憧れは必要ない | マイクロアドの社長のアメブロ

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株式会社マイクロアド社長の渡辺健太郎のブログです。
広告プラットフォーム・アドテクノロジーの会社をやっています。

*ほぼ社内向けです。

朝会のスピーチの補足エントリーです。
後半息切れして今ひとつ話したいことが話せなかったのでブログで。
もともとは社内会食の時に断片的に話した話をまとめた話です。

先日リニューアルしたコーポレートサイト にも書いたのですが
海外事業に憧れなどは持っていなくて、
東京で事業を拡張する為に
大阪に支社を作っていく、
そういう当たり前の事業の延長線上で
海外事業も考えているという趣旨の内容です。

海外事業に憧れがある気持ちも分からないではないですが
学生ならともかく社会人であれば、
もはやそれはごく当たり前の現実であり選択肢の一つです。
問題は自分の中でその選択肢がリアルにあるかどうかだと思います。
憧れはリアルからは最も遠いもので手段を目的化します。
海外に憧れている人は行くとこが目的になってしまう
可能性が高いと思います。

よく世界で勝負するという発言を日本人しか読んでいない
メディアでする人がいますが個人的にそういうのはあまり
理解できません。
いったい誰に向かって言ってるんだろうと。

昔で言えば野茂や中田が日本にいたときにそんな発言をしたことを
聞いたことがありません。
それは彼らのキャリアの延長線上にその場所がリアルにあったからだと思います。

北野武が何かのインタビューで話しているのを昔読んで腹落ちしたのですが

 日本の映画監督が駄目な理由は映画監督になることを目標にしている
 から監督になった時点で喜んでしまうし満足してしまう。
 だからろくな映画がとれない


というようなことを言っていました。

始まりは憧れからだったとしてもそのフィールドに立ったなら
憧れは不要だと思います。
国内も海外も同じだし分けて考える必要もないと思います。

良いサービスを創り、より多くの人に使ってもらうこと。
すべてはその為にやっていることであり
当たり前のように粛々とやっていきます。
それが基本的な我々のスタンスです。