カウンセラー菊井ちえ子です
今日はこどもの日、子どもが大きくなると、「幼かった頃は・・」と、あの全身で母を求めてくれていたいた頃を思い出すものです。それだけ子どもの存在って、母としてのアイデンティティーにつながるというか・・母としての自分を認められたような気持ちになるものです。
そして、それと同時に母としての至らなさや不甲斐なさも感じてしまうのももうひとつの側面ですね。
そんな不甲斐なさを強く感じるのは、子どもが青年期と呼ばれる時期を迎えた頃から、その時期を過ぎてしまってからかも知れません。
最近のご相談事例の特徴として、ひとから見れば、世の中から見れば、もう立派な大人と言われる年代、なのに・・仕事が続かない、仕事に行けない、就けない、人間関係が希薄、お金の管理ができない(我慢ができない)と・・子どもの頃から抱える問題をより一層大きく深くしてぶつかっている、ということが多いです。
そんなときに感じる、母親の願い、子を思う気持ちとは「どうかこの子が、少しでも生きやすくなりますように」「どうかこの子が幸せを感じて生きていけますように」と自分のことなど、微塵も願わず、ただひたすらこの幸せを願う・・・そんな姿に尊さを感じます。
そして、その思いの後には、自分の子育ては何か間違っていたのだろうか、もしかしたら間違っていたのかも知れない、間違っていたのだ・・・と思えて、自分の子育てを責めてしまうのです。
そして、その思いがどんどん進むと この子を産んだことが罪だったのか、そして夫との結婚さえも間違っていたのか・・・ついには、自分自身の存在さえもが間違っていたのかと・・あらゆることから責めを感じてしまい、自分の存在さえも否定してしまう。
そんな、思いの辛さと切なさといえば本当に言葉にならないものを感じます。
でも、絶対に自分の存在が、自分の人生が間違っていたとは思って欲しくないのです。
産まれてきてくれてありがとう、というあの幸せな瞬間に感じた気持ち、幼い頃の思い出、今がどんなに先が見えない状況であったとしても、あのとき感じた幸せな気持ちを今を否定する気持ちで見失わないでほしいのです。
小さな積み重ねでしか進めないでしょうが、それでも母の存在があればこそ歩めている人生なんだと思います。
母として、何をしてもうまく行かない、何をしてあげればいいのだろう、そんな思いを抱えてご相談にお越しになれらる方も少なくありません。
こどもの日によせて感じること、つぶやいてみました。
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具体的に、これをしましょう、あれをしましょう、という段階の方から 今はそっと待ちましょうという段階まで様々です。それでも、あなたの苦しい子育ては1人で抱えているのではないと信じてください。辛い時は、そっと伝えてください、そしていつでも気軽にお話においでくださいね。
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