混戦模様の毎日杯は小波乱を期待!? | ウマブロbyアミュレット

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阪神芝1800mで行われる毎日杯GⅢ、毎日杯。

 

昨年はブラストワンピースが1番人気で勝利、同馬は新馬戦、ゆりかもめ賞を連勝して3戦目。過去2戦は東京芝1800-2400m(稍重)で阪神は初だったが、1800mは2度目だった。新馬戦から池添騎手の継続騎乗。ノーザンF生産馬。

 

2017年はアルアインが2番人気で勝利、続く皐月賞は9番人気での勝利となった。

新馬、千両賞、シンザン記念と京都-阪神-京都の1600mを走り1-1-6着からの距離延長だった。2-3戦目は重馬場、前走は不利もあった。松山騎手に乗り替わり初騎乗。ノーザンF生産馬。

1番人気サトノアーサーは1/2馬身差の2着。後方から足を延ばすも届かなかった。こちらもノーザンF生産馬。

3着に7番人気のキセキで、後の菊花賞馬だったりする。

 

2016年は1番人気のスマートオーディンが勝利。新馬-萩S-東スポ杯2歳S-共同通信杯と全て1800mで1-2-1-6着、5戦目だった。

戸崎騎手に乗り替わり初騎乗。

2着の4番人気アーバンキッド、5着の3番人気ロワアブソリューがノーザンF生産馬で、3着の2番人気タイセイサミット、4着の6番人気レインボーフラッグが社台F生産馬。ちなみに2〜4着は3/4、1/2、1/2差でゴール。

 

2013年のキズナのように外から追い込んで勝利する例もあるが、基本は前に行ける馬の方が有利。

正攻法な競馬で強そうな馬が強かったりするイメージ。

そういう意味でも新馬戦から人気で勝ち負けしていた馬が人気でも強いので、波乱の決着は望み薄だったりする。

上位人気のオッズが割れている、押し出された人気馬と後から考えれば過剰人気馬がいるような時でも、小波乱止まりのイメージだが……。

内ラチ沿いをロスなく走ってというのが、穴といえば穴の条件か。ただし、内回りとの合流点、ラチのないところで内から抜けてくるというようなことは、ほぼ無いように思える。

 

ということで、出走各馬の気になるところを……。

 

1番ランスオブプラーナ……ケープブランコ×マンハッタンカフェ、半兄にサトノワイバーン。

ここは6戦目で

前走はアルメリア賞(阪神芝1800m・500万下)で2番人気1着。

すっと先頭に立ち、逃げ切り勝ち。パドックでもスタスタ歩いていた。

新馬戦から3戦は1400mを走って、2-1-2着。4戦目に距離延長して京都の芝1800mのきさらぎ賞で7番人気3着。

見た目は別に短距離の馬という感じでもないように思えたが、人気も無かったので道中は後続を離して楽に逃げられたのも良かったのだろう。

この時から松山騎手に乗り替わりで、逃げてヴァンドギャルドと同タイムだがハナ差先着。

阪神芝1800m実績は前走の1着で、2戦目に勝ち上がった時は阪神の芝1400m。阪神では2戦2勝だったりする。

もともと前目で競馬をしていた馬だし、ここもこの枠に入ったからにはやはり逃げるのだろうか。

このレースは逃げ切るのは結構厳しかったりするが、馬場が渋ればチャンスも増えそうで、馬場状態も気にはなる。

2走前の距離延長時から松山騎手に乗り替わり継続騎乗。

 

2番ウーリリ……ディープインパクト×フレンチデピュティ、全姉にウリウリ、全兄にマカヒキ。ノーザンF生産馬。

ここは2戦目で

前走は京都芝1800mの新馬戦で1.8倍の1番人気に応えて勝利。

道中は外目を走り、4コーナーも外を回って直線に入ると先頭に立ち、外を連れるように上がってきたミッキーブリランテとの競り合いの末、クビ差で勝利した。

ミッキーブリランテは次走勝ち上がり、シンザン記念で3着、先日500万下を勝ち上がった。

ミッキーブリランテはウーリリをマークした競馬だったと思うだけに、クビ差とはいえウーリリの強さを感じられた。

兄マカヒキも新馬戦は京都芝1800mだったが、若駒S、弥生賞と3連勝して皐月賞に向かった。

ウーリリは同じ友道厩舎だが、デビューが約1ヶ月遅く、今回が約4ヶ月ぶりというローテ。

マカヒキは1月生まれでこの馬は4月生まれではありますが、その分成長もゆっくりだとしても当然ってことでしょうか。

福永騎手の継続騎乗。

マカヒキよりも語感は姉のウリウリに似ている馬名だが、意味はハワイに生息する鳥の名前からとのことなので、アパパネと同じ系統……ってことは3冠期待!? (ただアパパネは⤴︎感じがするが、ウーリリは大空に羽ばたいていくような上がるような語感とはちょっと違うような……大地を力強く走ればいいのかって、それじゃ鳥じゃないけど……)

1戦1勝馬は危険な人気馬になる可能性も高かったりするが、そこはダービー馬の弟だし、久々も勝ち負け期待のデキと考えてもいいのか?

 

3番ルモンド……ディープインパクト×キングカメハメハ、全兄にマイスターシャーレ、母の全兄にレッドスパーダ。

ここは4戦目で

前走はつばき賞で5番人気3着。

後方から外を周り、直線に入るとすぐ内にワールドプレミアという位置から、同馬に離された。内目から伸びたユニコーンライオンが2着。

新馬戦は阪神芝1800mで1.8倍の1番人気に応えて勝利。

3番手から直線で先頭に立ち後続を寄せ付けない走りで完勝だった。

2戦目は萩Sで3番人気6着で、2-3戦目は京都芝1800m。

1800mを3戦して、今回は阪神替わり。

新馬戦から川田騎手の継続騎乗。

前走は約4ヶ月振りの休み明けだったし、何と言っても5月生まれの馬だし、ここでどんなレースをするのかは気になるところではある。

一瞬のキレで勝負ってタイプではなさそうなところは、全3戦を騎乗している川田騎手の乗り方に期待か?

 

4番キングオブブコージ……ロードカナロア×ガリレオ。白老F生産馬。

ここは6戦目で

前走は阪神芝1600mの未勝利戦で2番人気1着。中団の後ろからのレースで、内ラチ沿いから徐々に外目に出して馬群の中、直線で抜け出したラシェーラの後ろから外に出して交わして1着。

新馬戦は東京芝1400mで4番人気5着だったが、2戦目にダート替わりの距離短縮で京都ダート1200mを走って5番人気6着、3戦目は阪神ダート1400mで1番人気に支持されるも6着。

再び芝替わりの京都1600mで6番人気で2着しての前走だった。

近2戦は岩田騎手だったが、今回は和田騎手に乗り替わり初騎乗。

キレるというより最後は必ず伸びてくるという印象なので、道中の位置取り次第?

 

5番ケイデンスコール……ロードカナロア×ハーツクライ母の半兄にバランスオブゲーム、全弟にフェイムゲーム。ノーザンF生産馬。サンデーR。

ここは5戦目で

前走は朝日杯FSで4番人気13着。後方からの競馬で、そう言ってはなんだが、ただ回ってきたみたいなレースだった。

新馬戦は中京芝1600mで3番人気2着だったが

2戦目に新潟芝1600mで1.1倍の断然1番人気に応えて勝利、続く新潟2歳Sも2.4倍ではあったが1番人気に応えて勝利。

この時は後方から直線で大外に出されて勢い良く伸びて勝利した。

福永騎手で2戦、石橋脩騎手、C.デムーロ騎手ときて、今回は北村友一騎手に乗り替わり初騎乗。

新馬戦から全て1600mで、前走初の阪神、初の右回りだった。新潟2歳Sから約4ヶ月間の休み明けだったし、ややゆるい感じにも見えたのだが……今回は初の1800mとなるが、距離が伸びたらダメということもないとは思うけど。

収得賞金1950万円というのは、皐月賞に出ようと思えば出られる賞金なのかと思われるが、さらに賞金を加算しておきたいのか、それとも距離伸びてどうかのお試しなのか?

 

6番オールイズウェル……ルーラーシップ×ゼンノロブロイ、母の母の半妹にリトルアマポーラ。

ここは5戦目で

前走は阪神芝1800mの2歳500万下で4番人気2着。

イメージとしては2列目で前には馬が1当いる状態でレースを進めて、直線に入って前を交わして外から併せてきたカントルには一度も前に出させなかったが、道中は内目を走り、離れた内から伸びたサトノルークスに1/2差で2着だった。こういうのを道中の位置取りの差っていうんだろうなというレースで、枠の差もあったかなという感じ。

2戦目に京都芝1800mで1番人気で勝ち上がり、黄菊賞は逃げて6番人気で2着。

エリカ賞を直前で回避しての前走だった。

2戦目から藤岡佑介騎手の継続騎乗。

阪神芝1800の実績は前走の2着1回。

なかなかしぶとい馬だと思うので、しぶとさが生きるレースになれば?

 

7番ダノンテイオー……ディープインパクト×ドクターフォン、半姉にレッドボヌール。社台F生産馬。

ここは5戦目で

前走は阪神芝1800mの未勝利戦で7番人気1着。

好位の外でレースを進め4コーナーは4頭並んだ一番外で回って直線に入って抜け出して1着。

新馬戦から3戦京都の1800-2000-1800mを走って6-3-5番人気で6-11-4着だった。

浜中騎手-戸崎騎手-池添騎手で2戦して、今回は岩田騎手に乗り替わり初騎乗。

徐々に力をつけてきたようで悪くはないが、ここでいきなり勝ち負けできるかというと?

 

8番コパノマーティン……スクリーンヒーロー×ディラントーマス、半兄にカシアス。

ここは11戦目で

前走はきさらぎ賞で8番人気で6着。ちなみに8頭立て。

新馬戦から芝もダートも距離もいろいろ走って、馬券圏内になったのは3戦目の札幌芝1800mで3着と5戦目の京都ダート1400mの1着のみ。

逃げたり後ろから行ったり騎手もいろいろだったりするが……今回は浜中騎手に乗り替わり初騎乗。

阪神の芝1800mは初。というか今まで一度も同じコースを走っていない。こうなったら全コース制覇……ってのはさすがにシャレにもならないが……??

 

9番アントリューズ……ロードカナロア×エルティッシュ、半姉にエルビッシュ。ノーザンF生産馬。

ここは5戦目で

前走はシンザン記念で1番人気8着。

序盤は外のミッキーブリランテとぶつかりながら、馬群の中でぎゅうぎゅうな感じでのレース。直線に入っても前がなかなか開かず、開いても伸びなかったし、馬場も合わなかったのだろうが、不本意なレースになってしまったように思える。

大型馬で、力強くてのしのしと歩いていたようにも思えるが、東京で2勝しているし軽い馬場の方が良いタイプなのかも。

福島芝2000mでデビューして新馬戦は後方から外を回って伸びきれず2番人気で7着も

2戦目に距離短縮して東京芝1600mで前がばらけた好位3番手から残り200mあたりで抜け出して3番人気で1着。

2走前は同コースのベゴニア賞で中団の外を走り、直線でココフィーユ、リバーシブルレーンの外で3頭の競り合いを制して3番人気で1着。2-3着馬が小さめな馬だったので、なんだか大きかった分の勝ちかって感じにも見えたが……。

新馬戦から戸崎騎手で3戦戦い、前走は川田騎手に乗り替わり初騎乗だったが、今回は田辺騎手に乗り替わり初騎乗。

田辺騎手は栗田厩舎の馬は好相性な気がしているが、なんだか最近はちょっと買いにくい騎手だったりする。

毎日杯は関東馬の出走は少ない割に好成績を挙げているが、2018年のブラストワンピース、2015年のミュゼエイリアンは関西の池添騎手と川田騎手だった。もっとも2014年のマイネルフロストはマイネルの馬で柴田大知騎手、2016年の2着馬アーバンキッドは石橋脩騎手、2013年の2着馬ガイヤーズヴェルトはシュタルケ騎手でこちらは皆乗り替わり初騎乗だった。ついでに言えばアーバンキッドは新馬・2戦目は戸崎騎手が騎乗していたノーザンFの生産馬だ。

ブラストワンピースは1番人気だったが、上記馬は順に7-5-4-6番人気だったりするので、極端な人気薄でもない限りは嫌わないのが吉とも言えそう!?

ただ1800mに伸びるのは、本当のところ良いかどうかは微妙な気がする。

 

10番セントウル……ハーツクライ×キングマンボ、半兄にトライン。

ここは4戦目で

前走はアイビーSで6番人気6着。隣のハヤヤッコがセントウルの方を見て、後ろ足で蹴りでも入れるような格好をしていたのが影響したとは思えないのだが、ゲートの出がイマイチで最後方から。直線では進路取りにやや迷いがあったようにも見え外に行きたかったけどやっぱり元に戻って的な感じで最後は伸びてきたがの6着。ただ3着のエメラルファイトからは3/4、クビ、クビ差。

小倉芝2000mの新馬戦は3番人気3着。

2戦目に中山の2000mで3番人気で勝ち上がり。

前走は距離短縮して1800mを走り、今回は距離は2度目。

阪神は初。

浜中騎手-戸崎騎手-武豊騎手から小牧騎手に乗り替わり初騎乗。

5ヶ月ぶりでどれだけ成長しているかは楽しみだったりもするが、やはり5月21日生まれなだけに、今後に期待であることは変わりない。

 

11番マイネルフラップ……ヴィクトワールピサ×ロージズインメイ、母の半兄にマイネルエルフ。BRF生産馬。ラフィアン。

ここは8戦目で

前走はシンザン記念で10番人気2着。

2戦目に中京芝1600mで4番人気で勝ち上がったが、中京2歳S、デイリー杯2歳Sで5-9番人気で5-8着。

自己条件のこうやまき賞で8番人気8着して

阪神芝1600mの千両賞に出走。

ほぼ最後方から直線外を伸びてきて11番人気で勝利した。

この時から吉田隼人騎手に乗り替わりで、継続騎乗。

最後方から大外を勢いよく伸びてくるもののちょっとフラフラしたりしてというあまりにも荒削りなレースぶりだけに、危うい感じもある馬。

ちなみに新馬戦は阪神芝1800で7番人気5着。1800mはそれ以来となる。

その時よりはしっかりしたと言えるかもしれないが、極端なレースしかできないのは精神的な問題で、大人になればということなら、やっぱり危ういし、ピンかパー覚悟で買うタイプ?

来たら諦めるか、人気が落ちたところで買うのが馬券的には正解たタイプか!? 

道中はゆっくり走って最後だけ目一杯ってことなら、距離は関係なさそうで阪神も良さそうだし、どうせ後ろからなら外枠も悪くない。

買ったら来ないとか、買うなら前回だったとかいう感じもするのだが、とりあえず吉田隼人騎手で2回連続好走しているので、2度あることは3度あるし今回は人気でも仕方ないってことですかね???


12番アンタエウス……ヨハネスブルグ×ディープインパクト、母の半兄にフェラーリピサ。母は社台F生産馬。

ここは9戦目で

前走は名古屋ダート1800mで1.6倍の1番人気1着。

新馬戦から2-1-1-1-2-1-1-1番人気で3-1-1-1-2-1-1-1着。ダート800mを2戦、1400mを2戦、1600mを3戦して前走の1800mと距離を徐々に伸ばしてきた。

芝が走れないわけではないだろうが、フェラーリピサは別としても母の兄弟たちは短めの距離を走っていたし、ここで勝負になるとは?

 

13番ヴァンドギャルド……ディープインパクト×モティヴェイター、半姉にアルヴェルティーヌ。社台F生産馬。

ここは5戦目で

前走はきさらぎ賞で1番人気4着。

ランスオブプラーナが後続をやや離してゆったりと逃げる中、徐々に外に出し、外から上がってダノンチェイサーを内に見る3番手。だったが、直線でダノンチェイサーに離され、離れた外を伸びてきたタガノディアマンテにも交わされてしまった。逃げたランスオブプラーナにハナ差届かずの4着。ホープフルSの時はパドックでちょっとうるさいところも見せていたし、道中不利もあったしってことで人気に押されていたが、なんだかもやもやするようなレース振りだった。

阪神芝1600m(重)の新馬戦で1番人気で1着して、東スポ杯2歳Sに出走し4番人気で3着。ニシノデイジーからハナ、アタマ差でヴェロックスにはハナ差先着した。

この時はヴェロックスは不利があったし、2着だったアガラスはきさらぎ賞で2番人気で7着だし……。

2走前で、道中不利のあったホープフルSは5番人気6着。

1600-1800-2000-1800mで走り、1-3-6-4着。

新馬戦は北村友一騎手だったが、2-3戦はC.デムーロ騎手、前走はM.デムーロ騎手の兄弟リレーも人気に応えることはできず、今回はルメール騎手に乗り替わり初騎乗。

東スポ杯2歳Sのパドックは力強さもある、良い馬だと思ったのだが……。なんだか現状はワンパンチ足りないようなイメージも……それを補うのがルメール騎手ってことで?


ということで、このメンバーならいっそのこと2番ウーリリから行ってみるかとも思ったのだが……。

1番ランスオブプラーナ、3番ルモンド、5番ケイデンスコール、6番オールウィズウェル、9番アントリューズ、11番マイネルフラップ、13番ヴァンドギャルドで、

1番ランスオブプラーナは逃げきれない可能性大

11番マイネルフラップはピンかパーかも

5番ケイデンスコールはデキが戻ってるか距離はどうか

となると、頭はどうかもこのメンバーなら堅実って言えば堅実な13番ヴァンドギャルドから……先ずは3連複で

2列目に3番ルモンド、6番オールウィズウェル、9番アントリューズ

3列目に+1番ランスオブプラーナ、5番ケイデンスコール、11番マイネルフラップ、2番ウーリリ

 

2番ウーリリがすごく強かったという場合もあるので、

ウーリリとヴァンドギャルドを入れ替えた3連複。

 

3番ルモンドと6番オールイズウェルからそれぞれ上記馬に馬単、馬連、ワイドで。

 

オッズも割れているし、そういう時は素直にルメール騎手からってのがいいのかもしれないけど、キレキレでない馬から買ってみたいのだが、どうでしょうか?