ウマブロbyアミュレット

ウマブロbyアミュレット

馬のこと、競馬のこと、その他いろいろ
思いつくままに……

2着までに優先出走権が与えられるフローラS。

昨年は7番人気のゴールデンハインドが逃げ切って勝利。1番人気のソーダズリング、4番人気のブライトジュエリーが続いて、4コーナー通過順は1-4-7番手。後方からの競馬だった3番人気のイングランドアイズはクビ差で4着だった。

2022年は5番人気のエリカヴィータが勝利して、2着に逃げ粘った4番人気のパーソナルハイ、3着に9番人気のシンシアウィッシュで、4コーナー通過順は4-1-2番手。

2021年は5番人気クールキャットが勝利して、2着に14番人気のスライリー、3着に2番人気のユーバーレーベン。4コーナー通過順は4-2-10番手。クビ差4着に6番人気のメイサウザンアワーでこの馬の4コーナー通過順は4番手。

2020年は4番人気ウインマリリンが勝利して、クビ差2着に2番人気のホウオウピースフル、さらにクビ差で5番人気のフアナ。で、4コーナー通過順は5-5-8番手。この年は前に行った3頭が15-16-17着でさすがにペースが速すぎた。

2019年は3番人気ウィクトーリアが勝利してハナ差2着に2番人気シャドウディーヴァ、3着に逃げ粘った9番人気ジョディーで4コーナー通過順は11-7-1番手。アタマ、ハナ差で続いたパッシングスルー、フェアリーポルカの4コーナー通過順は4-6番手だった。

ということで、必ずしも逃げた馬が残るわけではないけれど、やはり後ろからでは届かないことが多い。

東京芝2000mは外枠は不利で知られているが、このレースは4-2-1枠、2-2-8枠、8-6-2枠、2-4-8枠、2-1-5枠で決まっているように、6枠、7枠だったら8枠の方が良かったりするのかも?

 

そんなこんなで出走各馬の気になるところを……。

 

1番バロネッサ……ロードカナロア×マルケッサ/オルフェーヴル、半兄にドゥラエレーデ、母の半兄にサトノダイヤモンド、半姉にリナーテ。ノーザンF生産馬。キャロットF。田中博康厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は東京芝1800mの未勝利戦を1.9倍の断然支持に応えて勝利。

ゲートをすっと出たが内からマグナレガリアが来るとその後ろにつけて2番手でレースを進め、すぐ後ろにアドマイヤマツリがいて直線は2頭の争いになるかと思われたものの突き放して勝利した。

新馬戦は東京芝1600mで2番人気3着。

この時騎乗したマーカンド騎手のレース後コメントは「最後の2ハロンはよく伸びていて、あと少し距離があれば勝てるぐらいでした。すごく冷静でしたし、このレースで学んで、次に繋げてくれると思います」というものだった。だからというわけでもないのだろうが、

2戦目は中山芝1800mで1番人気2着。

マーカンド騎手で2戦、前走はルメール騎手だったが、今回は津村騎手に乗り替わり初騎乗。ちなみに津村騎手は前走逃げたマグナレガリアに騎乗していた。

デカい馬の最内枠で、前走は大丈夫だったが、ここはやっぱり出遅れ注意か。逆に言えば、出遅れなければというところか?

 

2番ニシノコイゴコロ……ネロ×ニシノプレジール/オルフェーヴル、母の母はニシノブルームーン。根本康広厩舎。収得賞金は400万円。

ここは7戦目で、前走は中山芝1600mの菜の花賞で8番人気9着。

外枠だったがゲートの出がイマイチだったこともあるのか、内に進路を取って内ラチ沿い最後方。直線は前が壁になって進路がなかったこともあるが見事な横っ飛びで大外に出されて伸びたようなそうでもないようなの9着だった。

新馬戦は東京芝1400mで8番人気5着

からの距離延長で福島芝1800mを走って6番人気2着。

騎乗した野中騎手のレース後コメントは「2ハロンの距離延長でも上手に走ってくれました。新馬戦ではコーナーリングが上手ではありませんでしたが、今日は上手に走ってくれました」というもの。

距離短縮して新潟芝1600mで3番人気1着。

この時のコメントは「スタートで二の脚が一息だったのですが、ラストは確実に脚が使えるのがわかっていたので、じっとしていました。思い通りにラスト良い脚を使ってくれました。このまま順調に行ってもらえればと思います」というものだった。

続く東京芝1600mのベゴニア賞はマーカンド騎手騎乗ってこともあってか3番人気4着。

マーカンド騎手のレース後コメントは「スタートが遅いと聞いていたのですが、今日はすごく良いスタートをきれました。よく走ってくれていたのですが、レース自体のペースが遅く、最後の直線に入ってからは瞬発力勝負になってしまいました。彼女も頑張ったのですが、最後の100mで燃料切れになってしまいました」というものだった。

再び野中騎手に戻って中山芝1600mのひいらぎ賞で4番人気7着。

ということで新馬戦から野中悠太郎騎手が騎乗していたが、ベゴニア賞のみマーカンド騎手が騎乗、再び野中騎手で継続騎乗。

野中騎手といえば人気薄で馬券圏内に突っ込んでくることが持ち味というか最大の魅力なのだが、最近はなんだかそーでもないぞってことで、そろそろ爆発しても??

1400-1800-1600を4戦して距離延長の2000mとなる。

おそらく中山よりも東京の方が良いとは思えるし、距離伸びるのも悪くはなさそうだが、馬券圏内に入るにはワンパンチ足りないか?

 

3番ラヴァンダ……シルバーステート×ゴッドパイレーツ/ベーカバド、いとこにミューチャリー、オヤコダカ、ランドボルケーノ、ゴッドバンブルビー、母の母はゴッドインチーフ。中村直也厩舎。収得賞金は400万円。

ここは6戦目で、前走は阪神芝1600m(稍重)のチューリップ賞で11番人気7着。

上手くいかない時はこんなものっていうようなレースで、あれで7着なら結構強いのではないかと思ったりする。

新馬戦は京都芝1400m(重)で3番人気3着

2戦目に同コースを1番人気で勝ち上がり

3戦目は中京芝1400mのつわぶき賞を4番人気3着

距離延長して京都芝1600mのこぶし賞で3番人気3着

藤岡佑介騎手、岩田望来騎手、小沢騎手、岩田騎手に戻って、松若騎手で、今回は再び岩田騎手に戻る。

ということで1戦おきに岩田騎手が騎乗している。

東京で走るのも2000mを走るのも初。

この枠だし、バロネッサの後ろあるいはエルフストラックの後ろでじっとしてればとは思うものの……4番人気というのは、やっぱり前走下手すぎでしょうってことでの今回まともに走ればの期待が大きすぎる気も?

こなせないことはないだろうけど、マイルの方が良さそうに思えるのだが……ただ3歳牝馬限定戦でこの枠なので、最後にひと伸びされれば馬券圏ないがないとも限らないよね、という感じ。

 

4番エルフストラック……カリフォルニアクローム×スペルオンミー/ダイワメジャー、半姉にグリモリオ、スマイルオンミー、母の半兄にはリーズコメット、ヒカルバローロ、トラバント、アドマイヤシェル。ノーザンF生産馬。サンデーR。中村直也厩舎。収得賞金は400万円。

ということで3枠は2頭出しの中村厩舎が同枠に収まった。でこっちが人気の無い方。

ここは7戦目で前走は中山芝1800mのフラワーCで9番人気5着。

すっと前に行って先頭でレースを進めたが……というレースだった。とはいえ、1着馬から3/4、クビ、クビ、ハナ差な上に前でレースを進めた馬たちは人気薄だったとは言え7-10-11-12着だったことを考えれば、よく頑張ったと言えるかも。

騎乗した石川騎手のレース後コメントは「この馬のリズムで上手くレースを運べました。しかし、最後は苦しくなってモタれるところを見せていました」というもの。

新馬戦は中京ダート1400m(不良)で1番人気4着。

ちなみに勝ち馬は6番人気のラムジェットで前走ヒヤシンスSを勝って現在3勝馬、5番人気で2着のノイヤーヘルトは未だ未勝利(前走3着)だが、8番人気3着のリジルは先日3歳1勝クラスを勝ち上がり、2番人気6着のアンモシエラは未勝利、もちの木賞を連勝してホープフルSに出走、その後船橋のブルーバードCを勝利して大井の京浜盃で2着というなかなかのメンバーだった。

2戦目で芝替わりの距離延長で阪神芝2000mを走り、4番人気3着

3戦目に京都芝2000mを1番人気で勝ち上がった。

同コース(重)の若駒Sに出走して6番人気(7頭立て)4着

この時騎乗したルメートル騎手のレース後コメントは

「道中はリラックスして走っていました。1コーナーで他馬を怖がる面を見せて、内に行くような面を見せましたが、直線は力を証明するような脚を見せてくれました」

というもの。

中山芝1800m(稍重)のデイジー賞で8番人気2着。イゾラフェリーチェの逃げ切り勝ちで、2番手で続いたエルフストラックがそのまま2着となったレース。

騎乗したキング騎手のレース後コメントは「とても正直な馬です。ゲートのタイミングも良く、終始良い感じで運べました。ただ、馬場のぬかるんだ所で少し嫌がっていました。良馬場だったら、もっと走れたと思います」というものだった。

新馬戦は坂井騎手、2、3戦目は岩田望来騎手、ルメートル騎手、キング騎手、石川騎手ときて今回は横山和生騎手に乗り替わり初騎乗。

東京向きかと言われればどうかなという感じではあるけれど、フローラSということを考えれば、前に行けば案外粘れてりするのではないかと思ったりする。

 

5番メアヴィア……ミッキーロケット×スイートシャイン/ディープブリランテ、母の半姉にショウナンアズサ。金成貴史厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は中山芝1800mの未勝利戦を1番人気で勝利。

内ラチ沿いの3列目、5-6番手でレースを進め直線はやや外に出して抜け出して大外伸びてきたグローリアミノルをクビ差抑えて勝利した。

新馬戦は中京芝2000mで8番人気8着

2戦目は中山芝2000m(稍重)で8番人気3着。

道中大外を走って徐々に前に進出し、直線では道中前でレースを進めた2頭に迫るところもあったが、ユキワリザクラ、アドマイヤマツリの3着。

佐々木騎手、M.デムーロ騎手、戸崎騎手ときて今回は田辺騎手に乗り替わり初騎乗。

ダントツビリ人気というほどの差はないと思えるが、

ゲートの出がなんか遅いよねということで、そこはやはり気になるところか。

 

6番トロピカルティー……リアルスティール×キラモサ/Alamosa、半姉にアドマイヤミモザ、チュウワダンス。ノーザンF生産馬。林徹厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は中山芝1800m(不良)の若竹賞で6番人気3着。

後方からじわじわと外を回って前に行き、直線で脚を伸ばすも、後ろにいたルカランフィーストがさらに外からやってきてあっさり交わして先頭に立った。トロピカルティーは坂を上がってもうひと伸びするも届かずの3着。

騎乗した津村騎手のレース後コメントは「この馬場に脚を取られて、進んで行きませんでした。向正面で外に出してからは、行く気を見せて、3コーナからハミを取ってくれました。綺麗な馬場の方が向いていると思います。能力もあると思います」というものだった。

新馬戦は東京芝1800mで1番人気(3.4倍)で1着。

騎乗した戸崎騎手のレース後コメントは「追い切りから良い動きをしていました。重心が低い所があってその辺りがどうかと思いましたが、走れていました」というものだった。

3/4差2着に10番人気キングベルベット(4戦目にダートで勝ち上がり)、そのクビ差3着に7番人気のヤマニンアドホック(2戦目に勝ち上がり、3歳1勝クラスを2着して前走は山藤賞で1着)が入った。

新馬戦は戸崎騎手だったが、2戦目は津村騎手に乗り替わり、今回は戸崎騎手に手綱が戻る。若竹賞の日は戸崎騎手は東海Sでオメガギネスに騎乗するため中京にいたので、今回の乗り替わりは津村騎手云々ではないと思われるし、戸崎騎手は前走未勝利勝ちに導いた2頭ではなく、こっちを選んだのだろうなと思われる。

ゲートの出が遅いのはやはりネックだが、長くいい脚を使えそうなので、どんなレースをするだろうか?

 

7番コスモディナー……ダノンバラード×コスモミール/ヘクタープロテクター、半姉にファンアットコート、半兄にマイネルリード、母の半弟にミュゼゴースト。。BRF。伊藤伸一厩舎。収得賞金は1000万円。

JRAサラブレットランキング(2023年)66位タイ・100(T)対象レースはクローバー賞1着(8月20日)。

ここは7戦目で、前走は中山芝1600mのアネモネSで7番人気9着。

中団でレースを進めて伸びませんでしたというレース。

新馬戦は福島芝1800mで12番人気1着

2戦目に札幌芝1800mのコスモス賞で2番人気2着

3戦目は距離短縮の1500m(稍重)でクローバー賞を4番人気で勝利。

までは良かったのだが、

阪神芝1600mの阪神JFで14番人気9着

東京芝1600mのクイーンCで7番人気8着

からの前走だった。

クイーンズCはゲートを思いっきり外に向かって出てルージュスエルテを外に押しやり同馬は最後方からレースを進めるハメに……で、コスモディナーは直線で大外に出されるも伸びなかったよねというレースだった。

坂のない小回りコースがベストな印象だが、1600mよりは2000mの方が良さそうだし?

忘れた頃に一発あるのではないかと思ってはいるのだが、それが今日であるかどうかは??

新馬戦から松岡騎手の継続騎乗。

 

8番アドマイヤベル……スワーヴリチャード×ベルアリュールⅡ/Numerous、半姉にアドマイヤリード、カレンシリエージョ、ベルクレスタ。ノーザンF生産馬。加藤征弘厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は東京芝2000mのフリージア賞で3番人気2着。

結果的に外からすーっと先頭に立ったマーシャルポイントが逃げ切ったレース。道中同馬を内に見る2番手にいたサトノオラシオンの後ろ、途中からその外で内に見る形になった3番手でレースを進め、直線はこの3頭の争いとなったが、クビ差で2着、3着サトノオラシオンとはハナ差であった。

ちなみにこの3頭の後ろでニシノティアモ(5着)とホーエリート(7着)が接触しまくっていたが、次走ニシノティアモはミモザ賞で1番人気2着、ホーエリートはフラワーCで8番人気で2着している。

騎乗した三浦騎手のレース後コメントは「前半は遅かったのですが、折り合いはつきました。馬の後ろに入れてリラックスしてくれていたのは良い意味で誤算でしたが、勝ち馬にスッと入られてしまいました。牽制しながらレースはしたつもりで、この馬の脚を使い切りましたが、ここまでいけば、勝たなければいけなかったです。勝ち馬にうまく乗られてしまいました」というもの。

新馬戦は新潟芝1800mで1番人気1着。

レース序盤はちょっとごちゃごちゃしていたが直線で大外に出されるとグイグイ伸びて1着でゴールした。

騎乗した菱田騎手のレース後コメントは「ゲートを出なかったので当初のプランを変更しましたが、直線ゴーサインを出すと加速がすごかったです。まだ奥がありそうです」というものだった。

2着はハナ差でベストミーエヴァー。この馬は初戦は丸山騎手だったが2戦目からルメール騎手に乗り替わって東京芝1800mを走って1-1番人気で3-1着と3戦目で勝ち上がり。国枝厩舎だし新馬勝ちはしないよねなパターン?

2戦目は東京芝2000mの百日草特別で2番人気3着。

マーゴットソラーレが他馬を離して逃げる展開の5番手。直線で大外に出し、後ろにいたアーバンシックがさらに外に進路を取り、2頭の内サトノオラシオンの3頭がグイグイ伸びる中、外からアーバンシックが抜け出して先頭に立ち、アドマイヤベルはサトノオラシオンは振り切ったものの、離れた内を走っていたマーゴットソラーレには届かずの3着だった。

騎乗した浜中騎手のレース後コメントは「素直で性格の良い馬です。ポテンシャルはありますが、まだ体を使えず、動ききれない感覚が強いです。成長すれば楽しみです」というものだった。

菱田騎手-浜中騎手-三浦騎手ときて今回は横山武史騎手に乗り替わり初騎乗。前走は横山騎手が騎乗予定だったが、当日の落馬負傷のため、急遽三浦騎手に乗り替わっていた。

半姉のアドマイヤリードはクラシックでは好走できず、ベルクレスタも2勝目を挙げたのは4歳になってからだったりする。

父がスワーヴリチャードに替わって早い時期からOKというなら、期待したい馬ではあるのだが、33秒台の脚を使っても差し切れませんでしたということもあるのがフローラSだったりする。

ここで勝ち負けできなかったとしても、今後に期待……って勝ってもおかしくない馬ではあるけどね。

 

9番サンセットビュー……ドゥラメンテ×ゴーイントゥザウィンドウ/Tapit、半姉にプレッジ。新谷功一厩舎。収得賞金は400万円。

ここは5戦目で、前走は東京芝1600mのデイリー杯クイーンCで12番人気6着。

やや出遅れ加減でゲートを出てラチ沿い中団での競馬。直線も内ラチ沿いをジリジリ伸びての6着だった。

騎乗した三浦騎手のレース後コメントは

「少しササるところや、難しい部分はありましたが、最後は内があいたのでしっかり走ってきてくれました。距離はまだまだあった方がむしろ良いタイプだと思いますし、ポテンシャルも高い馬だと思います」というものだった。

新馬戦は阪神芝1600mで7番人気5着

2戦目の京都芝1800m(稍重)を5番人気で勝利

3戦目の京都芝2000mは、うまく曲がれなかったというか要するにまっすぐ走っちゃったというか、1コーナーから向正面にかけて外側に逃避して向正面で競走中止。

ってことでコーナー4回でも右回りでもないクイーンCに出走して、今回は距離は伸びるけどコーナーは3回なので、京都芝1800mと同じだから大丈夫?

戸崎騎手、ルメール騎手、松山騎手ときて前走三浦騎手に乗り替わり今回は継続騎乗。

距離は伸びた方がいいけれど、距離が伸びるとコーナーをぐるぐる回らなくてはいけないのでそこが未だ心配というならば、東京芝2000mはこの馬にとっては良いコースってことですが?

 

10番マルコタージュ……ドゥラメンテ×プロヴィナージュ/フレンチデピュティ、半兄にメンターモード、サンライズジーク、母の半弟にエデンロック、ナリタスターワン、半妹にボーンスキルフル。社台F生産馬。社台RH。小島茂之厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は中山芝1800mのフラワーCで10番人気8着。

ゲートをボコッと出て最後方から。4コーナーで大外を上がって前との差を詰めて、直線も伸びてはいるがというレースだった。

新馬戦は東京芝1800mで5番人気1着。

騎乗した杉原騎手のレース後コメントは「頑張ってくれました。テンションが上がりやすい馬ですが、3週続けて調教に乗せてもらって特徴は掴んでいました。思っていたよりも競馬に行ってリラックスしていましたし、スタート良くいい位置を取れました。直線、一旦前に出られましたが盛り返してくれました。これからもっと良くなると思いますし楽しみです」というものだった。

母プロヴィナージュは新馬戦からダートを走って関東オークスでユキチャンの2着、初芝のラジオNIKKEI賞で13番人気9着(ゴール前大混戦の0.5秒差ではあったんですけどね)からシリウスSで11番人気で16着のビリから秋華賞に出走。ダートで稼いだ賞金で秋華賞に出てこられても……な16番人気の低評価を覆し、先行して3着に粘った馬。この秋華賞は大荒れで11番人気のブラックエンブレムが勝利、2着に8番人気のムードインディゴ、3着に16番人気のプロヴィナージュで、ハナ差4着に13番人気のブライティアパルス。以前にも書いたかどうだかは忘れたけど、私はブラックエンブレムとブライティアパルスを狙っていたのですが、ムードインディゴとプロヴィナージュは買ってなくて、ブラックエンブレムの単・複しか取れなかったという忘れられない一戦。ってことはどーでもいいのですが、母は川崎ダート2100mの関東オークスで、娘はここを勝ち負けして東京芝2400mのオークスに出走となったら、それはそれで面白いとは思ったりする。

ちなみに母ブラックエンブレムのウィクトーリアは2019年のフローラSを勝利、ブラックエンブレムが勝った秋華賞で逃げて最下位に沈んだエアパスカルの娘が昨年3着のブライトジュエリーだったりする。

そんなことはどーでもいいんだけど。

新馬、2戦目は杉原騎手だったが今回は菅原明良騎手に乗り替わり初騎乗。

ちょっと難しいところもある馬なのかと思うのだが、菅原騎手は昨年このレースを逃げ切って1着。今回も思い切って逃げますよって事でいいのだろうか?

 

11番ユキワリザクラ……サトノダイヤモンド×ユキアカリノマチ/キングカメハメハ、半兄にセキテイオー母の母の半弟にアポロフェニックス、半妹にモエレエターナル、さらにその母の半弟にゼンノエルシドがいる。田中剛厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は中山芝2000m(稍重)の未勝利戦(牝馬限定)で4番人気1着。

ゲートをすーっと出て先頭に立ち、アドマイヤマツリにクビ差迫られるもしぶとく粘って1着。

新馬戦は同コースで9番人気3着。

新馬戦、2戦目は戸崎騎手が騎乗していたが、今回は鮫島克駿騎手に乗り替わり初騎乗。

東京を走るのは初。鮫島騎手が思い切って前に行ってしぶとく粘ることも考えられなくはないのだが、さすがに相手が強いか。

 

12番コンテソレーラ……リアルスティール×エレクトラム/High Chaparral、半姉にチュウワエンジェル。ノーザンF生産馬。手塚貴久厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は中山ダート1800m(重)で1.6倍の1番人気で勝利

新馬戦は中山芝2000mで3番人気14着

2戦目は同コース(不良)で9番人気2着だった。

新馬戦は武豊騎手だったが、2戦目に津村騎手に乗り替わり前走勝利したが、今回は吉田豊騎手に乗り替わり初騎乗。

手塚厩舎の馬に吉田豊騎手ってのは見慣れない組み合わせだなぁと思って遡ってみたところ、見逃がしてなければ2022年2月6日の中京3Rダート1400m未勝利戦・ドレミフォンで12番人気13着以来となる。

前走はダートだが、重・不良実績はあるし、むしろ雨が降ってくれた方がありがたかったと思われるものの、結局雨は降らないみたいですね。

吉田豊騎手は2022年のフローラSでパーソナルハイに騎乗して逃げて2着。

ただこの馬は以前にも逃げて勝ち負けしていたので。

コンテソレーラでいきなり逃げるとかあるかなぁ??

 

13番カニキュル……エピファネイア×シャルール/ゼンノロブロイ、半兄にトランキリテ、母の半姉にヒカルアモーレ、半兄にアーデント。社台F生産馬。キャロットF。菊沢隆徳厩舎。賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は中山芝1800mのフラワーCで3番人気6着。

ゲートの出がイマイチなため中団後ろでレースを進め、直線は外に出されて伸びていないわけではないのだが、エルフストラックからクビ差の6着。

新馬戦は中山芝2000m(稍重)で1.8倍の人気に支持されたもののシュバルツクーゲルの2着。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは

「良いレースをしました。ずっとまじめで最後も伸びてくれました。まだ伸びしろがあると思います」

というものだった。

2戦目に東京芝2000mを1番人気で勝ち上がった。

道中は中団の後ろでレースを進め、直線でグイグイ伸びて勝利した。

出遅れというよりは、1完歩目が遅い感じの馬。前で進める馬が有利なレースで、新馬戦の時のように道中13秒台が続くのであればここ2戦よりも前でレースを進められるかもしれないが……? 一瞬のキレというかキレキレというよりも長く脚を使えそうな馬なので、流れに上手く乗って直線に入ることができればチャンスもあるだろうか?

ルメール騎手、マーカンド騎手、戸崎騎手ときて北村宏司騎手に乗り替わり初騎乗。

北村宏司騎手はアスコリピチェーノのNHKマイルCは乗り替わりになってしまうのでしょうかね? 下手なわけではないと思うけど、GⅠで喜んで買いたい騎手ではないよね。ここはGⅡなんだけど、トライアルで一発って感じもないよね。きちんと乗って、馬が強ければ、きちんと馬券圏内には持ってくるという感じでしょうか。むしろ一発狙うような騎乗はしないほうが上手くいくようなタイプかと。

この馬は5月生まれでまだまだ伸びる余地もあるだろうし、落ち着いてレースに臨めれば当然チャンスはありそうだが?

半兄のトランキリテは本日京都11RのマイラーズCに出走予定。こちらは1着馬に安田記念の優先出走圏が与えられる。

兄妹揃ってGⅠ出走となればメデタイが。

 

14番クリスマスパレード……キタサンブラック×ミスエリカ/Blame、半姉にミスヨコハマ。ノーザンF生産馬。G1R。加藤士津八厩舎。収得賞金は900万円。

ここは3戦目で、前走は中山芝2200m(稍重)の水仙賞で2番人気1着。

1番枠から先頭に立ったドンアレスを内に見る2番手でレースを進め、4コーナーで交わして先頭で直線に入り、押し切って勝利した。

騎乗した石川騎手のレース後コメントは「新馬戦の時はフワフワしましたが、今日は跨ってからゲート裏まで、競馬がわかっている感じで、良い意味で適度に緊張感がありました。ゲートをスムーズに出たので、位置を取って強気な競馬をしました。馬の具合は新馬戦よりかなり良くなっていました。強気に動かして直線では迫られましたが、交わされる感じはありませんでした。かなり良い素質があります。クラスが上がった方が競馬がしやすいと思います。ここでは力が違うなという内容でした。重賞でどんな競馬をするか楽しみです」というもの。

新馬戦は中山芝2000mで2番人気1着。

この時のコメントは「調教にも乗っていなくて全くのテン乗りでした。加藤士津八調教師などから話を聞いて乗りました。牝馬らしいクセがありました。競馬では、しぶいところがあり、スタートから最後までおっつけおっつけでした。 気が抜けそうな感じがあり、上でうながしながら乗って雑な競馬になりました。それでも最後まで振り切ってくれました。今日はフワフワとした内容のレースで、能力だけで勝ちました。次はしっかりと組み立てた競馬をしたいです。距離は持つと思います」というものだった。

新馬戦から石川騎手の継続騎乗。

東京芝2000mは確かに外枠は不利なのですが、石川騎手は思い切って前に行くだろうし、2021年のこのレースはスライリーで先行して14番人気2着というのがありますからね。

昨日は東京8Rで半姉のミスヨコハマに騎乗して6番人気で3着。

妹はどうか?

 

回避

コガネノソラ……ゴールドシップ×マイネヒメル/ロージズインメイ。BRF生産馬。BRF。菊沢隆徳厩舎。収得賞金は900万円。

 

ということで、あまり後ろから行く馬は買いたくないレースなのですが、スタート不安な馬があっさりスッキリ飛び出して……ってなこともあるのが競馬ですから。

そんなこんなで、買いたい馬は

1番バロネッサ、4番エルフストラック、6番トロピカルティー、8番アドマイヤベル、9番サンセットビュー、10番マルコタージュ、13番カニキュル、14番クリスマスパレードの8頭。

馬券は1番バロネッサから馬連とワイドで上記馬へ。

4番エルフストラック、6番トロピカルティー、9番サンセットビュー、10番マルコタージュ、13番カニキュルの馬連、ワイドBOXの夢馬券。

1番バロネッサと8番アドマイヤベルの2頭軸で

4番エルフストラック、6番トロピカルティー、9番サンセットビュー、10番マルコタージュ、13番カニキュル、14番クリスマスパレード

への3連複。

8番アドマイヤベルと14番クリスマスパレードの2頭軸で

1番バロネッサ、4番エルフストラック、6番トロピカルティー、9番サンセットビュー、10番マルコタージュ、13番カニキュル

への3連複。

8番アドマイヤベルは3着までには突っ込んでくるのではないかと、

1番バロネッサと14番クリスマスパレードのどちらかは前に行って粘るのではないかと。

で、あと1頭は人気薄が絡むのではないかと。

それが9番サンセットビューだったら良いな、10番マルコタージュでも良いけどね。と思っているのですが、どうでしょうか?

 

※レース後コメントはラジオNIKKEIからの引用です。