本日から中山・阪神と阪神と開催が替わり……阪神はいきなりの波乱スタートも中山は1-3番人気でカタい決着。と思ったら中山2Rは5-1-12番人気での決着。で、ふと見ればルメール騎手は乗ってない。
やっぱりルメール騎手が人気馬に乗っていればカタく収まるのか、秋競馬!?
3着までに秋華賞の優先出走権が与えられるトライアル・紫苑S。ノーザンF生産馬が15頭中8頭もいて、まるで新潟千直競馬のミルFのようって、全然違うか。
ってことで出走各馬の気になるところを簡単に……。
1番エアジーン……収得賞金900万円。ノーザンF生産馬。
ここは5戦目で、前走はフローラSで7番人気10着。
初めての東京コースだったが後方でほぼ何もできずに終了。
-10キロで、ちょっとカタい感じの馬だとは思ったが。
新馬戦から3戦、中山を走って1-4-1着。勝ったのは重と稍重で、まぁ秋の中山、開幕週の野芝100%でどうなのよって感じではあるけれど、能力というよりも気性面に問題があったのではないかと思うところもあるし、幸い全く人気はないし、少しは大人になったであろうし、ある程度前で競馬ができれば3着以内に入らないとも限らない?
石橋騎手に乗り替わり、過去騎乗時は中山芝2000mのミモザ賞で1着。っていうか、この馬M.デムーロ騎手の時だけ馬券になってないのよね、まぁ偶然だと思うけど。
2番クールウォーター……収得賞金400万円。ノーザンF生産馬。
ここは4戦目で、前走はスイートピーSで3番人気6着。
頭数の関係で枠は違うけど、内から2頭は堀厩舎の馬が入った。
で、まぁ7番人気と9番人気だけど、人気の無い方。
全兄にカミノタサハラがいる血統だが、他の兄弟を見るに抜群に切れるという感じでもなく、この馬も前で競馬をしてというタイプ。
とにかく前走は細いし、頭高いし、なんだか緊張している感じ? ってな風に見えるパドックだったので、この馬こそ落ち着きがあればというところか?
藤岡康太騎手から野中騎手に乗り替わり初騎乗。
金子馬にも、堀厩舎の馬にも、野中騎手が乗ってる記憶が無いのだが、これは穴男に夢を託す大穴激走のサインというか期待の表れか!? まさかヤケクソってことじゃないよね??
3番スパークオブライフ……収得賞金400万円。ノーザンF生産馬。
ここは7戦目で、前走は福島芝2000m(重)の未勝利戦を3番人気で1着。
400キロあるか無いかのコンパクトな馬だけに、藤田菜七子騎手が騎乗して51キロってのも悪く無い条件なのだろう。今回も藤田騎手の継続騎乗だが、54キロ。中山は初。
力の無い馬では無いだろうが、さすがにいきなりGⅢで勝ち負けというか権利獲りがかかっているところで好走できるかというのは馬の能力以前に、申し訳ないが藤田騎手では不安。
4番フィリアプーラ……収得賞金2150万円。ノーザンF生産馬。
ここは6戦目で、前走はオークスで17番人気10着。
2番-4番枠は根本厩舎枠で兄弟子が妹弟子をがっちりガードって何から?? という並びですね。
3走前のフェアリーSでは、1番枠だったのに直線は大外を勢いよく伸びてきたところは印象的だったが、桜花賞・オークスは厳しい戦いだった。
2戦2勝の中山に戻ってどこまでというところだが、それはいずれも1600m。ハービンジャー産駒と考えれば注意は必要かもしれないが、急坂を2回走るタフなコースで好走するイメージはあまり無い馬だったりする。
丸山騎手の継続騎乗。
5番レッドベルディエス……収得賞金900万円。ノーザンF生産馬。
ここは5戦目で、前走は織姫賞(福島芝1800m)で2番人気1着。
その前はクイーンCで、まだ細めでコンパクトな印象だったし、まだまだこれからの馬という印象だっただけに、順当に力をつけてきているということだろう。
全姉レッドベルローズはクイーンC10着からミモザ賞で勝利して、フローラS7着からの紫苑Sで14着。
クイーンCは同じく3戦目だったが、遠回りした上に結局2000mはちょっと長かったかという感じだが、妹はどうだろうか。
ルメール騎手に乗り替わりで、過去騎乗時は1戦1勝。
本日JRA年間100勝を達成して気分も乗ってるだろうし、秋華賞の出走権利は逃さない?
6番フェアリーポルカ……収得賞金900万円。ノーザンF生産馬。
ここは6戦目で、前走はオークスで11番人気16着。
この馬のいとこがアゲヒバリなんだけど、その孫がスパークオブライフで父はともにルーラーシップな2頭が同じレースに出走ってなかなかすごいよね。
見た目は悪くなかったが(フローラSのパドックメモにはカワイイと書いてあるので、多分可愛かったのだと思う)結果の出なかった春の東京。中山の方がいいかもしれないルーラーシップ産駒というところか?
三浦騎手に乗り替わり初騎乗。
三浦騎手は中山での牝馬のトライアルは要注意なイメージだし、フローラSはさすがに18番枠じゃなぁってところもあるし、一発あっても?
7番トーセンガーネット……収得賞金3640万円。
ここは14戦目で、前走は関東オークスで2番人気3着。
アグネスデジタル×クロフネという血統で、確かに芝でもダートでもGⅠ馬の血を受け継いでいるとはいえ、芝を走ったのは札幌のクローバー賞だけで、8着だった馬。
芝も走れないわけではないだろうが、ここで馬券になったらびっくりだ。
武藤騎手に乗り替わり初騎乗。
8番グラディーヴァ……収得賞金900万円。ノーザンF生産馬。
ここは5戦目で、前走は白百合Sで1番人気6着。
前走は前に行った馬が残ってしまうレースで、うまくいかなかったところはあるだろうが、ここで一気に逆転して勝ち負けというほどの感じもしない。
ただ新馬戦から3戦M.デムーロ騎手で1-3-1着からの和田騎手乗り替わりで6着、再びM.デムーロ騎手。
3着だった若竹賞も1着からはクビ、1/2差。
当然馬券になってもおかしくはなさそう?
9番ウエスタンランポ……収得賞金400万円。
ここは7戦目で、前走は新潟芝2000mの1賞クラスで12番人気8着。良より稍重での方が良さそうな戦績だし?
菊沢騎手の継続騎乗。
10番レオンドーロ……収得賞金は400万円。BRF生産馬。
ここは10戦目で、前走はフォローラSで14番人気13着。
この馬はフラワーCで8着、ひめさゆり賞で2着、フローラSで13着だったのだが、パドックメモでは順に非力な感じ、良く見えるっていうか良い、ドスドスした歩き方でどうかというように、見る目がないだけの可能性は大だが、あとでメモを見返すと良くわからない印象の馬だったりする。ただ、良く見える時は走るって馬かもなぁって気もするので、パドック注意かな??
新馬戦から柴田大知騎手の継続騎乗。
東京よりは中山の方が良さそうなのは確かだが?
11番メイクハッピー……収得賞金は1500万円。
ここは7戦目で、前走は檜山特別(函館ダート1700m)で1番人気1着。
初芝の米国産馬で、確かに今後ダートの一線級と戦っていくのはなかなか大変かもしれないが、だからと言ってここであっと驚く大激走があったら諦めるしかないって感じでしょうか。
大野騎手の継続騎乗。
12番ローズテソーロ……収得賞金は900万円。
ここは6戦目で、前走は両津湾特別で6番人気1着。
2走前のフローラSは-18キロで細かったが、休み明けで馬体重を戻しての快勝。
戦績的にはスローからの切れ味勝負という感じだが、開幕週の中山で差しが決まる展開であればちょっと面白そうな存在だが……横山典弘騎手に乗り替わり初騎乗。昆厩舎の馬とかなら権利取りで一発狙ってきそうであるが、今回は狙ってくるかなぁってところがちょっと心配だったりして。
13番アップライトスピン……収得賞金900万円。白老F生産馬。
ここは4戦目で、前走は東京芝1800m(稍重)の1賞クラスで1番人気1着。
新馬戦から3戦、すべて東京で1800-2000-1800mで1-4-1着。
新馬戦から大野騎手だったが、今回は田辺騎手に乗り替わり初騎乗。
初の中山と乗り替わり、2000mよりは1800mがベターかもというところがどうかだが、田辺騎手は基本的に中山で買っておきたい騎手だし、激走を期待しても良いだろうか?
(9Rのミャゴラーレは2着に来て欲しかったぞ)
14番カレンブーケドール……収得賞金は3800万円。
ここは7戦目で、前走はオークスで12番人気2着。
新馬戦から2-3-1-4-1着という戦績だし、距離がどうかというところはあったかもしれないが、12番人気というのは人気がなさすぎたかもしれない。
ただなぁ力はあるとは思うけど、あの時が一世一代の出来というか勝負だったような感じもしちゃう馬だったりする。
なんだかドスドスというかガシガシ歩く馬という印象で、中山2000mがいいかなぁどうかなぁって感じ。地力の差で勝ち負けって可能性はあるかもしれないし、1番人気は馬券圏内は外さない感じのレースではあるが、賞金持ってるしと考えたら他の馬に先着されても(あわよくばここは来ないで)って感じもする。
津村騎手の継続騎乗。
15番パッシングスルー……収得賞金は900万円。ノーザンF生産馬。
ここは5戦目で、前走は福島芝2000m(稍重)で1番人気1着。
時計のかかる馬場で抜け出してからぐんぐん伸びた。
東京芝1600mで新馬勝ちして2戦目にシンザン記念、続いてフローラSで共に4着とイマイチ足りない成績だったが、一休みして自己条件とはいえ、強かった前走。
大外に入ってしまったが、間違っても道中揉まれないのであれば良しとして、こういうレースで戸崎騎手はなんだかハナ差2着とかなったりしちゃうんだよなぁという気もしなくはないが、今回は勝ち切る方に賭けてみたい。
ということで、勝ち負けしそうなのは、内から
5番レッドベルディエス、6番フェアリーポルカ、13番アップライトスピン、15番パッシングスルー
気になるのは、1番エアジーン、2番クールウォーター、12番ローズテソーロ
でまぁ8番グラディーヴァと14番カレンブーケドールはピンかパーっぽいよなぁ、でも勝ち切らないような気もするんだよなってところ。
ということで、ここはルメール騎手と戸崎騎手のどちらかがやっぱり勝つのではということで、
1列目に5番レッドベルディエスと15番パッシングスルー
2列目に5番レッドベルディエス、6番フェアリーポルカ、13番アップライトスピン、15番パッシングスルー
3列目に5番レッドベルディエス、6番フェアリーポルカ、13番アップライトスピン、15番パッシングスルー、1番エアジーン、2番クールウォーター、12番ローズテソーロ、8番グラディーヴァ、14番カレンブーケドール
で3連複と3連単
5番レッドベルディエス、6番フェアリーポルカ、13番アップライトスピン、15番パッシングスルーの馬連BOX
1番エアジーンと2番クールウォーターからそれぞれ上記の馬に馬連とワイド、
13番アップライトスピンからの馬単をちょっとで夢馬券。
あくまでもトライアルで、賞金を加算したいノーザンF馬が一杯ってこともあり、
ここでは14番カレンブーケドールをちょっと疑ってみたいと思うのだけど、どうでしょうか?