって。。


もうダメだって腕の力を抜いた時。 タンスが向かいにあった棚に引っ掛かって。


下敷きにならずに、先生も隙間から抜け出せたって。。


でもガラスとかの破片がすごくて。 たまたまあった靴下一足を片方ずつ娘さんと履いて玄関へ。


でも。 建物がゆがんでしまってドアが開かなかったって。。  その後救助してもらえたって。。






その時先生が言ってた。 救援物資をいろんな人が持ってきてくれたって。


数時間も歩いて来てくれた先生仲間もいたって。 それだけで大きな力になったって。


あとね。 ウエットティッシュをたくさん貰ったりしたけど、一番重宝したのが、


綿に水をいっぱい含ませたもの。 その綿が個包装になっていくつか入ってる商品らしくて。


ちょっと食器とか汚れたものを片付けるのにすごく役立ったって言ってた。






先生が話してくれた震災の事。  支援の事。 忘れないでいようって思った。


復興は今も続いてるんだよね。 終わった事じゃない。


忘れちゃいけない。 忘れない事が千に出来るたった一つの事かもしれないな。。