フレーズ番号の魔法
少し難しい曲に挑戦している小学生の生徒さん。
いよいよ仕上げの段階に入ってきました。
でも、通して弾くと、思わぬ所で暗譜が分からなくなったり、
いつも同じ間違いが直らなかったり・・・というアクシデントが・・・
というわけで、前回のレッスンでは、
フレーズ番号をふって区切って弾く練習を徹底してみました
まずは、最初からフレーズごと区切って、
次に私が指示したフレーズのみ、順番をバラバラにして弾きます。
暗譜で、です
順番をバラバラにして弾くのはかなり難しいです!!!
でも、一通り練習したあと、最初から通してみると・・・
魔法をかけたように、完璧に弾けました!!!
「先生が言った、順番バラして弾く練習が効いたんだ~!!!」
と、本人もびっくり
曲の中間~最後にかけては、通して弾くとアタマが疲れて、
無意識に弾いてしまったり、疲れてミスが出やすくなる部分です。
何回も何回もミスをしていると、それがクセになってしまうことも・・・
そのため、フレーズごと区切って練習することで、
無意識で弾いてしまっていた所がしっかり意識できるようになったり、
短いフレーズなら集中して弾けるので、ミスもなくなったり、
・・・という効果があります。
またフレーズ番号をふって、それぞれのまとまりを意識することで、
暗譜で通した時もどこを弾いているのかしっかり把握しながら弾けるので、
弾いていて不安になることもありません。
難しいし、面倒な練習ですが、それだけの効果はあります。
まさに、「良薬、口に苦し」?!
特に本番前など、暗譜で弾くようになったらぜひオススメしたい練習です