霧が強く立ち込めた朝…



玄関を出て

いつもと違う風景がそこに広がっていた…

真っ白。



肌に僅かに微粒の雫が当たるを感じた



昨日までの

私が知っている
私が見ていた
私が捉えていた
見慣れた景色は

見事なまでに消えていた…
白の粒々に覆われて…。




目を凝らしたって
見ようとしたって
何も見えない…

ただ感じるだけ…✴︎

そして、
少しの先も全く見えない…
見ようとしたって見えない

今、ここ目の前が全て…。





そして、
今まであったと、
はっきり認識していた
境界線は…そこになかった…。

空も
海も
その周りの緑も…
全て包まれて一つだった。




佇む我も目の前のそれもただそれ

ただひとつ。

微かに揺れる水面の波と音を感じて
時があることを感じた。