スウェーデンには美男美女が多く、街を歩けば5人に1人はイケメン!なほどにイケメン度が高い国である。
そんなイケメンな美男たちは、外面だけではなく、内面もイケており、とっても優しい紳士的な人が多い。女性を下から目線で見ることなく、また妻を家事炊事、子育てだけをする人間と見ることもなく、家のことも子育ても仕事も妻と共にし、人を尊重し自己中心的に意見を言わない。

どうしたらこのような男性に育つのだろうか?

スウェーデンのある調査によると、世界の男の子たちの中でも、スウェーデン男子は暴力で物事を解決しない、優しさを持っているということがわかったらしい。この「優しさ」は、友人同士でのおもちゃの取り合いや遊具の順番待ちなど、衝突時に取る行動を調べたもので、押す、引っ張る、叩く、蹴るといった行為が一番少なかったのがスウェーデンの男の子たちだったそうだ。ちなみに女子はもうちょっと多かったらしい≧(´▽`)≦ (実は、スウェーデン女子、強いんです。いろんな意味で。)

何故にスウェーデン男子はそのような優しさがあるのか、さらに調査団体が検証をしてみたところ、スウェーデンでは暴力や暴言でしつけや教育をすることが犯罪であり、そのような行為を子供にすることが極めて少ないことが、子供達に大きな影響を与えているとのことだった。
ある国では、昔の日本のように親による暴力や暴言での教育やしつけが是正されており、そのような国の男の子たちは他の子供に対する暴力が大変多かったらしい。
スウェーデンの男の子が優しい理由にもう一つ、ほとんどの父親が母親と同様に家庭で子育てをしていることも、重要な役割を果たしている。
父親が子育てをすることで、子供は父性を学び、また父親にも母性があるということを理解するからだとのこと。
そのような親の姿を見て育った子供たちは、将来も親と同様、共働きをしながら妻と共に子育て、家事を協力して行い、父としての役割を果たすことになるのだろう。

調査だけでなく、私の個人的な意見から子供が優しく育っている理由に、子供のすることや言うことを頭ごなしに否定したり、無理にやめさせようとしない点、また同時に意見を押し付けたり、物事を強制的にやらせようとしない点も含めたい。例えば「宿題しなさい!」や「ピアノの練習しなさい!」と言ったこどとはまず言わない。他の子と比較するようなこともしない。

ただ、私の母親と以上のような話をした時に、ふと「じゃあ、背中を押してあげないとならない子は、ずっとボケーっとしたままになっちゃうわね。」と。優しさを育てるあまり、競争感や負けず嫌いの気持ちを育てられず、できる子はできるけど、できない子は置いてけぼりになってしまうのかもしれない。時として、親としての役割は見守るだけではないということに気づかされる。
子供を見守りつつ、手助けしつつが重要である。