6月11日の新馬戦 | ウマブロbyアミュレット

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この日は阪神で芝1200m

東京では芝1800m、芝1600mの計3鞍の新馬戦が行われ

それぞれ1、2、2番人気馬が勝利しました。

 

◆前で上手くレースをした馬の勝ち

阪神5R、芝1200m(Aコース)。良。

1着・アイアンクロー……アドマイヤムーン×グラスワンダー、母の母の全兄にフジキセキ。

福永騎手、斉藤崇史厩舎。

2着・ナムラバンザイ……ヨハネスブルグ×エルコンドルパサー、母の半姉にウイングレット。

国分優作騎手、目野厩舎。

3着・コーディエライト……ダイワメジャー×アウトオブプレース、半姉にローガンサファイア、半兄にゴールドスーク、サフィロス。ノーザンF生産馬。G1R。

和田騎手、佐々木厩舎。

勝ち時計は1分10秒3、前後半の3ハロンは35秒6-34秒7。

11頭立てで、2-7-1番人気での決着。

 

レースはスタートを決めて先頭に立ったナムラバンザイがゆったりとレースを引っ張り

直線に向いて

ナムラバンザイが先頭、

2列目に内からアイアンクロー、クリノマンチェスー、コーディエライト、タガノプレトリア。

残り200m辺りでアイアンクローがやや外目に進路をとり、

ナムラバンザイの外から並びかけ

坂を上がってひと伸びして1着でゴール。

2着にナムラバンザイが粘り、

3着コーディエライト、4着タガノプレトリアと

バラバラっとゴールした。

 

1着アイアンクローは小柄で細めな馬で、見た目に力強さはあまり感じなかったが、割とスタスタ歩いていた。

内で上手にレースをしたという印象で、もう少しボリュームが出たらさらにいいかも?

福永騎手と斉藤崇史厩舎のコンビは6/10の新馬戦でステラローザが4番人気3着。

今後も注目だったりするだろうか?

 

2着ナムラバンザイは、小柄だが脚は長めでスタスタ歩いているし、1番枠で国分優作騎手なら逃げるかな、逃げるよねと思っていた通り、先頭に立っての粘りこみ。

次走は相手次第か。

 

3着コーディエライトは、パドックの外側を大股で力強く周回していた。

ローガンサファイアの全弟で姉は函館で新馬勝ちしていたこともあったか、1番人気。

ただ、1200mがベストというようには、あまり思えないタイプに見えるが……?

 

4着タガノプレトリアは、ややコロンとした体型だがぐっぐっと力強く歩いていた。が、どうも周回している間にちょっとうるさくなっていたようで?

レースは内の3番手から直線に向くところで外に出されて、コーディエライトの外から差が詰まりそうで詰まらないままゴール。

母タガノティアーズは、タガノエルシコの半姉でダートを走っていた馬。

この馬の半兄にタガノディグオがいるが、この馬は芝デビューも2戦目からダートに替わり、先日兵庫CSを勝利した。

タガノディグオはエンパイアメーカー産駒で、プレトリアはヨハネスブルグ産駒だし、兄は新馬戦でビリだったからなぁ。

ってことで、この馬が次走いきなりダートってことはなさそうだけど。

 

とにかく新馬戦だけにペースも緩く、直線に向いた時に前にいないとどうにもならなかったレースだった。

 

 

◆期待された次男坊が勝利

東京5R、芝1800m(Cコース)。良。

1着・ジナンボー……ディープインパクト×キングカメハメハ、母はアパパネ、全兄にモクレレ。ノーザンF生産馬。

M.デムーロ騎手、堀厩舎。

2着・ダンシングチコ……ダイワメジャー×モスコーバレー、半姉にブロンクスステップ。社台F生産馬。

丸田騎手、大竹厩舎。

3着・ジェネラルシップ……ルーラーシップ×シアトリカル、半姉にカハラビスティー。

田辺騎手、黒岩厩舎。

勝ち時計は1分49秒9、前後半の3ハロンは37秒2-34秒8。

15頭立てで、1-10-6番人気での決着。

 

ヤマタケパンチが飛び出して先頭。

この馬だけが内を走り、他の馬は向こう正面からなんとなく外に固まった感じで

ジナンボーが2番手、その外にビビッドプルメージ。

ダンシングチコはジナンボーの後ろ。

直線に入ると、全馬が内を開けての走りで

ジナンボーが馬場の真ん中で後続馬を引き連れるように先頭に立ち

すぐ内に進路を変えたダンシングチコが伸びてきて、

外からジェネラルシップも追われるが

それでも追いつきそうにもなく

ジナンボーが悠々と1着でゴール。

2着にダンシングチコで、3着にジェネラルシップ。

4コーナーから直線に向くところで

皆が外へ外へと行くだけに、大外を回ったコスモイグナーツはちょっと厳しかったか

4、5着は内から伸びたノーザンクリスとロジャージーニアス。

6着に2番人気のコスモイグナーツで、7着にヤマタケパンチ。

8着にゲート内でものすごくウルサクしていて出遅れて最後方から、最内をロスなく走ってきたジュンエスポワール。

 

1着ジナンボーは、パドックではややうるさいという感じで、後脚の運びが速くチョコチョコ歩く感じにも見えたが

そういう意味では新馬からというタイプと言えたのかも。

兄に比べればコンパクトながら、むしろこの馬の方が見映えのする馬体のように思え、勝ち方にも余裕があった。

とりあえず1勝したので、いろんな意味で成長待ちか。

 

2着ダンシングチコは、2人引きで最後を周回。

前を歩いていたハヤブサカノンが、小柄で女の子らしい細い馬だったこともあるだろうが、力強さを感じさせ悪くはなかった。

今回はロスが少なく上手く乗られたところも良かったのではないかと思える。

 

3着ジェネラルシップは、スタスタ歩いていて後脚が強そうな印象だった。

こういう感じの馬なら、田辺騎手は前目で競馬をしてくれるだろうと思い、ジナンボーとの馬連とワイドを買ったが

買ってなかったダンシングチコに割り込まれるとは……。

 

2番人気コスモイグナーツは6着。

スタスタ系で力強さも感じさせる馬だった。

思っていた以上に人気があるなと感じたが

BRFで柴田大知騎手ってのは大きいか。

ただ今回は必要以上に外を走らされたようで、さすがに厳しかった。

にしても前とはちょっと離されてしまったが……。

 

3番人気ジュンエスポワールは8着。

カタい感じの馬で、半兄のステラウインドをはじめ兄弟たちは新馬からという成績ではない。それでえも調教の時計が出ていたことで人気になっていたように思える。

ゲートでおもいっきりガタガタしていて出遅れて

最後方から、皆が避けた内を伸びてきて8着に上がった。

なんとなく一本調子な感じにも思ったが、まだこの1戦だけしかしてないわけだし

ハーツクライ産駒なだけに、ダートの方が良いってことも無いだろうが……?

 

 

◆競り合いを制して勝利

東京6R、芝1600m(Cコース)・牝馬限定。良。

1着・ホーリーレジェンド……アイルハヴアナザー×バブルガムフェロー、いとこにラブリーデイ、ブラックプラチナム。ノーザンF生産馬。

内田騎手、栗田厩舎。

2着・リープフラウミルヒ……ステイゴールド×クロフネ、母の半弟にフェイトフルウォー、母は白老F生産馬。BRF生産馬。ラフィアン。

石川騎手、相沢厩舎。

3着・レッドレグナント……ロードカナロア×クロフネ、半兄にボルドネス、いとこにステファノス。

丸田騎手、大竹厩舎。

勝ち時計は1分36秒8、前後半の3ハロンは37秒7-34秒0。

12頭立てで、2-4-3番人気での決着。

 

レースは、リープフラウミルヒが先頭に立ち

続いて外にスマイルサンティエ、リープフラウミルヒの後ろにトリニティハート、最内を通ってフロースヒルデ。

スマイルサンティエの斜め外後ろにホーリーレジェンド。

レッドレグナントは後方から。

直線に入ってリープフラウミルヒの外からホーリーレジェンドが並びかけての併走が続いたが、ゴール前でホーリーレジェンドがクビ差で勝利。

内から伸びてきたトーセンアンバーが一旦は3番手に上がったものの

外から伸びたレッドレグナントがゴール前で交わして3着。

トーセンアンバーはクビ差で4着。

 

1着ホーリーレジェンドは、脚が長めでサクサク歩いていた。

最後は2頭の一騎打ちとなり併せて競り勝ったが、ゴール後も2頭が一緒に走っていたようで、振り切ったというほどの勢いは無かったように思える。

母セイングレンドをはじめ、兄弟たちは全て栗田厩舎に所属。

母は新馬勝ちしたが、兄弟の中では初めての新馬勝ち馬となった。

アイルハヴアナザー産駒は、やっぱり芝よりダートかと思われるような成績で、そんなことを言っては怒られるかもしれないが、やっぱりノーザンFの繁殖牝馬だと芝でも走るのか? それよりなにより、BRF生産馬がノーザンF生産のアイルハヴアナザー産駒に競り負けちゃうってのは、なんだかなぁ……。

しかし母父は産駒がやっぱりダートで強い、バブルガムフェロー。

いろんな意味で、今後が楽しみです。

 

2着リープフラウミルヒは初めは、小柄だがスタスタと元気に歩いていると思いながら見ていたのだが、

周回しているうちに、なんだか疲れちゃった……みたいな感じに見え、

ちっちゃいしなぁぐるぐる回ってたら疲れるよなぁ……

と思ったら、元気にゲートを飛び出してクビ差の2着。

勝手に思った私が悪いのだが、なんだか騙されたような気がした。

外からホーリーレジェンドに寄られて2頭で内の方に行ったのは、ヤダこっちに来ないでって感じで、そうでなければ真っ直ぐ走って勝てたのかもしれないが……。

スムーズに走れればってところかもしれないが

ここで勝てなかったのが後々イタかったってことにならなければ良いがって気も?

 

3着レッドレグナントは、5Rで2着だったダンシングチコと同じく丸田騎手と大竹厩舎の組み合わせ。

やわらかい感じの馬で、同じロードカナロア産駒のステルヴィオやステラローザがスタスタ歩いていたのに比べると、この馬はややのんびりした様子にも見えた。

最後はよく伸びていたし、今後に期待。

 

1番人気トーセンアンバーは、脚が太くてぐっぐっと力強く歩いていた。

スタートがイマイチで初めは外目に進路をとったようだが

結局内に行きフロースヒルデの後ろから、

直線で内から伸びて3番手に上がったが、離れた外を走っていたレッドレグナントにクビだけ交わされての4着だった。

菊沢厩舎で横山典弘騎手が騎乗するトーセン馬で

今後も横山典弘騎手が騎乗してくるようなら、期待あり!?

 

ということで、いつの話だよとならないうちに

更新したいと思っていますが……。

 

今週末の2歳未勝利戦は東京・阪神共に芝1600m。

昨年は、東京ではブレスジャーニー、ロジムーン、ポンポンで決まって2-1-3番人気。

前走はそれぞれ、

後方から上がり1位で追い込んで3着、1400mからの距離延長

メモリーミネルバとの競り合いでクビ差2着、同距離

同じレースで逃げて5着。

阪神ではシゲルボブキャット、メルヴィンカズマ、リンクスゼロで決まって4-2-3番人気。

前走は、10番人気も上がり1位タイで4着。3着のメルヴィンカズマとは1/2馬身差、同距離

7番人気で出遅れて後方から、上がりは同じく1位タイ

1200mで出遅れたが4コーナーで押し上げて、上がり1位タイで2着、距離延長。

1番人気ムテキングスは6着。前走3着からの距離延長でM.デムーロ騎手への乗り替わりもあっての人気でもあったか。

という感じで、上位人気での決着でした。

前走からの間隔も一変するほど開いていないし

素直に強そうな馬から

買うのが良いかもという感じでしょうか。