長期入院が決まった時、

まず考えたのは、他の兄妹のことだった。


長男は小学一年生、長女はまだ3歳。

これからどれぐらい入院生活が続くのかわからない。


ある日長男に

「ママねしばらく病院にいなきゃいけないかもしれない」と伝えた。

長男は少し考えてから

「ママと離れるのは寂しいけど、○○(次男の名前)が戻って来れるなら頑張る!」

その言葉を聞いて、頼もしくなったなと嬉しい反面、これから色々我慢をさせてしまうと思うと

胸がぎゅっと苦しくなった。


長女はまだ小さく、

「ママと離れるの嫌だ」と泣いていた。


長期入院が決まって不安だったことはもう一つ。

夫のことだった。


私は付き添いになるためしばらく働くことはできない。

その中で夫は仕事をしながら、家事、育児を一人で担うことになる。

夫が体調を崩したら、家庭が回らなくなるどころか付き添い入院自体がむずかしくなる。


家事代行サービスや市の子育てサポートも調べてみた。

でも現実的には難しく実家の家族を頼ることにした。

長女は、夫の仕事が不規則で保育園の送迎が難しいこともあり、

わたしの実家で預かってもらうことになった。


長期入院が決まってからの1ヶ月間は、
残される長男と長女との時間を過ごそうととにかく色んなところに遊びにいった。



その間に実家近くの保育園を探したり、長男の学童を探したりした。


そんな日々を過ごしているうちに、付き添い入院が始まる日が近づいてきた。

これから始まる生活がどんなものになるのかわからない。

どれぐらいの時間家族と離れて過ごすことになるのかもわからない。

先の見えない不安の中で、子どもたちの寝顔をみながらただただ涙がとまらなかった。