3月10日、東京芸術工科大学(山形市)にて~2020年に向けた、住宅の温熱環境とは~という設計事務所向けのセミナーにYKKさん・渕澤君と三人で参加してきました。
(※有名なラーメン屋さん龍上海に、早く着き過ぎてしまい開店して間もなく入店する事に…)
今回の講師は、ピンピンコロリで有名な近畿大学岩前教授と東北芸術工科大学竹内教授の2講演でした。今回のテーマは「健康」です!
(※山形市は、辛みそラーメンが好まれているそうです。大変美味しく頂きました!)
東北芸術工科大学の校舎です。僕には理解できませんが、きっと理由があってピラミット型なのでしょう。鉄筋コンクリート造で、どこかでこんな旅館見た気がします…。
参加者は約100名、大学の講義室で生徒として話を聞く感じでした。
これまでは、耐震構造についてのみ進化してきた日本が2020年に初めて住宅の温熱環境について義務付けます。つまり、地震大国日本は一番やらなければならない「耐震基準の義務化」については目標に達することができたという事です。これから、新しい基準である「温熱環境」=「健康」の義務化レベルを上げて行こうと言う事になります。
日本は何もやってなかった訳ではありません。地震大国であるがゆえ、人命を守る為にはまず耐震・耐火・免震などの法整備やら改修といった防災を旨とする事が先だったのです。しかし、その間にヨーロッパをはじめ他国では温熱環境(気密・断熱)に対しての考え方が進化する結果となり、30年前は同等だった住宅の断熱・気密(温熱環境)基準も大きく差が広がってしまったのです…。現在は、温熱環境+エコに対しての先進国であるヨーロッパに習う形ですが、近い将来日本独自の進化を遂げて「健康住宅」に関して世界一と言われるようになりたいですね。