2012年4月からHbA1cを国際標準化することになり、日本でこれまで使われてきた数値をJDS値、世界標準の数値をNGSP値と言い、それぞれHbA1c(JDS)、HbA1c(NGSP)と書いて区別するようになりました。現在はNGSP値のみです。ちなみにHbA1c(NGSP)=HbA1c(JDS)+0.4になります。これからここではNGSP値で表記していきます。
2012年7月にCSII(インスリンポンプ)を導入するにあたり、入院しました。CSIIは超速効型のインスリンを機械にセットし、一つの機械でBasal(ベーサル、24時間続けて分泌する基礎インスリン)とBolus(ボーラス、毎食後に分泌される、追加インスリンと呼ばれるインスリン)を注入することができます。Basalは時間ごとにどのくらい注入するのかを0.05単位で設定すると自動的にインスリンは注入されます。Bolusはノボラピッドと同じ扱いで、食前に自分で何単位必要かをセットして注入します。ノボラピッドと違って0.1単位で設定できます。
入院中、CGM(持続血糖測定器)をつけて1日の血糖値の変動をみて、Basalの設定をしたり、CSIIのセットの仕方などを学びました。一型糖尿病なので、血糖値の上下の変動が大きいのですが、Basalを細かく設定したことによって、血糖値の変動がだいぶ改善され、低血糖もあまり起こらなくなりました。