阪神芝1400mで行われる2歳OP。
ここ3年は人気のルメール騎手が勝利しているが、今年は騎乗馬なしというか、阪神ではなく中山で騎乗している。
1〜3列目でレースを進めた馬が1頭残るが
道中は後方でも外から差してくる馬が勝ち負けという印象のレース。
過去5年は
1-5-6番人気/1-9-4番人気/2-1-7番人気/1-2-6番人気/5-9-1番人気で決まり
前走はそれぞれ
クローバー賞2着-小倉2歳S3着-小倉2歳S5着
新馬(中京芝1400m)1着-未勝利(中京芝1200m)1着-小倉2歳S9着
未勝利(函館芝1200m)1着-新馬(中京芝1400m)1着-未勝利(小倉芝1200m)1着
新潟2歳S6着-新潟2歳S5着-未勝利(小倉芝1200m)1着
小倉2歳S14着(その前は中京2歳Sで2着だった)-未勝利(函館芝1200m)1着-新潟2歳S8着。
前走重賞の場合は上位人気で負けた馬の巻き返しに注意というところ。
2016年は稍重での開催で、1-2着馬は前走重と不良馬場で1着だった馬だった。
馬場が悪くなるようなら、重実績も要注意ですね。
ということで出走各馬の気になるところを……。
1番イッツクール……アルデバランⅡ×エンパイアメーカー。
ここは5戦目で
前走はすずらん賞(札幌芝1200m)で3番人気4着。
2番枠から枠なりに出て行ったものの、外から前に入られて内ラチ沿いの3番手からのレース。
直線で前が詰まってなかなか出せずに出て行った時には間に合わずという結果。
札幌芝1200mで前が詰まるのはよくあることだが、なかなか残念なレースぶりだった。
新馬戦は阪神ダート1200mで5番人気9着。
2戦目に中京芝1400mに出走して4番人気で2着。戦闘でレースを進めたが、坂を上がってからハッピーアワーに外から並ばれて交わされての1/2馬身差だった。
ハッピーアワーは次走のすずらん賞も勝利した。
3戦目の札幌芝1200mで1番人気(2.2倍)で逃げ切り勝ち。
新馬戦から松田騎手の継続騎乗。
前走は出鼻をくじかれたような感じだったし、この枠ですっと行ければというところでしょうか。
全く関係はないけれど、母の母がタッキーナでその父はアグネスタキオン、母の父がエンパイアメーカーで母の名前がタキオンメーカー。アグネスタキオンの仔でタッキーナってのもなかなかだけど、一歩戻った感じでタキオンメーカーってのも結構スゴイ名前だなと。ちなみに嫌いじゃないです。
で、この馬は全く関係なくてイッツクールでしょ、って関係なくてもいいんだけど、なんだか面白いなと。
2番マイネルアプラウス……アイルハヴアナザー×ダンスインザダーク。BRF生産者。ラフィアン。
ここは5戦目で
前走はアスター賞(中山芝1600m)で5番人気4着。
1番枠から先頭に立ち内ラチ沿いをロスなく走ったが最後にミチビキに交わされてクビ差4着だった。
1、2着馬とは差のある結果だったが、現状ではよく頑張ったということだろうか。
新馬戦は福島芝1200mで6番人気4着だったが
2走目に同コースで5番人気で勝ち上がり。
3戦目のダリア賞は6番人気で6着だった。
柴田大知騎手から前走は戸崎騎手で、今回は国分恭介騎手に乗り替わり初騎乗。
結局ダートの方が良いとか、そんなことになったりしないのかと思う今日この頃だったりする。
3番ナムラボーナス……ヨハネスブルグ×エルコンドルパサー、母はアサクサキングスの半姉で車台F生産馬、母の母の全兄はジェニュイン。
ここは2戦目で
前走は札幌芝1200mの新馬戦で2番人気1着。
少頭数の逃げ切り勝ちだが、圧倒的なスピードで逃げ切ったというよりも何とか逃げ切ったという感じ。ただ印象としてどこまでいっても抜かせませんって感じもしたし、どう考えてもまだまだ成長途上という雰囲気だった。だからと言ってここはやっぱり馬券になるには厳しそうだが。
藤岡康太騎手から藤岡佑介騎手に乗り替わり初騎乗。
4番ロードアクア……ロードカナロア×ダイワメジャー。ケイアイF生産馬。ロードHC。
ここは3戦目で
前走は新潟2歳Sで6番人気9着。
エルモンストロが後続をやや離しての逃げで、続く2番手にエイシンゾーンとロードアクア。で、この馬はやや外目を走っていた。直線では横に広がった中内アンブロークン、外スティルネスの3頭並んだ中で、あっという間に置いてかれて最後は伸びなかった。
新馬戦は東京芝1400mで1番人気で1着。
M.デムーロ騎手-鮫島克駿騎手で、今回は岩田騎手に乗り替わり初騎乗。
距離短縮と岩田騎手への乗り替わりは魅力。
5番ブルスクーロ……キンシャサノキセキ×アウトオブプレース、半姉にローガンサファイア、コーディエライト。ノーザンF生産馬。サンデーR。
ここは3戦目で
前走は中京2歳Sで3番人気3着。アドマイヤマーズは強いですねってレースで、離された3着ではあるが。
レースはそのアドマイヤマーズの後ろから、同馬に続いて外目を走り4コーナーで並びかけそうでかけられず、結局後ろをついてきたみたいになっての3着だった。
新馬戦は中京芝1400mで2番手からのレースで直線で逃げたヴァニラアイスに並びかけて交わし、外から伸びてきたヴェルにクビ差迫られたが1着でゴールした。
真ん中のブルスクーロはデカい馬な上に外のヴェルは超コンパクトな馬なので、3頭横並びの絵がなんだか遠近法的に着差がよくわからない感じのゴール前だった。
今回は距離短縮で福永騎手から新馬戦時の川田騎手に戻る。
半姉のローガンサファイアはこのレースでプリンセスジャックのクビ差2着。この馬はどうか?
6番ブルベアオーロ……キンシャサノキセキ×デインヒル、半兄にマイネルサイルーン。
ここは3戦目で
前走は小倉2歳Sで6番人気9着。
ゲートをちょっと斜めに出たようにも見えて後方からなんだかちょっとフラフラ走ってるかなぁって感じも4コーナーを外目を回り前に迫るかと思ったものの結局迫らすの9着だった。
ただこのレースは外を回ってきた馬はそのままってレースだったし、外をぶん回してきただけだよなっていう風にも見えるしってことで、ここでの負けはそれほど気にすることもなさそうに思う。
新馬戦は小倉芝1200mで2番手から抜け出して勝利。
幸騎手から松山騎手に乗り替わり初騎乗。
底力はありそうな馬だが?
7番アヴァンティスト……ダイワメジャー×ゴーンウエスト、半姉の仔にカシアス……あー今はkemonoですね。オーストラリアにカシアスという名の馬が登録されていたからかぁ……
XがX JAPANになったようなことかと思うが移籍したらカシアスジャパンって訳にいかんもんねぇ……。
ここは2戦目で
前走は中京芝1400mの新馬戦(重)で4番人気1着。
外目の枠でゲートのデはイマイチもじわじわと内に入れて内ラチ沿いを走っていたが直線に向くところで外目に出して力強く坂を登って抜け出して勝利した。
幸騎手の継続騎乗。ブルベアオーロよりこっちの方が強いという判断か、それともホッコータルマエの西浦厩舎だからなのかとかいろいろ考えたりするが、新馬戦は重馬場で勝利しているだけに、この選択は正解なのだろうか?
8番ジョニーズララバイ……マンハッタンカフェ×アドマイヤコジーン、半兄にコウソクストレート。
ここは2戦目で
前走は新潟芝1400mの新馬戦で1番人気(2.3倍)で1着。
ジョニーの子守唄ってのはなんでしょうと思ったら、母メジロ「アリス」なんですね。ただなんでアリスの曲でこれだったのかは? っていうか、本当にそうなのか??
ここは2戦目で
前走は中京芝1400mの新馬戦で1番人気で1着。
ゲートのデはそれほど速くなかったがすーっと走って3-4コーナーではほぼ先頭の位置。直線では外からトップウィナーに並ばれたが競り落としてクビ差で勝利した。
時計的には、重馬場だったアヴァンティストと同じでブルスクーロの新馬戦よりは遅い。
M.デムーロ騎手の継続騎乗。
時計のかかる馬場は良さそうだが?
9番ジュランビル……キンシャサノキセキ×デピュティミニスター、母の母のいとこにダンシングキイ。
ここは2戦目で
前走は小倉芝1200mで1番人気(1.5倍)で1着。
スタートは悪くなかったが3コーナーで外の馬が前に入ってきたこともあって、内にいたクリノマンジェリカにボディアタックしてしまい、前からはちょっと置かれた位置に。
直線伸びて勝利したが、その直線では外へ外へと行ってしまっていた。
あんだけ外に向かって行ってることを考えればまともに走ればと思うが、まともにまっすぐ走れるかがカギか?
和田騎手の継続騎乗で、本日2RでJRA通算1200勝を達成。
5Rの新馬戦は9番人気のブラックバッジで2着馬からクビ、クビ差の4着。
ってことでここもどうでしょう?
ということで、実際のところどの馬が勝ってもというメンバーで、1番イッツクールがすんなり行ければの期待はある。
まともならこの馬が速いだろうが、マイネルアプラウスとナムラボーナスの出方次第では……のところもあり。
そうなれば安定感がありそうなのは5番ブルスクーロだろうし、ここから馬連、3連複が安定の買い方かも?
1発狙うなら7番アヴァンティストと9番ジュランビルの重馬場で勝ったきた馬と新馬戦があまりにもワイルドな競馬だった馬。
ということで、人気でも5番ブルスクーロから。
2列目に1番イッツクール、7番アヴァンティスト、9番ジュランビル
3列目に+4番ロードアクア、6番ブルベアオーロ、8番ジョニーズララバイ。
で、できれば8番ジョニーズララバイには馬券圏内に来て欲しくないのだが……。
3連複と上記馬への馬連。
それと4番ロードアクア、5番ブルスクーロ、7番アヴァンティスト、9番ジュランビルの馬連。+6番ブルベアオーロでワイドBOX。
人気通りに決まるとは思えないし、2番マイネルアプラウスだって国分恭介騎手が思い切った競馬をしそうでちょっと怖い……まぁ人気通りに決まったら仕方なしという感じです。
11R大阪スポーツ杯は
10番コパノキッキングに当然注目も、M.デムーロ騎手への乗り替わりで更に人気しまくり……でも強いしね。
ここは人気馬が強そうで
2番ヤマニンアンブリメ、4番マルカソレイユ、7番スマートレイチェル、11番ヴェンジェンスが逆転を狙うってところ。
休み明けは走らないからなってところに目をつぶって8番トウケイワラウカドが穴。
上記馬を組み合わせて馬連と3連複。
ただすんなり逃げられるかどうかはわからない組み合わせで、まさかのスタートで後手をふんだりしたら……
で、コパノキッキング2着の馬単もありかな。
ということで、どちらのレースも人気馬同士でも微妙な組み合わせになりそうな気がするのだが、どうでしょうか?