ウマブロbyアミュレット

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馬のこと、競馬のこと、その他いろいろ
思いつくままに……

ジャスティンミラノがダービーを制して2冠馬となるのか?

皐月賞出走馬の逆転はあるのか?

思わぬ伏兵はいるのか?

そんなこんなで、出走各馬の気になるところを……。

 

1番サンライズアース……レイデオロ×シャンドランジュ/マンハッタンカフェ、半兄にセラフィックコール、母の半姉にハルーワスイート、半兄にフレールジャック、マーティンボロ、母のいとこにヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロス。ノーザンF生産馬。石坂公一厩舎。収得賞金は1600万円。

ここは5戦目で、前走は中山芝2000mの皐月賞で12番人気12着。

道中は中団の後方でレースを進め、4コーナーから直線に向くところで内からレガレイラに押し出されるようにして、そんなにぶっ飛んで行かなくてもいいんじゃないかってくらいビヨーンと外に行ってしまい、そこで終了というレースだった。

新馬戦は京都芝2000mで7番人気1着。

中山芝2000mのホープフルSは左前挫石のため出走取り消し

休み明けの阪神芝2000mのすみれSを7番人気で勝利した。

新馬戦からM.デムーロ騎手が騎乗していたが、今回は池添騎手に乗り替わり初騎乗。当初は抽選対象だったしね。

新馬戦は逃げ切って勝利したが、すみれS後のコメントでは「強い馬です。能力が高いです。ただ、力がありすぎて、幼いところもあります。初戦で引っ掛かるところがあり、今回はスタートから出していきたくありませんでしたので、馬なりで行きました。向正面で思ったよりペースが流れておらず、脚もたまっていましたし、初戦は逃げ切っていましたので、同じように先頭に立つプランで進めました。先頭に立ってからは折り合って、元気を出して、持ったまま直線に入ることができました。最後まで頑張っていました。スタミナがあり、パワーもあります」とのことだった。

この枠に入ったからといって、逃げるを選択するとも思えないが(そもそも逃げられるのか?)、早めに先頭に立って押し切りたいというところではあると思われる。

とはいえデカい馬だけにうまく立ち回れるかどうかがポイントか?

サトノエピック回避で抽選せずに出走が叶ったのはラッキー。近年はそうでもないけど、ダービーといえば白帽の1枠が有利と言われる枠に入ったのもラッキーであるならば、この馬が最強の運の持ち主だったりするのかも?

池添騎手は12Rの目黒記念で騎乗するジューンアヲニヨシも1枠1番となった。ま、偶然だし、それが何かってことですが。

 

2番レガレイラ……スワーヴリチャード×ロカ/ハービンジャー、半兄にドゥラドーレス、いとこにアーバンシック、ステレンボッシュ。ノーザンF生産馬。サンデーR。木村哲也厩舎。木村哲也厩舎。収得賞金は3900万円。

ここは5戦目で、前走は皐月賞で1番人気(3.7倍)で6着。

ゲートの出は速くなく、外に進路を取って後方を走っていたが1コーナーで外のウォーターリヒトと接触。4コーナーから直線で大外に出されて伸びてはいるもののという6着だった。

騎乗した北村宏司騎手のレース後コメントは「ゲート裏でテンションの上がるところがありましたが、駐立までには整いました。1歩目が速くなくて、他馬に入られて、後方になりました。道中は進路を作りながら運んで、3コーナーから押し上げていきました。4コーナーで少しもたれながらも伸び始めましたが、思ったより苦しい伸びでした」というものだった。

皐月賞はいろんな意味で負けるべくして負けたレースで、6着まで伸びてきているのはむしろ立派なのかもと思ったりもするのだが……。

新馬戦からルメール騎手が騎乗していたが、前走のみ北村宏司騎手で、今回はルメール騎手に戻る。

おそらく今回の方がペース的にも合う可能性が高いし、ルメール騎手に戻るのも大幅プラス。ということで現在2番人気。

牝馬がダービーを勝てば2007年のウオッカ以来となる。

この年の皐月賞は逃げ・先行した2頭ヴィクトリーとサンツェッペリンがそのまま1-2着したレースで、7-15番人気。3着のフサイチホウオーが2番人気、4着に1番人気のアドマイヤオーラ。11番人気メイショウレガーロ、9番人気ローレルゲレイロ、6番人気のアサクサキングスが続いた。

でもってダービーは3番人気のウオッカが勝利して、皐月賞7着で14番人気と人気を落としていたアサクサキングスが福永騎手に乗り替わり逃げて2着、4番人気のアドマイヤオーラが3着、クビ差4着に9番人気サンツェッペリンが入った。

この年はつまり、皐月賞もダービーも大波乱だったのです。

結局のところ、ウオッカは東京しか走らないけど東京だとものすごく強い馬だったということに加えて、牡馬のレベルが微妙な上に展開ひとつの大混戦だったということもあった。

レガレイラはすでに牡馬相手にホープフルSを勝っているのだからということはあるだろうけど、今回2番枠で出遅れて直線外に出して追い込むも届かずということは無きにしも非ず……そこはルメール騎手だけに4コーナー最後方で脚を余すというレースにはならないと思うのだが。

やはりダービーで勝つには、東京で強い競馬をしているかというのは気になるところ。

と考えるとこの馬は東京の方が大幅プラスなのだろうかということはやや疑問にも思えたりして……父スワーヴリチャードであれば、どう考えても東京の方が良さそうかとは思いつつ……そういえばスワーヴリチャードも皐月賞は6着でダービーは2着だったなと(ダービーを勝ったのはルメール騎手騎乗の2番人気レイデオロ)。

でもって東京で走った唯一のアイビーS(芝1800m)で1.5倍の1番人気も3/4、クビ差の3着だった時のコメントで「勝ち馬の後ろで良い感じで運べました。こちらも伸びてはいますが、勝ち馬は強過ぎました。この馬も能力がありますし、2000mも問題ありません」といっているのだが、この時の強すぎた勝ち馬は、ダノンエアズロックだったりするのです。そんなの7ヶ月も前のことだし、その後順調さを欠いた馬にここで負けるわけないじゃん、この馬も成長してるんだし。

ってことでいいのかしら??

一つ気になるのは、木村厩舎にはチェルヴィニアがいるのだが、どっちが強いのってことですね。

 

3番ジューンテイク……キズナ×アドマイヤサブリナ/シンボリクリスエス、半兄にジューンベロシティ、半姉にジューンオレンジ、母の半弟にアドマイヤビクター。武英智厩舎。収得賞金は3600万円。皐月賞の登録もあったが賞金不足で除外。

ここは10戦目で、前走は京都芝2200mの京都新聞杯で8番人気1着。

騎乗した藤岡佑介騎手のレース後コメントは「いつもポジション取りが思っていたより後ろになるということでしたので、今日はスタートから積極的に出していきました。かなり仕掛けて出したので、道中は何とか我慢してくれというつもりでなだめていました。道中はスローペースで、坂の下りで一気にペースが上がったので、なかなか対応するのは難しかったと思うのですが、センスのいい馬で、初めての外回りでも上手に走ってくれたと思います。直線でも余力十分でしたし、間を割ってさえ来ることができれば抜け出せるのではないかという手応えでした。調教に乗った時点で結構やれそうだという感じがありましたし、力を発揮できて良かったです。余裕もありましたし、すごくいい馬で、ダービーにチャレンジできる馬だと思いますので、頑張ってほしいと思います」というもの。

新馬戦は中京芝1400mで2番人気1着

新潟2歳Sは9番人気10着で

阪神芝1400mのききょうSは5番人気4着

京都芝2000mの黄菊賞は6番人気4着

中京芝1600mのこうやまき賞は4番人気1着

阪神芝1600mの朝日杯FSは11番人気4着(ジャンタルマンタルから0.2秒差)

騎乗したM.デムーロ騎手のレース後コメントは

「とても良い馬ですが、本気で走っていない感じです。少しずつ上がって行き、思った通りの競馬はできました。最後まで頑張りましたが、本気で走っていません。距離はもっとあった方が良いと思います」というものだった。

だからというわけでもないかもしれないが距離延長して阪神芝2200mのすみれSに出走して3番人気2着

阪神芝2000mの若葉Sは4番人気5着だった。

父キズナも京都新聞杯1着(1.4倍の1番人気だが)から7戦目のダービを1番人気で勝利した馬だが、1-1-2-3-1-1番人気で1-1-3-5-1-1着だった馬なので、比べると人気も着順もまぁ全然違ったりはする。

新馬戦は岩田望来騎手、2戦目は富田騎手だったが、3-5戦目は再び岩田騎手で、6戦目の朝日杯FSはM.デムーロ騎手、で岩田騎手、和田竜二騎手からの前走藤岡佑介騎手で、今回は岩田騎手に戻る。ちなみに前走の京都新聞杯で岩田騎手はベラジオボンドに騎乗して3番人気14着だった。この馬には新馬戦からずっと騎乗していたので、こちらを選んだとしても不思議はないけど……前走騎乗していた藤岡佑介騎手は皐月賞に続いてミスタージーティーに騎乗するしってことで岩田騎手なんだろうなと思う。岩田騎手だけの成績を抜き出してみれば1-4-4-1-2着。

出遅れなければ、この枠だし、ある程度出していってどこまで踏ん張れるか、前走のようなレースがダービーでもできるかということでしょうか?

正直勝ちきるのはどうかと思うけど、内に入った馬よりは前に行けそうだし、内でうまく流れに乗ればということで、この人気なら押さえておいてもいいかもねの現在14番人気(この馬から単勝万馬券)。

本気で走ってくれぇ〜ってことですね。

 

4番ビザンチンドリーム……エピファネイア×ジャポニカーラ/ジャングルポケット、母の母の全姉にライラプス、半兄にフサイチリシャール、遠いけど、母の母のいとこにクロノロジストでその仔にノームコア、クロノジェネシスがいる。ノーザンF生産馬。坂口智康厩舎。収得賞金は2450万円。五大競走追加登録。

ここは4戦目で、前走は皐月賞で8番人気13着。

ゲートをものすごくゆ〜っくり出て最後方。それでも3-4コーナーで前に行くよ的雰囲気を漂わせたが、すぐ前を走っていたサンライズアースが外にぶっ飛んでいって、えっ今の何何なにぃ〜?って感じで、その後は気持ちが切れたわけでも無いかもしれないが思ったほど伸びなかった。

新馬戦は阪神芝2000mで2番人気1着

2戦目に京都芝1800mのきさらぎ賞を豪快に差し切って1番人気に応えて1着。

きさらぎ賞は大外枠だったけど次々に前に入られて後ろからの競馬になったし、皐月賞はそれよりもものすごくゆっくりゲートを出ていたので、正直言って外枠の方が良かったんじゃないかと思っておりますし、おそらく巻き返し期待と思っていた皆様もがっかりかと……。

新馬戦はムルザバエフ騎手、2戦目はピーヒュレク騎手、前走ムルザバエフ騎手から今回は西村淳也騎手に乗り替わり初騎乗。

西村騎手といえば、やっぱり前に行くイメージの騎手ですから、ここはなんとかまともにゲートを出してね的起用なのかなぁとは思うのですが。

あー、結構前に行くイメージのムルザバエフ騎手でも全然前に行かなくて後ろからだったしなぁ……ってことで都合よく思い出すのは京都牝馬Sで16番人気ながら直線ぶっ飛んできて3着に入ったコムストックロードだったりして。ムルザバエフ騎手っぽくないレースだったよね。

ゲートを出て流れに乗って直線伸びてくれればいいけど、やっぱり全然出なかったら、西村騎手も今までのイメージを覆すような、直線だけ強烈に伸びてくるってのをやっていただければと願ったりする。

GⅠで勝ち負けするって、なんかそういうことだったりもするでしょ?

父エピファネイア、その父シンボリクリスエスはダービー2着馬だけど、母父ジャングルポケットはダービー馬だし。なんならエピファネイアもジャングルポケットも東京芝2400mのJCを勝ってるし……

そんなこんなでもっと穴人気するかと思ったけど、現在10番人気の48倍。もっとも厩舎も騎手もダービー初出走で初騎乗だし?

いきなり勝ち負けは……ねぇ……ってことでしょうか。

 

5番ダノンデサイル……エピファネイア×トップデサイル/Congrats、半姉にトップザビル、スタティスティクス。社台F生産馬。安田翔伍厩舎。収得賞金は2450万円。

ここは6戦目(走るのは5戦目)で、前走は皐月賞に出走予定だったが馬場入り後に競走除外となった。

その前は中山芝2000mの京成杯で5番人気1着。

新馬戦は東京芝1600mで3番人気4着

2戦目は京都芝1800mで5番人気1着

京都芝2000mの京都2歳Sは11番人気4着なので、

4-1-4-1-除外という成績……除外は着外であるならば、今回は勝つ番?

もともと中山のコーナー4回は向いてないし、目標はダービーって言ってたわけだから、休み明けを1回叩いてダービーへということだったと思われる。

なので、前回レースを使えなかったのが良かったのかどうなのか?

京成杯はアーバンシックに3/4まで迫られるも勝ち切ったし、京都2歳Sは4着だけどシンエンペラーからは1/2、ハナ、アタマの0.1秒差。

ダノンの2頭出しで人気のない方だけど、騎乗しているのはこっちだってマジックマンと言ったっていいんじゃないかの横山典弘騎手ですから……何が起こるかドキドキしますよね??

 

6番コスモキュランダ……アルアイン×サザンスピード/Southern Image、半兄にアドマイヤヒビキ、タスマンハイウェイ、ヴァレンティヌス。BRF生産馬。BRF。加藤士津八厩舎。収得賞金は7100万円。優先出走。

ここは9戦目で、前走は皐月賞で7番人気2着。

モレイラ騎手なのに7番人気だったけど、さすがというか何というか2着に持ってきた。

レース後コメントは「調教に1度騎乗し、ビデオを見て、長い脚が使える馬だとイメージしていました。ゲートも速くないイメージでしたが、良いスタートを切れました。前の位置が取れて、スムーズに運びましたが、1頭だけ前にいました」というものだった。

4戦目に新潟芝2000m(重)の未勝利戦を勝ち上がり

京都2歳Sは14番人気8着

自己条件の中山芝2000mを5番人気で2着して

同コースの弥生賞に出走して6番人気で勝利。

戸崎騎手、丹内騎手で3戦、角田大河騎手、丹内騎手に戻って、M.デムーロ騎手、前走モレイラ騎手で今回はM.デムーロ騎手に戻る。

父アルアインは皐月賞1着からダービーは4番人気で5着。

父よりもスマートな印象でキレないけど長く脚は使える馬で、東京よりは中山の方が走りそうなイメージはあるけど、それは走ってないだけってこともありそうで。

皐月賞ではジャスティンミラノのクビ差2着ではあるけれど、今回逆転できるかと言われれば、どうかなという感じではある。

 

7番ミスタージーティー……ドゥラメンテ×リッスン/Sadler's Wells、半姉にアスコルティ(その仔にアスコリピチェーノ)タッチングスピーチ、サトノルークス、マッハモンルード。ノーザンF生産馬。矢作芳人厩舎。収得賞金は1600万円。

ここは6戦目で、前走は皐月賞で9番人気10着。

道中はジャンタルマンタルの後ろ、ジャスティンミラノの内でレースを進め直線に向くまでは頑張っていたが、そこから伸びなかった。

新馬戦は京都芝2000mで2番人気1着

2戦目に中山芝2000mのホープフルSに出走して7番人気5着

共同通信杯は2番人気も7着

阪神芝2000mの若葉Sに出走して1番人気1着。

父ドゥラメンテはダービー馬。ただ半兄のサトノルークスは皐月賞14着でダービーは17着だったりする。

新馬戦から3戦は坂井瑠星騎手だったが4戦目に藤岡佑介騎手に乗り替わり継続騎乗。

前走はブリンカー効果もあって前に行ったが踏ん張りきれなかったということもあるのか、今回はブリンカーを外してきた。

少なくとも前走よりはペースも落ち着くだろうから、前走のような最後は力尽きましたってことにはならないのではないかと思ったりする。

ワンパンチ足りない感じの現状だが、なぜかもっと走れても良さそうなのにといつも思ってしまう馬だったりする。

思ったりするのだが、世間ではそう思われてないんだなの16番人気。

 

8番アーバンシック……スワーヴリチャード×エッジースタイル/ハービンジャー、母の全姉がロカ、半妹がブルークランズなので、いとこにレガレイラ、ステレンボッシュがいる。ノーザンF生産馬。シルクR。武井亮厩舎。収得賞金は1700万円。優先出走。

ここは5戦目で、前走は皐月賞で6番人気4着。

ゲートを出たら外のレガレイラが寄ってきて接触。後方でレースを進め、コスモキュランダの後ろを付いていくように4コーナーから直線でグイグイ上がっていったものの結果的に離されてしまった。が、直線で外から伸びてきたレガレイラには交わされることはなかったし、目標はあくまでもダービーというレースではあったのだろうと思われる。

騎乗した横山武史騎手のレース後コメントは「馬場を考えて、もう2列くらい前が欲しかったのですが、スタートがうまく出られず、思った位置を取れませんでした。道中は我慢して、直線で進路を見つけてからは脚を使ってくれました。一歩ずつ成長しているので、さらなる成長を期待しています」というもの。

新馬戦は札幌芝1800mで1番人気1着

2戦目に東京芝2000mの百日草特別で3番人気1着

京成杯は2番人気2着で、進路さえあれば直線で伸びては来るのだが……という馬だったりする。

それでも新馬戦から確実に進歩してきているということはあるだろうし、直線外に出してどれだけ伸びるかというレースをするだけだよね??

横山武史騎手はダービーではソールオリエンスがクビ差、エフフォーリアはハナ差の2着ですから、今年こそダービーを勝ちたいだろうけど?

 

9番ダノンエアズロック……モーリス×モシーン/Fastnet Rock、半姉にプリモシーン、カーペンタリア、半兄にモーソンピーク。ノーザンF生産馬。堀宣行厩舎。収得賞金は2400万円。優先出走。

ここは5戦目で、前走は東京芝2000mのプリンシパルSで1番人気1着。

騎乗したモレイラ騎手のレース後コメントは「正直、思ったよりも上手くいきました。外枠を心配していましたが、とても良いスタートから良い位置をとれましたし、良い勝ち方ができました。馬は去年の秋よりも成長していました。今日の内容も良かったですし、今日使った事で次はさらに良くなると思います。まだまだポテンシャルをフルに出していませんし、距離の2400mは問題ないと思います。むしろ今日の2000mよりもさらに能力が出せると思います」というもの。

新馬戦は東京芝1800mで1.4倍の1番人気に応えて勝利

東京芝1800mのアイビーSで2番人気1着

中山芝2000mの弥生賞は2番人気で7着だった。

レーン騎手、モレイラ騎手、キング騎手、モレイラ騎手ときて今回は継続騎乗。

堀厩舎2頭出しでもモレイラ騎手が乗る方ってことは、こっちの方が有力?

堀厩舎は昨年タスティエーラでダービー制覇。その時の鞍上は短期免許のレーン騎手で、このコンビでは2020年にサリオスで2着があった。

プリンシパルSからのダービー出走馬は例年であれば人気にならないが、今年はモレイラ騎手人気ってのもあるのか5番人気。昨日は7番人気と微妙だったけどじわじわと上がってる。

ちなみに同騎手はダービー初騎乗。

モレイラ騎手自身はダービー初騎乗なんてことが問題になるとは思えないが、やはりJRAの騎手にとってはここであっさり勝たれたくはないだろうなと思ったりする。

それでも前走は楽勝だったし、もともと期待されていた馬ですし。

ローテーションとして中2週は本来なら厳しいでしょうが、最後は流していて、何なら調教代わりでしたって感じだしと考えれば特に問題もなしか。

 

10番サンライズジパング……キズナ×サイマー/Zoffany、半兄にグランシエロ。追分F生産馬。音無秀孝厩舎。収得賞金は2090万円。

ここは8戦目で、前走は皐月賞で10番人気9着。

1枠1番だったこともあるのだろうが、ずっと内を走っていたこともありグッと来るところはなかった。

新馬戦は東京芝1800m(稍重)で3番人気4着

2戦目でダート替わりの阪神1800m(稍重)を1番人気で勝ち上がり

門別で行われたJBC2歳優駿で2番人気2着

東京ダート1600mのカトレア賞で4番人気15着と惨敗して

中山芝2000mのホープフルSに出走すると13番人気で3着

京都芝2000m(重)若駒Sを1番人気1着した。

キレで勝負という馬ではないだろうから、前目で流れに乗ってスムーズな競馬をしてどこまでというところか。

15番人気というほどの差はないと思えるのが、ダービーで好走するには何かが必要だし、東京向きかというのがどうだろうかってところか?

 

11番シュガークン……ドゥラメンテ×シュガーハート/サクラバクシンオー、半兄にショウナンバッハ、キタサンブラック、キングクー。清水久詞厩舎。収得賞金は3600万円。優先出走。

ここは5戦目で、前走は東京芝2400mの青葉賞で2番人気1着。

騎乗した武豊騎手のレース後コメントは「勝って日本ダービーの権利を取れたので楽しみですね。お兄さん(キタサンブラック)は偉大ですが、この馬も今年2月にデビューして数ヶ月しか経っていないなかでこれだけのパフォーマンスができましたし、一戦ごとに成長しているのを感じます。今までもいろいろなレースをしてきたので、今日もある程度先行して、しっかりと折り合いもつきましたし、追い出しての反応もよかったです。レース自体が一戦ごとに上手になっています。これだけの馬なので、デビューの時からダービーに出したいと言っていて、なんとか間に合いましたね」というもの。

新馬戦は京都芝1600mで1番人気で2着(勝ち馬はワールズエンド)

2戦目に阪神芝2000m(稍重)を1.9倍の1番人気で勝ち上がり

3戦目に中京芝2200m(重)の大寒桜賞を1番人気で逃げ切って1着。

この時のレース後コメントは「スタートも速かったし、行きっぷりも良かったので、先手を取りに行きました。兄(キタサンブラック)が兄なので、一度はこういう競馬をしたいと思っていました。道中フラフラしていましたが、追い出してからはしっかりと走っていました。距離も大丈夫です。とにかく一戦ごとに成長して、強くなっているので楽しみです」というものだった。大寒桜賞を差し切って勝った馬であればダービーでもと思うところはあるのですが、今年は重馬場だし逃げ切り勝ちだし……どうなんでしょうか?

大寒桜賞、青葉賞と連勝した馬ではともに逃げ切って勝ったリオンリオンがいるが、ダービーでも逃げて15着。

ちなみに半兄のキタサンブラックはダービーでは先行して14着。シュガークンってシュガー君かと思っていたら、いつも実況の時のイントネーションが違っていて、kunってフィンランド語で時という意味なんですね。シュガーは母の名前からということですが、まぁつまりは甘い時って感じ?

それにしても今年2月にデビューした馬ってところに驚きがあるのですが……タスティエーラは11月(3月生まれ/5戦目)、ドウデュースは9月(5月生まれ/6戦目)、シャフリヤールは10月(4月生まれ/4戦目)、コントレイルは9月(4月生まれ/5戦目)、ロジャーバローズは8月(1月生まれ/6戦目)、ワグネリアンは7月(2月生まれ/6戦目)、レイデオロは10月(2月生まれ/5戦目)、マカヒキは10月(1月生まれ/5戦目)、ドゥラメンテは10月(3月生まれ/6戦目)、ワンアンドオンリーは8月(2月生まれ/9戦目)……3戦目でダービーを勝ったフサイチコンコルド(2月生まれ)も新馬戦は1月だった。

新馬戦から距離を徐々に伸ばして、1-1-1-2番人気で2-1-1-1着な馬。

新馬戦から武豊騎手の継続騎乗。

要するにこの馬が勝つとすれば、半兄キタサンブラックの勝てなかったダービー勝利、2月デビューでの勝利、青葉賞勝ち馬のダービー制覇、ドゥラメンテとの親子制覇、武豊騎手ダービー7勝目と話題が盛りだくさんだったりする。

 

12番シックスペンス……キズナ×フィンレイズラッキーチャーム/Twirling Candy。ノーザンF生産馬。キャロットF。国枝栄厩舎。収得賞金は3600万円。

ここは4戦目で、前走は中山芝1800mのスプリングSで1番人気1着。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは「向正面で風が強く、ペースが落ちましたが、馬の後ろでちょうどいいポジションが取れました。早めに大外に出しました。反応が良かったです。距離を延ばしても彼にとっては問題ないと思います。とても乗りやすい馬ですし、2000m以上もいけると思います。今日で3戦3勝ですし能力がありそうです。今日は楽に伸びてくれましたし、上のクラスにいけると思います」というものだった。

新馬戦は中山芝1600mで1.5倍の1番人気で1着

2戦目に同コースのひいらぎ賞で2番人気1着。

新馬戦から3連勝でのダービー出走となる。

ルメール騎手、石川騎手、ルメール騎手ときて今回は川田騎手に乗り替わり初騎乗。

川田騎手が国枝厩舎の馬に乗ることってあまりイメージがないのですが、騎乗予定馬もなかったのだろうし、お互いにとって悪くはない話だったのだろう。

ただ、もともとダービーを狙っていた馬であれば、中山芝1600mの新馬戦を使うかな?

関東馬なのにダービーまでに一度も東京コースを走らないなんてことあるのかな??

他でもない、今一番ダービーを獲りたいと思ってるであろう国枝厩舎の馬ですからね、もし最初からダービーを狙っているならばそれらしいレースを使っているのではないかと、そんなことが気になったりする。

3番人気ってのは、前走も強かったし川田騎手だからかと思うのだけど、東京コースも距離も問題ないとしても、ちょっと人気になりすぎのような気もするのだが。

 

13番シンエンペラー……Siyouni×Starlet’s Sister/Galileo、全兄にSottsass。矢作芳人厩舎。収得賞金は4500万円。矢作芳人厩舎。収得賞金は4500万円。優先出走。

ここは6戦目で、前走は皐月賞で5番人気5着。

騎乗した坂井瑠星騎手のレース後コメントは「勝ち馬をマークして、道中良い感じで運べました。この馬としては、時計が少し速かったですが、現状の力は出し切っていると思います。次に向けて、ギアをもう一段上げられるように仕上げていきたいと思います」というものだった。

新馬戦は東京芝1800mで2番人気1着

京都芝2000mの京都2歳Sは1番人気1着

中山芝2000mのホープフルSは3番人気2着

同コースの弥生賞は3番人気2着だった。

横山武史騎手、モレイラ騎手、ムルザバエフ騎手、川田騎手ときて前走坂井騎手に乗り替わりで今回は継続騎乗。

矢作厩舎、藤田オーナー、坂井騎手のダービーといえばやっぱりフォーエバーヤングのサウジダービー、UAEダービーでの勝利とケンタッキーダービーの3着ですよね。

で、この馬は凱旋門賞にも登録してるんでしょ? いくらソットサスの全弟だからといって、はっきり言ってダービーで勝ち負けしないと凱旋門賞には行けないのではないでしょうか?

と思うのだけど、どうなんでしょうか??

 

14番ゴンバデカーブース……ブリックスアンドモルタル×アッフィラート/ディープインパクト、半兄にアクートゥス、母の半兄にアクションスター、全兄にヴェネト。白老F生産馬。G1R。堀宣行厩舎。収得賞金は2000万円。

ここは5戦目(走ったのは4戦)で、前走は東京芝1600mのNHKマイルCで4番人気4着。

騎乗したモレイラ騎手のレース後コメントは「この馬はまだキャリア2戦しかしておらず、GIへのチャレンジは大きなステップアップでした。休み明けを考えれば落ち着いていましたし、レースを2回しか使っていないとは思えないおとなしさを見せてくれました。リズム良くレースができ、直線で外に出してからは長く脚を使ってくれました。最後は脚が上がってしまいましたが、いい内容だったと思いますし、これからさらに成長していってくれると思います」というものだった。

新馬戦は東京芝1600mで2番人気1着

同コースのサウジアラビアRCは3番人気1着

ホープフルSは出走取り消しで、前走が約7ヶ月ぶりのレースだった。

レーン騎手、松山騎手、前走モレイラ騎手で今回は松山騎手に戻る。

堀厩舎がGⅠで日本人騎手を載せるなら松山騎手ですからね。

2頭出しでモレイラ騎手が騎乗するダノンエアズロックの方が有力かとは思うし、そういう意味では前走は両方モレイラ騎手が乗っていて選ばなかった方という事実は大きいですが。

ただ松山騎手も昨年はハーツコンチェルトで3着でしたし、50倍の11番人気でも乗り方一つで……というわけにはいかないでしょうか??

 

15番ジャスティンミラノ……キズナ×マーゴットディド/Exceed And Excel、半兄にピエトラサンタ。ノーザンF生産馬。友道康夫厩舎。収得賞金は1億2450万円。優先出走。

ここは4戦目で、前走は皐月賞で2番人気1着。

騎乗した戸崎騎手のレース後コメントは

「前走も強い内容だったので、今回も馬を信じて騎乗させていただきました。返し馬の出だしで少し興奮しているところはありましたが、あとはどっしりした感じで、精神的にも安定していると思います。いいリズムで行けましたし、3コーナーから4コーナーで戸惑っていたのかなというところはありましたが、またハミをとって伸びていってくれました。初めての課題がいろいろありましたが、すぐクリアしてくれたのは能力の高さだと思います。この馬に関して、藤岡康太騎手が2週前、1週前と調教をしてくれまして、事細かく状態も教えていただきました。最後のこの差は、康太が後押ししてくれたのだなと、康太も喜んでくれているんじゃないかと思っています。康太、ありがとう、お疲れ様でしたと伝えたいです。今日もパワーアップしていましたし、またさらにダービーに向けていい状態になってくると思います。楽しみです。いい騎乗ができたらと思います」というものだった。

イギリスダービーに登録したが、レースは6月2日(1日の深夜)なんだけど、今日のレースが終わったら出国して間に合うの??

あくまでも登録しただけだと思うけど、意味がよくわからないのは私だけ?

ってか登録することに意義があるのだろうか?

とにかく前走はものすごく強かったのですが、強すぎたってことと、戸崎騎手がダービーを勝つ気があまりしないんだよねってことが気になっていたりします。スミマセン。

 

16番メイショウタバル……ゴールドシップ×メイショウツバクロ/フレンチデピュティ、母の半兄にメイショウカンパク。石橋守厩舎。収得賞金は2950万円。

出走取り消し。

前走は皐月賞で4番人気17着。ゲート入りの時から怪しくて自滅と言っていいレースだったので、今回こそって気持ちだったろうと思うと残念ですね。

 

17番ショウナンラプンタ……キズナ×フリアアステカ/Zensational。高野友和厩舎。収得賞金は2000万円。優先出走。

ここは6戦目で、前走は東京芝2400mの青葉賞で7番人気2着。

道中は中団外を走って直線でグイグイ伸びたものの、シュガークンにアタマ差届かずの2着。

騎乗した鮫島克駿騎手のレース後コメントは「あそこまで行ったら勝ちたかったです。課題が何もないわけではなく、左に張ったり、前進気勢が強かったりしていて、自分で制御ができないなか、続けて乗せていただいて、厩舎や牧場サイドと連携して、普段の調教からコンタクトを取って修正してきました。半信半疑でしたが、本当に良い走りをしてくれました。勝ちたかったですが、最低限、ダービーへの権利を、と思っていたので、(権利を取れたことは)良かったです」というもの。

新馬戦は阪神芝2000mで4番人気1着

東京芝1800mの東スポ杯2歳Sに出走して3番人気4着

中山芝2000mのホープフルSは3番人気7着

阪神芝2400mのゆきやなぎ賞は3番人気で勝利。

この時のレース後コメントは「ホープフルステークスの後から、厩舎、スタッフ一丸となって課題の修正に取り組んできました。元々、能力のある馬で、まだ、左に張ったり、道中力んだりと、課題が全くなくなった訳ではありませんが、キチンと走れれば上を目指せる馬だと思います」というものだった。

新馬戦から鮫島克駿騎手の継続騎乗。

道中ブリブリ走ってる様子もあり、力はあるけどまだこれからっぽい馬。

鮫島克駿騎手もここでいきなりダービーを勝利するイメージも、申し訳ないがちょっとなかったりする。

 

18番エコロヴァルツ……ブラックタイド×プティプランセス/キングカメハメハ、半兄にヒロノタイリク、全姉にウォータースペース、いとこにヴェントヴォーチェ。牧浦充徳厩舎。収得賞金は2400万円。

ここは6戦目で、前走は皐月賞で11番人気7着。

課題はとにかく折り合いというように最後方でレースを進め、直線で速い脚を使って追い上げたがというレースだった。

新馬戦は福島芝1800mで2番人気1着

2戦目に札幌芝1800mのコスモス賞で1番人気1着

阪神芝1600mの朝日杯FSで4番人気2着

東京芝1800mの共同通信杯は3番人気で5着だった。

新馬戦はM.デムーロ騎手で2戦目から武豊騎手の継続騎乗だったが、今回は岩田康誠騎手に乗り替わり初騎乗。

落ち着いてレースができれば脚は使えるってことなら、ここはがっちり押さえて直線で弾けさせるのが吉。とはいえ、さすがに大外枠は厳しいか?

回避

サトノエピック……国枝栄厩舎。収得賞金は1650万円。

東京ダービーに出走予定。

 

ということで、横山親子と岩田親子の共演が楽しみなダービーですが、

ジャスティンミラノがあっさり勝っても驚かないけど、でもなんだか勝たないような気がする……でもまぁ馬券圏内は外さないとは思うのだけど。

ってことで、ダービーは好きな馬を買いたい。

 

4番ビザンチンドリーム、8番アーバンシック、9番ダノンエアズロック、13番シンエンペラーのどれかに勝って欲しいと思っていて、可能性としてはモレイラ騎手の9番ダノンエアズロックか、何の不利もなく直線伸びて来れればの8番アーバンシックに期待。

なのでまずは9番ダノンエアズロックから4番ビザンチンドリーム、8番アーバンシック、13番シンエンペラーの馬連

8番アーバンシックからの9番ダノンエアズロック、4番ビザンチンドリーム、13番シンエンペラーの馬連

やっぱりルメール騎手は外せないかもってことなので、それぞれに+2番レガレイア、3番ジューンテイク、5番ダノンデサイル、7番ミスタージーティーの馬連とワイド。

13番ジャスティンミラノ の2着付で、4番ビザンチンドリーム、8番アーバンシック、9番ダノンエアズロック、13番シンエンペラー。

1列目に13番ジャスティンミラノ

2・3列目に4番ビザンチンドリーム、8番アーバンシック、9番ダノンエアズロック、13番シンエンペラー

3列目に2番レガレイア、3番ジューンテイク、5番ダノンデサイル、7番ミスタージーティーの3連複で。

皐月賞に続いて4番ビザンチンドリームの単・複

どうしても気になる14番ゴンバデカーブースの単・複もちょこっと買ってみたい。松山騎手はそのうちダービージョッキーになってもいいと思うしね(って今日じゃないのか)。

 

皐月賞をレコード勝ちしたジャスティンミラノが強さを発揮して2冠馬となるのか?

ホープフルSの勝ち馬でルメール騎手に手綱が戻ったレガレイアが今度は勝つのか?

川田騎手がシックスペンスで国枝厩舎にダービー勝利をプレゼントするのか?

モレイラ騎手がダノンエアズロックでプリンシパルS勝ち馬を初めてダービーで勝利させるのか? でもって堀厩舎は昨年に続いてダービーを勝利するのか?

はたまた武豊騎手がシュガークンでまたまたダービーを勝ってしまうのか?

普通に考えればダービーは特に騎手が大事だし、そんなこんなで決着しそう……それでもそんな風にはいかないようなメンバーではないのかと思うのですが、どうでしょうか?

 

※レース後コメントは全てラジオNIKKEIからの引用です。