あ~あ、今年も花粉の季節到来で頭がぼぅっとする。2月中旬から薬を飲み始め、眼鼻周りの不快感はだいぶ改善されたが、体のだるい感じはまだ残っている。私がここ数年飲んでいる抗アレルギー薬は処方薬ビラノア。色々試した結果、今はこれに落ち着いている。花粉が終わるまであと2カ月、がんばれ〜私。

 

「ルイスミゲル― 本当の父親は誰?」はずっと書きたかったテーマで、情報収集に随分と時間がかかってしまった。ルイスミゲルに関しては、昔からルイシトレイの子ではないのでは?という噂があった。顔つきは確かに似ていない(と私は思う)。だととしたら、ルイスミゲルの音楽の才能は?声は?誰から受け継がれたものなのか?

 

前編ではルイスミゲルの兄弟について、後編では彼の父親であると名乗り出た男性の存在についてご紹介したい。

 

このポロシャツの人は誰?ルイスミゲルに似ている?

 

これはルイスミゲル一家の写真である。次男アレハンドロ(向かって右)は幼少時代から今も変わらず、父ルイシトレイ(中央)のコピーそのものだ。一方のルイスミゲルは母親似で、父親の面影はあまり感じられない。

 

 

次男アレハンドロの2023年の姿。ルイシトレイのDNAが強く出ている(特に鼻)。アレハンドロには前妻との間に息子がひとりいる。ルイスミゲルの2023年ツアーではガールフレンドと一緒にいるところがキャッチされている。ふたりの仲は公認で、かなりアツアツの模様。アレハンドロとルイスミゲルの関係は良好。

 

アレハンドロ

 

三男のセルヒオはどんな人か。こちらがセルヒオの子供の頃の写真。アレハンドロよりもルイスミゲル似である。

 

ルイスミゲルとセルヒオ

 

このセルヒオだが、2023年9月にメキシコのグアダラハラ空港で捉えられた写真がある。この時39歳。マスコミを毛嫌いしているので、執拗なインタビューを軽くかわし立ち去った。セルヒオについてもルイスミゲル同様、ルイシトレイの子ではないという説がある。夫婦関係が険悪だった頃に生まれた子なので、その可能性は否定できないが、セルヒオが一般人であるということから、具体的に誰かという議論はされたことがない。

 

セルヒオ

 

ルイスミゲルに戻るが、今度は声質を比べてみよう。これは父ルイシトレイの少年時代の歌声を収めた動画(約2分)である。ギターも歌声も素晴らしいが、声質はルイスミゲルとは少し違う気がする。

 

Tus ojos negros – Luisito Rey (Alegrias)

 

では、ふたりの声質を比べてみよう。「Soy Como Quiero Ser(私は私でありたい)」という曲で、まずは父から。

 

Luisito Rey - Soy Como Quiero Ser.

 

これをルイスミゲルが歌うとこうなる。父ルイシトレイの真似ではなく、自分の歌として見事に完成している。これは(ルイシトレイの)血筋なのか、それとも血筋ではなく、ルイスミゲルの天性の才能を発掘し開花させたルイシトレイのスパルタ教育の成果なのか。

 

Soy Como Quiero Ser(私は私でありたい)1987年

 

Soy como quiero ser 私は私でありたい

Sin mandatos ni fronteras 義務も境界線もない

Soy como quiero ser 私でありたい

La que quiera, que me quiera 私を愛したければ、愛せばいい

La que no, que no me quiera 愛したくなければ、愛さなければいい

 

Soy como quiero ser 私は私でありたい

A nadie impongo mis ideas 自分の考えを誰にも押し付けないし

Y respecto las de cada quien 誰の考えも尊重する

Por muy extrañas que sean それがどんなに奇妙であっても

Por eso soy como quiero ser だから私は私でありたい

Y amo la libertad de vivir como yo quiera そして好きなように生きる自由を愛す

 

Por eso quiero que sepas だから君に知ってほしいんだ

Que no cambiarás mi senda この道は変えられないってことを
Porque yo soy como quiero ser 私はなりたいようになれるのだから

Sin mandatos ni fronteras 義務も境界線もない

Soy como quiero ser 私でありたい

La que quiera, que me quiera 私を愛したければ、愛せばいい

La que no, que no me quiera 愛したくなければ、愛さなければいい

 

No navego en barco de papel, oh 私は紙の船で航海はしない

Puedo cruzar cualquier mar どんな海だって渡れる

Si naufrago alguna vez もし難破しても

No lo debes olvidar 忘れてはならない

Yo se que aprenderé a nadar 泳げるようになるってことを


Porque yo soy como quiero ser, oh-oh だって私がそうなりたいのだから
Sin mandatos ni fronteras 義務も境界線もない

Soy como quiero ser 私でありたい

La que quiera, que me quiera 私を愛したければ、愛せばいい

La que no, que no me quiera 愛したくなければ、愛さなければいい


¡Soy como quiero ser!  私は私でありたい!

 

Translated by chicrebonbon29

 

実は三男のセルヒオにも音楽の才能がある。若い頃はバンドを結成し、レコードを出したこともあった。兄があまりに有名なため歌手としての成功は難しいと感じ、芸能の道を捨てて色々な職を渡り歩いた。現在は定職に就き、スペインで生活している。既婚(相手は不明)で、娘がひとりいると聞いている。アレハンドロとは交流があるが、長兄ルイスミゲルとはあまり仲がよくないらしい。ここにセルヒオがプライベートの場で歌っている貴重な動画がある。声質がルイスミゲルによく似ているのに驚く!

 

el hermano luis Miguel te vengo a decir

 

もしセルヒオもルイスミゲルもルイシトレイの子でないとしたら(ふたりの父親が同じであることは時期的に不可能なので)、彼らの声は母方の血筋によるものなのか???

 

真相は後編で。。。